対句とは? わかりやすく解説

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つい‐く【対句】

読み方:ついく

修辞法の一。語格表現形式同一または類似している二つの句を相対して並べ対照強調効果与え表現詩歌漢詩文などに用いられる。「月に叢雲(むらくも)、花に風」など。


対句

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/10 08:18 UTC 版)

対句(ついく)とは、中国文学修辞的技巧のひとつで、2つの句の対応する文字どうしが同一の品詞に属するように文を作ることをいう。韻文散文の両方に用いられる。対句を主要部とした文章を駢文と呼ぶ[1]近体詩では特に対句を重んじ、律詩では原則として頷聯(3句めと4句め)・頸聯(5句めと6句め)が対句になっている必要がある。




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対句

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 14:00 UTC 版)

近体詩」の記事における「対句」の解説

律詩又は排律では最初最後の2聯(それぞれ首聯、尾聯という)を除き、対句を用いなければならない。 各聯においては、反法により、出句、落句の各字がほぼ平仄反転の対になっているが、加えて文法上も、意味上も、それぞれ対応する関係になっていることを対句という。 王之渙五言絶句登鸛鵲楼」を例に挙げる白日依山尽 白日は山に依って尽き 黄河入海黄河は海に入って流れる 欲窮千里千里の目を窮めんと欲し 更上一層楼 一層のを更に上る文法上の対応関係分りやすくするため、変則的な書き下し方にした。 この詩は、第1句(起句という)と第2句(承句という)、第3句(転句)と第4句(結句という)が、それぞれ対句になっている。 特に、起句承句において、「xxxxxxしてxxする」という全く同形文法構造容易に見て取れる。また白と黄、日と河、山と海という意味上の対応も対句の要件一つである。 なお、書き下し文においては、「窮めんと欲す」と「更に上る」が必ずしも文法対応してないようにも見えるが、「欲」、「更」の2字は、それぞれ「窮」、「上」という動詞を補う働き持つ助字であって中国語古典文法上、対句として認識される

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「対句」を含む「近体詩」の記事については、「近体詩」の概要を参照ください。


対句

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 14:23 UTC 版)

修辞技法」の記事における「対句」の解説

詳細は「対句」を参照 漢詩ことわざ使われる場合は「対句」という言葉あてられる2つ上の語呂の合う句を対照的に用いる。もともとは漢文駢儷文におけるテクニック一つで、日本語では漢字漢文伝来とともに使われるようになり、現在においても、日本語表現方法として無意識に使用されている。例として、 しかあれども、よにつたはることは、ひさかたのあめにしてはしたてるひめはじまり、あらがねのつちにしては、すさのをのみことよりぞおこりける。(古今和歌集) 「祇園精舎の鐘の声諸行無常響きあり。沙羅双樹花の色盛者必衰の理をあらはす。」(平家物語) などがある。 四字熟語での例は枚挙に暇がない二つ二字熟語を対にする例が多い。 温故知新 支離滅裂 南船北馬 千変万化 四分五裂弾雨 和魂洋才 扶清滅洋

※この「対句」の解説は、「修辞技法」の解説の一部です。
「対句」を含む「修辞技法」の記事については、「修辞技法」の概要を参照ください。

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