リオハ地方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 23:32 UTC 版)
詳細は「リオハ・ワイン」を参照 エブロ川流域のリオハ地方では古くからワイン生産が行われており、中世には白ワインが多く生産されていたとされる。1870年代に害虫フィロキセラ(ブドウネアブラムシ)がボルドーのブドウ畑に蔓延した際に、ボルドーの醸造家がリオハ地方に渡って醸造技術を伝えた。現在のリオハ (DOCa)は「第二のボルドー」と呼ばれている。 1980年代以後にはスペイン各地に次々と新たな銘醸地が生まれ、リオハの地盤は相対的に下落したとされるが、現在でもスペイン産ワインの最高級産地とされている。1991年にはスペインで初めて特選原産地呼称(DOCa)に認定され、2009年にDOCaに認定されたプリオラートとともにスペインで2地域だけのDOCa産地である。西岸海洋性気候と地中海性気候が交じり合い、降水量の多い穏やかな気候が特徴である。 リオハでは全体の75%が赤ワインであり、その他には白ワインやロゼワインが生産されている。赤ワイン用品種はテンプラニーリョ種が80%近くを占め、伝統的に樽の中で長期熟成させる醸造方法で高い評価を受けている。近年では熟成期間を短期間とし、果実味やフレッシュさを活かしたワインが頭角を現している。2013年には文化的景観がスペイン国立歴史遺産局によって世界遺産(ユネスコ)の推薦候補として承認され、「リオハ・ワインとブドウ畑の文化的景観」として国内暫定リストに記載された。正式推薦を経て第39回世界遺産委員会で審議予定だが、諮問機関の国際記念物遺跡会議からは「登録延期」を勧告された。
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リオハ地方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/06 07:50 UTC 版)
スペインのリオハ (DOC)(主にラ・リオハ州)では、19世紀末のフィロキセラの流行後にマカベオ種(当地での呼称はビウラ種)が導入され、マルヴァジーア種やガルナッチャ・ブランカ種からの転換が進んだ。その理由のひとつとして、ビウラ種産ワインの酸化に耐える性質が挙げられる。 リオハの7%にあたる4,400ヘクタールで白ブドウ品種が栽培されており、その大半にあたる4,300ヘクタールはビウラ種である。リオハではビウラ種を主として、マルバシア・リオハナ種やガルナッチャ・ブランカ種を低比率でブレンドすることがある。しばしばテンプラニーリョ種やガルナッチャ種などの黒ブドウを主として、ビウラ種が低比率でブレンドされる。リオハの白ワイン生産者の中には、ビウラ種からレセルバ(最低4年間熟成)やグラン・レセルバ(最低4年間熟成)などの長期熟成を行ったワインを生産する生産者もいる。
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