京葉線開通まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 07:52 UTC 版)
当路線は、1983年に開園した東京ディズニーランドへ、国鉄を利用して日本各地から訪れる観光客を結ぶ目的で開設された路線で、国鉄バス5原則の中では「鉄道線の培養」に相当していた。東京駅では八重洲北口(現在の日本橋口)から発着していた。 路線開設にあたって、国鉄バスでは初のハイデッカー車(三菱ふそうK-MS613SA、のちP-MS715S。富士重工車体)を導入し、同時に新しいカラーリングを採用した。このカラーリングは、その後JRバスになっても、本州のJRバス会社に引き継がれている。また、翌1984年の国鉄専用型式のハイデッカー化にも影響を与えている。 1985年には東北・上越新幹線が上野駅発着になったのに伴い、上野湾岸線が開設された。上野湾岸線では京成電鉄が共同運行事業者となっている。上野駅は入谷口からの発着となった。 東京ディズニーランドが鉄道を利用するには比較的不便な地に開園したこともあり、2路線とも乗客数は年間を通じて多く、1987年の分割民営化前の国鉄バスの中でも優良路線に位置付けられてきた。
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