所属国編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 10:23 UTC 版)
「大航海時代Online」の記事における「所属国編」の解説
ストーリーは国ごとに異なるが、ポルトガルとイスパニア、イングランドとネーデルラント、フランスとヴェネツィアは、同じ物語を別の視点から追う形になっている。また、イスパニアのイベントは、イングランドとネーデルラントのイベントにわずかに関わっている。 イベントは多数の章からなり、NPCと会話して情報を集め、指定港へ航海したり戦闘したりして進んでいく。各章の開始は名声が条件になっているが、先に進むほど必要な名声は高く、戦闘相手は強力になるため、初心者が独力で最後までやり通すことはかなり難しい。イベントの進行状況は入港許可以外に影響がないため、イベントによって得られる入港許可を全て入手した後は、最後まで終わらせていない人も少なからず存在するようである。 イングランド・イスパニア・ポルトガルは、イベントのストーリーに沿って新たな入港許可が授与される。イベントを進めなくても名声が上がれば入港許可は得られるが、イベントの方が必要な名声は低い。ネーデルラント・フランス・ヴェネツィアは、入港許可の条件が名声のみのため、舞台となる海域の許可を得ていないとイベントが進まない。なお、『La Frontera』以降に実装された海域は舞台とならない。当初、フランス編とヴェネツィア編は一部の史跡を発見しなければ進められなかったが改められた。 イスパニア編 レコンキスタを経て大国となり、無敵艦隊を擁するイスパニア。海賊立て籠もり事件を通じて黒鯱(くろしゃち)傭兵艦隊隊長バルタザールの面識を得たプレイヤーは、イスパニア政府やアルバ公の思惑に翻弄されながら、彼とバルバリア海賊首領ハイレディンとの因縁や、クリストバル・コロンが発見した西回りインド航路の真相を追っていく。 ポルトガル編 インド胡椒航路の開拓した大航海時代の先駆者ポルトガル。航海者として第一歩を踏み出したばかりのプレイヤーは、ひょんなことからサルミエント商会代表ディエゴの息子アルヴェロと知り合う。彼と共に、胡椒に絡んでディエゴに見え隠れする陰や、父とバルタザールの過去をたどりながら、世界一の航海者を目指して歩み始める。 イングランド編 経済不振が続き、女王の改革も成果が見えない北の小国イングランド。駆け出しの航海者であるプレイヤーは、ある事件がきっかけで元海賊の貴族ミドルトン家の知遇を得る。ネーデルラントの「海の旅団」や海軍を巡る事件で暗躍するキリングリュー伯爵との争いに関わりながら、プレイヤーは航海者として成長していく。 ネーデルラント編 イスパニアのアルバ公の圧政に苦しみ、独立の気運高まる新興国ネーデルラント。偶然運び屋フレデリクと知り合ったプレイヤーは、独立運動の方針で対立する主戦派のホールンと穏健派のエグモントのわだかまりを解くために彼と共に奔走する。やがて義勇海軍「海の旅団」が結成されるとイスパニアは態度をさらに硬化させ、故国の危機が迫る中、プレイヤーは独立運動に身を投じていく。 フランス編 イタリアに半世紀遅れてルネサンスが到来し、財宝や美術品の収集に熱狂する貴族たちの後押しで、遅まきながら航海事業に乗り出したフランス。新米航海者のプレイヤーは、財宝探検家として売り出し中のジュリアンと知り合う。彼と共に一枚の絵画の行方を追ううちに、ジュリアンのヴェネツィア名門貴族オルセオロ家への復讐と、オーギュスタンの陰謀に巻き込まれていく。 ヴェネツィア編 東地中海交易の要である胡椒が、インド航路の発見とオスマントルコの圧力で脅かされ、繁栄に陰りが見え始めたヴェネツィア。海に乗り出したばかりのプレイヤーは、元首補佐官アルヴィーゼの妹ヴィットーリアと知り合い、彼女が主催するオルセロオ家のサロンに招かれる。オスマントルコとの争いとフランスからやって来たジュリアンの復讐に政府内の権力闘争が絡み、混沌とする斜陽の国の進む道を、彼女と共に探していく。
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