初代 EC5/8型(1991年-1998年)
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「ユーノス・プレッソ」の記事における「初代 EC5/8型(1991年-1998年)」の解説
1991年3月 - ジュネーブで「MX-3」としてデビュー。当時ヨーロッパでも話題の車で、ロンドンの街角には大きな看板も設置されていた。 6月 - ユーノス・チャンネルから日本発売。当初はK8-ZE型1.8L V624バルブエンジンのみのラインナップであった。コンパクトなボディにV6エンジン、先進的なデザインは話題を呼んだ。発表当時は世界最小のV6エンジンという触れ込みであったが、その後三菱自動車のランサー6とミラージュ6がそれぞれ1.6LのV6エンジンを搭載したためまもなくその座を奪われた。リアウインドウは3次曲面、サイドには1枚しかウィンドウがない。AZ-3との外観上の違いは各部のエンブレム程度である。話題性のあったV6エンジンだが、従来の直4エンジンと出力もトルクも大きな差はなく、重量増加による前後重量バランスの悪化、部品点数の増加と機構の複雑化による故障の多さ、そして燃費の悪さと、デメリットだらけであった。そのためむしろスタンダードな1.5L直4エンジンを搭載した兄弟車のAZ-3の方が走りの評価は高かった。 発表当時のグレード構成はHi-X、Fi-X、Fi-X SVの3種類。Fi-Xにはエアコン、サンルーフなどが標準装備され、Fi-X SVはDSP+7スピーカ+6連装CDオートチェンジャの高級オーディオやビスカスLSDが奢られた最上級グレードだった。 1993年9月 - AZ-3に設定されていた、1.5L 直4エンジンがユーノス・プレッソにも追加された。同時にV6エンジン車もハイオク指定となり最高出力が5ps引き上げられて145psとなった。 1996年4月 - 運転席SRSエアバッグを標準装備。ユーノスチャンネル廃止に伴い、名称は「ユーノス・プレッソ」のままマツダアンフィニ店での販売となった。 1998年3月 - AZ-3とともに生産終了。以後は流通在庫のみの販売となる。 6月 - 流通在庫の完売により、名実共に販売終了。後継はなく、既存の小型オープンカーである2代目ロードスターが事実上の代替車種となった。 生産台数:22万64台(AZ-3を含む。)
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