同一列車として扱う場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:36 UTC 版)
「対面乗り換え」の記事における「同一列車として扱う場合」の解説
対面乗り換えを生かし軌間や電化方式の違いにより直通運転ができない場合でも、乗り継ぎを容易にし2本の列車をあたかも1本の列車であるかのように扱った事例がある。 この例が九州新幹線・鹿児島本線の新八代駅であった。2004年の九州新幹線部分開業から2011年の博多延伸までは、新幹線ホームの対面に鹿児島本線の特急「リレーつばめ」を停車させ、新幹線「つばめ」と対面乗り換えで乗り継げるようになっており、JR九州では、方向幕や駅案内の工夫だけでなく、両列車を乗り継ぐ場合指定席の位置をできるだけ同じにする・特急券を一枚にするなど(一部例外あり。詳細は九州新幹線の乗り継ぎ料金制度を参照)、ソフト面でも乗り継ぎやすくしていた。これらの措置によりJR九州・鉄道建設・運輸施設整備支援機構 (JRTT)・鉄道情報システムの3者は、国土交通省の第3回日本鉄道賞(「便利で魅力ある鉄道をめざして」部門)を、またJR九州とJRTTは平成16年度バリアフリー化推進功労者表彰(内閣官房長官表彰)を受けている。 JR九州では前述の成功を受け、日豊本線大分駅で系統が分断されている「ソニック」(博多 - 大分)と「にちりん」(別府・大分 - 宮崎市内)の間でも同様の措置を行い、発着駅とホームを調整することにより別府駅または大分駅にて、指定席でも通し料金による対面乗り換えを可能とした。これにより東九州地区内の円滑な移動が実現した。 また、2022年に部分開業する西九州新幹線でも暫定の起点駅である武雄温泉駅で佐世保線の特急列車と対面接続を行う予定になっている。
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