分布関数とは? わかりやすく解説

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ぶんぷ‐かんすう〔‐クワンスウ〕【分布関数】

読み方:ぶんぷかんすう

統計学確率論において、ある変数対す度数数量を表す関数正規分布二項分布などのグラフ曲線表したとき、その曲線定義づける関数を指す。また、このグラフ曲線分布曲線という。


分布関数


 2 個のサイコロ1000振って毎回出た目の和を記録するという実験行った結果を,表 1 の左半分に示す。
 理論的に考察すると,目の和が最小であるのは,両方サイコロが共に 1 の目が出たときであり,これは 1 / 36確率であることが分かる。目の和が 3 になるのは, ( 1, 2 ) という出方と ( 2, 1 ) という出方の 2 通りであり 2 / 36 となる。これをまとめると表 1 の右半分になる。
表 1.2 個のサイコロを振る実験
出た目の和の分布理論的な分布
xi 度数 相対度数 累積相対度数 確率f(xi) 分布関数F(xi)
2 23 0.023 0.023 1/36=0.028 1/36=0.028
3 48 0.048 0.071 2/36=0.056 3/36=0.083
4 90 0.090 0.161 3/36=0.083 6/36=0.167
5 101 0.101 0.262 4/36=0.111 10/36=0.278
6 158 0.158 0.420 5/36=0.139 15/36=0.417
7 160 0.160 0.580 6/36=0.167 21/36=0.583
8 135 0.135 0.715 5/36=0.139 26/36=0.722
9 122 0.122 0.837 4/36=0.111 30/36=0.833
10 87 0.087 0.924 3/36=0.083 33/36=0.917
11 50 0.050 0.974 2/36=0.056 35/36=0.972
12 26 0.026 1.000 1/36=0.028 36/36=1.000
合計 1000 1.000 1.000

 表 1 において,“相対度数”と“確率”の列,“累積相対度数”と“分布関数”の列の数値がかなり似ていることがわかる。
 累積相対度数経験的分布関数 であり,その極限的なものが 理論的分布関数 F ( xi ) である(略して 分布関数 あるいは 確率分布 と呼ぶ。)。
分布関数
1.相対度数確率

分布関数
図 2.累積相対度数と分布関数


分布関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/31 07:45 UTC 版)

分布関数(ぶんぷかんすう、: distribution function)とは、




「分布関数」の続きの解説一覧

分布関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/26 13:03 UTC 版)

松原振動数」の記事における「分布関数」の解説

τ = 0でのグリーン関数G(τ)の不連続性のため、分布関数の評価難しくなる次の和を評価するためにボソンフェルミオンどちらの重み関数選択するともできるが、結果異なる。 G ( 0 ) = ∑ i ω ( i ω − ξ ) − 1 {\displaystyle G(0)=\sum _{i\omega }(i\omega -\xi )^{-1}} これは、G(τ)をτ = 0からわずかに遠ざけたとき、収束コントロールするため、 G ( τ = 0 + ) {\displaystyle G(\tau =0^{+})} での重み関数として h η ( 1 ) ( z ) {\displaystyle h_{\eta }^{(1)}(z)} をとらなければならず、 G ( τ = 0 − ) {\displaystyle G(\tau =0^{-})} では h η ( 2 ) ( z ) {\displaystyle h_{\eta }^{(2)}(z)} をとらなければならない理解できるボソン G B ( τ = 0 − ) = 1 β ∑ i ω n e i ω n 0 + i ω n − ξ = − n B ( ξ ) , {\displaystyle G_{B}(\tau =0^{-})={\frac {1}{\beta }}\sum _{i\omega _{n}}{\frac {e^{i\omega _{n}0^{+}}}{i\omega _{n}-\xi }}=-n_{B}(\xi ),} G B ( τ = 0 + ) = 1 β ∑ i ω n e − i ω n 0 + i ω n − ξ = − ( n B ( ξ ) + 1 ) . {\displaystyle G_{B}(\tau =0^{+})={\frac {1}{\beta }}\sum _{i\omega _{n}}{\frac {e^{-i\omega _{n}0^{+}}}{i\omega _{n}-\xi }}=-(n_{B}(\xi )+1).} G F ( τ = 0 − ) = 1 β ∑ i ω m e i ω m 0 + i ω m − ξ = n F ( ξ ) , {\displaystyle G_{F}(\tau =0^{-})={\frac {1}{\beta }}\sum _{i\omega _{m}}{\frac {e^{i\omega _{m}0^{+}}}{i\omega _{m}-\xi }}=n_{F}(\xi ),} G F ( τ = 0 + ) = 1 β ∑ i ω m e − i ω m 0 + i ω m − ξ = − ( 1 − n F ( ξ ) ) . {\displaystyle G_{F}(\tau =0^{+})={\frac {1}{\beta }}\sum _{i\omega _{m}}{\frac {e^{-i\omega _{m}0^{+}}}{i\omega _{m}-\xi }}=-(1-n_{F}(\xi )).}

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分布関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/26 13:03 UTC 版)

松原振動数」の記事における「分布関数」の解説

一般的表記 n η {\displaystyle n_{\eta }} はボース分布関数(η = +1)かフェルミ分布関数(η = −1)のどちらかを表す。 n η ( ξ ) = 1 e β ξ − η {\displaystyle n_{\eta }(\xi )={\frac {1}{e^{\beta \xi }-\eta }}} n η ( ξ ) = { n B ( ξ ) , if  η = + 1 , n F ( ξ ) , if  η = − 1. {\displaystyle n_{\eta }(\xi )={\begin{cases}n_{B}(\xi ),&{\text{if }}\eta =+1,\\n_{F}(\xi ),&{\text{if }}\eta =-1.\end{cases}}}

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