心霊探偵部
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辻 翔平(つじ しょうへい) 高校1年生。幼少の頃に目の前で姉を悪霊に惨殺され、復讐のため心霊探偵部に入部した。 霊を肉眼で見ることができるが、極度の怖がり。しかし極限まで追い詰められた際に発揮する爆発力はかなりのもので、それで幾度か窮地を脱した。姉と母親が死亡し、父親も失踪したことで一家離散しており、現在は祖父母に引き取られて暮らしている。薄茶色の変わった髪の色をしているが、これは幼少時に姉の無残な死に様を目の当たりにしたショックでなったもの。 黒首島での一連の事件に関わる中、己の家族を襲った不幸が、実は島の祟り神である悪霊と鉄一族に連なる因縁によるものであったという事実を知り、また自身が鉄一族の血を引いていることも判明する。 心霊探偵部での修行や黒首島の戦いの中で精神的にたくましくなり、鉄一族であることが判明した後、萌の勧めでうつぼ神の神域に潜って「力」を得る。最終決戦に勝利した後は元に戻った。能力 詳細は不明だが、鉄家の犠牲となった無数の霊を体内に取り込み、ひとつひとつは小さいその想いを凝縮させることで身体能力を爆発的に向上させる能力である模様。そのため、個人的な怒りや憎悪だけで戦おうとすると力を発揮できないが、島での激戦の中、花岡が斃れたことをきっかけに力を自在に振るえるようになり、異能を持つ鉄一族を相手に互角以上に渡り合った。 花岡 弥依(はなおか やより) / 隊長 高校2年生。心霊探偵部の部長。リーダーを自称しており、部員には「隊長」と呼ばせている。ジャージと鉄下駄を愛用する。 金に汚く自分勝手で暴力的だが、信念は通す姉御肌の性格であり、意外と面倒見もよく、仲間想い。また、悪霊に媚びへつらう人間や、それにされるがままになっている人間を軽蔑し、嫌悪している。激戦の中で斃れ、仮死状態となったが、霊体のまま翔平に加勢しミダレガミと戦い、その後蘇生した。能力 霊体に手で触れることができる特異体質の持ち主であり、「霊に対して容赦ない暴力を振るうことで恐怖を刻み込み、無理矢理現世から退散=成仏させる」という型破りかつ奇想天外な除霊法を得意とする。その凄まじい力が発揮される対象は霊体だけに留まらず、人間が相手でも高い戦闘能力を見せ、単純な腕力そのものも他を圧倒する。 また、棍棒で殴られても平然としているほどの耐久力や、至近距離から発射された飛び道具を難なく回避できる反射神経に加え、神経毒を塗った矢で射られても短時間で回復するほどの生命力も有する。さらに、激しい拷問にも声一つ上げずに耐え切る精神の強さも武器である。なぜ一般人でありながらこれほど強いかは不明。 越島 カエデ(こしじま カエデ) / カエ 高校2年生。心霊探偵部の情報収集担当。学校ではセーラー服の上に白衣を羽織っている。隊長とは長い付き合いらしく、彼女の傍若無人をたしなめることの出来る唯一の人物。 優しい性格でやや呑気だが、いじめっ子に鉄拳制裁を加え、仲間がピンチの際には敵に殴りかかるような正義感と行動力を持ち合わせている。特殊能力はないが、護身用として格闘術を身に着けており、辻や隊長には劣るが、雑魚相手なら倒せる実力を持つ。 2号(にごう) 霊感犬として心霊探偵部で飼育されている犬。初代は殉職した。食事と散歩以外に興味を示さない平和な性格で、霊に対しては辻なみに怖がり。初代のようになりたいと願っている。 戦闘能力が皆無なせいもあり、鉄との戦いが本格的になるのに比例して出番がほとんど無くなる。能力 念写能力があり、ミダレガミを撮影してみせた。 初代(しょだい) 心霊探偵部の霊感犬で2号の前代。額に×字型の傷がある。既に殉職しているため本編では2号の回想で登場したのみである。殉職原因は不明。 2号と違い勇敢だったようで、2号に飯を分け与え、「オレについてこい!」と自ら前を行くなど、2号にとっての兄貴的存在だったようだ。2号の回想の中では犬なのになぜかタバコを吸っている。
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