制御装置の更新
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「営団6000系電車」の記事における「制御装置の更新」の解説
制御装置は半導体の劣化を考慮して1990年(平成2年)から第10編成を最初にGTO使用のチョッパ制御に更新した。コスト低減のため、主電動機は再利用し、断流器や転換器などは補修工事後、再利用しており、チョッパ装置およびゲート制御装置に限定して機器の更新が実施された。この更新は1993年(平成5年)4月に竣工する第15編成をもって全9編成の施工が終了した。なお、このチョッパ装置は最終増備車である第35編成にも搭載された。 1995年(平成7年)からは省エネルギー化、メンテナンスフリー化の観点から第09編成を最初にIGBT-VVVFインバータ制御(3レベル、1C2M4群制御)化を施行し、主電動機は160kW出力品に交換されている。これは更新コストを抑えるため、既存機器はそのままに、またゲート制御装置は4箱に分割した分散形とされている。このVVVF制御化更新は約10年で投資コストが回収できるとされている。このVVVF制御更新は1999年(平成11年)1月に竣工した第01編成(2次試作車、B修+VVVF化同時施工)をもって完了した。 これに合わせて運転台へのユニバーサル表示器の設置が実施されている。これは車両故障時における乗務員支援システムとして搭載したもので、故障情報を運転台にモニタリングするものである。VVVF制御化更新された車両は2020年代まで使用される予定だったが、2015年(平成27年)11月に第09編成がこのグループの中で最初に廃車された。 更新後の三菱製GTO-チョッパ装置(THB-2L-23形) 更新後の日立製GTO-チョッパ装置(CH-MR-146形) 更新後の三菱製VVVFインバータ装置(MAP-178-15V53形) 更新後の日立製VVVFインバータ装置(VFI-HR4820C形)
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制御装置の更新
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「北神急行電鉄7000系電車」の記事における「制御装置の更新」の解説
2015年度より機器更新工事が行われ、VVVF制御装置がGTO素子からフルSiC-MOSFET素子に交換されている。主電動機の出力に変更はないが、開放型から全密閉型に換装となり、補助電源装置(SIV)は140kVAのGTOから150kVAのIGBTに変更された。更新車は形式を変更し7000-A系となったが、車両番号の変更はない。2016年1月31日に第1編成の7051Fの6両が竣工した。 以降も継続して工事が行われ、2016年12月16日に7053Fが、2017年12月13日には7052Fがそれぞれ竣工している。7052Fでは行先表示器がフルカラーLED化され、上段に行先、下段に英語・中国語・韓国語および行先の駅ナンバリング表示も可能となった。2018年9月21日には7054Fが、同年12月14日には7055Fが改造竣工し、全編成の更新が完了した。
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制御装置の更新
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「京急2100形電車」の記事における「制御装置の更新」の解説
本形式と新1000形アルミ車両(1 - 5次車)で採用したドイツ・シーメンス社製の電機品は、日本製の機器とは仕様が異なる点があり、特に保守面において不利な点があるなど問題があった。このため、導入から約10年を経て機器の更新時期を迎えた車両より順次、日本製の機器への置き換えが開始された。この機器更新は2015年3月の2133編成をもって全編成への施工が完了した。 新しい制御装置は東洋電機製造製のIGBT素子を使用した2レベルVVVFインバータ制御装置(PGセンサレスベクトル制御・1C4M制御方式)を採用した。制御装置は従来の周辺機器一体形から制御装置本体やフィルタリアクトル等などが個別設置されたものとなっている。主電動機についても東洋電機製造製の1時間定格190 kWのかご形三相誘導電動機に交換された。主電動機取り付け寸法は交換前の主電動機と同一で、駆動装置や台車の変更はない。 制御装置形式:東洋電機製造製RG6008-A-M形 1C4M制御 主電動機形式:東洋電機製造製TDK6163-A形かご形三相誘導電動機 1時間定格190 kW 機器更新後のVVVFインバータ装置(右)と高速度遮断器(HB・左)。両者とも東洋電機製造製。 インバータ装置の海側(素子冷却フィン) インバータ装置の山側(ゲート制御部) この更新工事は京急ファインテック久里浜事業所において定期検査の前に入場させ、約2週間の工期で機器更新を行い、その後定期検査を施工して出場させている。この際車内掲示の製造ステッカーは「Powered by SIEMENS」表記のないものに変更されている。 施工順序は以下のとおり。 2008年度:2165編成(2008年12月13日付) 2009年度:2101編成(2009年9月)・2109編成(2009年12月) 2010年度:2125編成(2010年6月)・2117編成(2010年9月) 2011年度:2149編成(2011年8月) 2012年度:2157編成(2012年3月)・2173編成(2012年8月) 2013年度:2141編成(2014年1月) 2014年度:2133編成(2015年3月、後述の更新工事も同時施工)
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