国防軍情報部とは? わかりやすく解説

アプヴェーア

(国防軍情報部 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/12 08:46 UTC 版)

アプヴェーアドイツ語: Abwehr、「防衛」「防諜の意)は、ドイツ軍において戦間期1921年から第二次世界大戦後期の1944年5月まで存在した情報機関諜報機関)である。最盛期には1万6000人以上の要員を擁した。日本語ではアプヴェァ[1]アプヴェールともカナ表記される。1938年2月4日以降は、Amt Ausland/Abwehr im Oberkommando der Wehrmacht(国防軍情報部海外電信調査課・外国課)となった。歴代部長の中で、ヴィルヘルム・カナリス海軍大将は、国民社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)に面従腹背の姿勢を取っていたことで特に有名(詳細は後述)。


  1. ^ 広田厚司『WWIIドイツの特殊作戦 恐るべき無法と無謀の集大成』(光人社NF文庫、2011年)p.13-14
  2. ^ 広田、前掲書、p.21-22
  3. ^ 広田、前掲書、p.14
  4. ^ 広田、前掲書、p.28-29
  5. ^ 広田、前掲書、p.16-19
  6. ^ 広田、前掲書、p.19
  7. ^ 技術知識担当のGruppe I-TもI係に付属した。
  8. ^ 広田、前掲書、p.24-28


「アプヴェーア」の続きの解説一覧

国防軍情報部

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ヘルムート・イェームス・フォン・モルトケ」の記事における「国防軍情報部」の解説

第二次世界大戦勃発すると、モルトケはカイザー・ヴィルヘルム外国公法国際法研究所勤務し1939年9月6日からはヴィルヘルム・カナリス率いドイツ国防軍防諜部勤務したモルトケ任務は、在外公館駐在武官外国新聞から得られる軍事政治的情報集め国防軍各部署報じることであったまた、モルトケ外務省国防軍最高司令部との連絡官を務め戦時国際法問題担当した。 国防軍情報部での勤務中、モルトケは反ヒトラー派のカナリスハンス・オスター援護得ていた。彼は占領下ヨーロッパ各地視察した際にドイツ軍による現地住民への虐待行為批判しジュネーヴ条約遵守するように訴えたまた、独ソ戦の際にはロシア人捕虜に対してジュネーヴ条約ハーグ陸戦条約適用するべきと訴えた報告書提出したが、ソ連条約否認していることを理由却下された。モルトケ訴え対しヴィルヘルム・カイテルは「過ぎ去った時代騎士道精神遺物」と嘲笑したこの他に、各地虐殺されユダヤ人保護のために、彼らの「国外追放」を提案している。 1943年イスタンブール二度訪れている。表向き理由トルコ拿捕されたドイツ商船解放交渉だったが、実際に反ナチ運動のためにOSSドイツ人難民現地の国防軍情報部員、駐トルコ大使フランツ・フォン・パーペン接触していた。彼らの作成した文書フランクリン・ルーズベルト届けられたが、ヘンリー・モーゲンソウルーズベルト側近たちが文書信頼性疑問呈したため受け入れられなかった。

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