太四老
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 03:44 UTC 版)
「SAMURAI DEEPER KYO」の記事における「太四老」の解説
壬生の政治を任されている壬生の貴族の中から選び出されたの4人のサムライたち。4人全員が果てしなく強く、それぞれの下に近衛隊士がいる。現在は吹雪、ひしぎ、遊庵、時人の4人からなる。 吹雪(ふぶき) 声 - 飛田展男 外見上の年齢35歳、11月1日生まれ、身長180cm、体重70kg、血液型AB型 太四老の長、至高の反魂術士(ネクロマンサー)。厳格・冷酷な性格で、自らの計画を進めるためならば手段を選ばない。辰伶の師であり、水派の禁忌技である緋龍を簡単に発動するなど彼以上の水の技を操る。ひしぎ、村正とは親友であったが、村正とは考え方の違いで決別した。時人の本当の父親。 辰伶・ほたる戦では二人を無傷で倒すほどの圧倒的な強さを見せ付けるが、真の“紅き眼”が発現した狂の青龍によって敗れる。その後、自分達の悪行を命で清算するため自ら辰伶の刀に突き刺さり、辰伶たちに未来への希望と娘の時人を託す。直後、先代の光の刃から時人をかばい、絶命。しかし死してなお、その思いは先代に人形にされたほたるたちを覚醒させた。武器は寿里庵作の刀と脇差。代表的な技は「水破七封龍・砕きの舞い」、「水龍万丈壁」、「緋龍縛」、「水魔緋龍激」など。 ひしぎ 声 - 中原茂 外見上の年齢30歳、9月10日生まれ、身長180cm、体重72kg、血液型B型 太四老最強とまで言われる凄腕の処刑人で、壬生の研究機関を束ねる天才学者でもある。希少種であるサスケを作ったのも彼である。普段は口数少ない物静かな性格だが、実は冷たく激しい感情を内に秘めている。愛刀「白夜(はくや)」から放たれる光の刃に加え、身体の左半分にびっしりとついた悪魔の眼(メドゥサ・アイ)で相手を灰にすることもできる(しかし、悪魔の眼は死の病にかかった身体の生命維持装置でもあるため、諸刃の剣でもある)。村正、吹雪とは親友。特に吹雪には一生ついていくと心に決めている。 自分や今の壬生一族を「欠陥品」と呼んで絶望し、そして自分たち「今の」壬生一族を造りだした真の壬生一族を憎悪している。灯に自らの記憶と死の病の治療法の研究を託した後、狂を道連れに自爆しようとするが失敗。そして吹雪に己の心の臓を託し、その生を壮絶に終える。しかし死してなお、人形にされたほたるたちを覚醒させた。「No.13(ナンバーサーティーン)」と呼び突き放して接していた灯に対しては、心のうちでは確かな情を抱いていたようである(「名前で呼ぶと情が移ってしまう」などの言動によってわかる)。武器は寿里庵作の大剣「白夜」と脇差。代表的な技は「白夜調(闇無き夜の調べ)」。 時人(ときと) 声 - かかずゆみ 外見上の年齢14歳、6月3日生まれ、身長160cm、体重44kg、血液型A型 村正の妹・姫時(ひとき)と吹雪の娘(終盤まで性別について明確な描写はされなかった)。だが、記憶操作をされた上、反逆者村正の子供として扱われ、冷たい仕打ちを受けたり自分では望んでいない期待をされたりしていた。そのため村正を忌み嫌い、また村正が期待をよせた狂一行を抹殺することを、人一倍意識している。残忍な性格で他人を見下すことも多いが、まだまだ幼い面も多く、よく逆上する。 圧倒的なスピードに加えて梵天丸以上の怪力を持ち、村正の血を引いているため、妖刀村正「北斗七星」の力を最大限に引き出すことができる。また、タロット占いで人間の未来を占う。武器はタロットカードと妖刀村正のひとつ「北斗七星」。代表的な技は「北斗七連宿」、「蒼天銀星雲」。 遊庵(ゆあん) 声 - 置鮎龍太郎 外見上の年齢28歳、5月5日生まれ、身長177cm、体重78kg、血液型O型 ほたるの師で、屈託がない熱血な性格だが、本気を出したときの実力は、くせ者揃いの兄弟からも畏怖されている。舌を出すのが癖。眼が見えないが、アキラ以上の心眼の使い手。その心眼は遠くの者を追ったりもできるほか、相手の心の中に進入して相手の魂を喰らい尽くす能力「幻視蒼」も持ち、舌に「魂」の刻印がある。体術も得意だが、真骨頂は体術を組み込んだ独特の剣術。また、ほたるの師であるため黒き炎(デモンズ・ブレス)も使いこなす。 太四老だった母が処刑された理由を追っている。先祖返りにより、感情が高ぶると紅い眼になる。太四老であるがほたる戦後は狂側につき、ひしぎとの壮絶な死合いを繰り広げる。代表的な技は「色空法蓮華」。 村正(むらまさ) 声 - 井上和彦 外見上の年齢33歳、10月20日生まれ、身長171cm、体重59kg、血液型A型 太四老の長であったが、壬生一族の危機を悟り、吹雪達と袂を分かち合い、狂とともに壬生を抜け出す(この時すでに「死の病」に侵されていた)。狂の師であり、親のような存在でもある。聡明で優しさ溢れる性格。他人の心を読む、「サトリ」という能力を持っている。また、妖刀村正を作る刀匠でもある。狂に真の無明神風流と未来への希望を託し、その生を終えた。しかし死してなお、人形にされたほたるたちを覚醒させた。 四方堂(しほうどう) 太四老の初代の長であった女性。若い女性のような外見であり、やや下品な言動をよく取る。語尾に「ん」を付ける訛りがある。寿里庵とは親友同士。「草薙剣」という、雲のような見た目の物質を出現させる剣を用いる。また遊庵同様、感情が高ぶると紅い眼になる(先祖返りかどうかは不明)。 かつて壬生からの出奔を計画した村正を処刑しようとしたが、止めに入った狂の存在に興味を抱きこれを見逃したものの、先代・紅の王による制裁を受けると共に、太四老の座を解任された。現在は自ら地下迷路の監視を引き受けているが、その理由は壬生に殺されたものたちの墓を作るためというものだった。一人の女性として先代・紅の王を慕っており、昔の優しかった王に戻ってもらうため動き始める。
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