元協力隊員の吉岡逸夫の論とは? わかりやすく解説

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元協力隊員の吉岡逸夫の論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 01:50 UTC 版)

青年海外協力隊堕落論」の記事における「元協力隊員の吉岡逸夫の論」の解説

石橋の青年海外協力隊虚像』が出版された後、元青年海外協力隊員である吉岡逸夫が、『青年海外協力隊正体』を出版した内容は、「ボリビア協力隊員活動」、「パラグアイ日系移民」、「協力隊として派遣されエチオピアでの活動から帰国後までの自分行動心情」から協力隊とボランティア精神について語ったのである。 この書の「プロローグ」で石橋慶子寄稿した新潮451994年平成6年6月号の誌上に『あえて書く青年海外協力隊堕落論』を4ページ分にわたり引用一方で作文コンクール応募され千葉県木更津市中学三年生書いた作文テレビ番組見たルワンダ活動する看護師協力隊の姿に感激し将来看護師になり協力隊に参加することを夢見て勉強をしている」という内容紹介し石橋の記事対比させた。 また「あとがき」の項で吉岡逸夫は、石橋慶子著書読んだこと、また石橋へのインタビュー手紙申し込んだことを明らかにした。石橋からは以下の内容の返信受け取ったことを記している。 お手紙いただいてから、気にしておりましたでも、あえてご連絡さしあげませんでした。百の言葉を語るよりも一冊の書物の方がいい(話し言葉よりも書き言葉)と思ったからです。私が話すべきこと、話せることは、すべて書いてあると思います。 — 青年海外協力隊正体 また吉岡は、『あとがき』で、この著書の『まえがき』で示した中学生作文石橋の厳しい批判対比について「二つ文章根っこには、同じ精神宿っているのではないか」とし、その上で石橋慶子論旨に対して内容についてとやかく言うことはない」と反論放棄その上で石橋慶子について「石橋さんは、(中略協力隊に対す美しイメージ描いていたに違いない。それが現実前に失望し落胆し恨み似た感情さえ抱くようになったではないかその意味では、石橋さんは、(中略純粋な気持ち持ち主ではなかったか。純粋であるが故に、その反動激しい。そんな気がしてならない」と評した。 ただし、吉岡が自ら『あとがき』で書いているように「最後に、この作品を書くにあたって大きな問題点があった。それは、私が、青年海外協力隊機関誌クロスロード』の編集評議委員であるという立場どうするかという問題だ」「(批判されることを承知の上で)あえて私は、その身分持ったまま出版することにした。(そして著書中に、)私自身登場させた」と述べている。吉岡自身が、青年海外協力隊経験者である。そして協力隊の活動しばらくしてから、協力隊の就職支援窓口斡旋により中日新聞就職した経歴を持つ。また、この本の出版時には青年海外協力隊機関誌クロスロード』の編集評議委員であり、その後青年海外協力協会理事務めている。さらに、この後発生する在ペルー日本大使公邸占拠事件時のペルー大使であった青木盛久後書き寄せている。青木盛久1990年平成2年)から1993年平成5年)まで青年海外協力隊事務局長務め外務省退官後、JICA理事務めた経歴も持つ。その中で青木は、吉岡逸夫ジャーナリストとしての過去著書無批判賞賛し、協力事業日本の国際協力の中で最も素晴らし事業だと述べている。

※この「元協力隊員の吉岡逸夫の論」の解説は、「青年海外協力隊堕落論」の解説の一部です。
「元協力隊員の吉岡逸夫の論」を含む「青年海外協力隊堕落論」の記事については、「青年海外協力隊堕落論」の概要を参照ください。

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