葡萄根蚜虫
ブドウネアブラムシ
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ブドウネアブラムシ(葡萄根油虫)は、ブドウ樹の葉や根にコブを生成してブドウ樹の生育を阻害し、やがて枯死に至らせる昆虫である。別名はフィロキセラ(Phylloxera、旧学名の Phylloxera vastatrix にちなむ)。19世紀後半、品種改良のためにヨーロッパへ移入したアメリカ原産のブドウ樹に付着していたことで、ブドウネアブラムシへの抵抗力を持っていないヨーロッパブドウ(ヴィニフェラ種)に全滅に近いほどの被害をおよぼし、多くの歴史あるワイナリーがそのワイン畑と共に失われた(19世紀フランスのフィロキセラ禍)。
- ^ ブドウネアブラムシ 島根県 農業技術センター
- ^ a b c d 土'屋恒雄 2005, pp. 245–249.
- ^ “ブドウ台木品種”. 2013年2月11日閲覧。
- ^ 農文協編『果樹園芸大百科 ブドウ』(社)農山漁村文化協会、2000年2月25日。ISBN 4-540-99333-X。
- ^ フィロキセラ禍を生きのびたぶどう園、国家遺産に認定へ、ワールドファインワインズ、2012年7月5日、2017年11月20日閲覧
- ^ Stara trta, najstarejša trta na svetu
- ^ 土屋守 (2008-8), スコッチウィスキー紀行, 東京書籍, pp. 14-15, ISBN 4-487-80313-6
- ^ 稲美町史編集委員会『稲美町史』兵庫県加古郡稲美町、1982年。
- ^ “ブドウ栽培の危機を救ったブドウネアブラムシ防除の功労者 神沢恒夫”. 2013年2月11日閲覧。
- 1 ブドウネアブラムシとは
- 2 ブドウネアブラムシの概要
- 3 各地の被害例
- 4 参考文献
- 5 関連項目
ブドウネアブラムシ
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「チャールズ・バレンタイン・ライリー」の記事における「ブドウネアブラムシ」の解説
ブドウネアブラムシは、ブドウの根に付着する昆虫である。この種は原産がアメリカで、そこではさほど大きな被害を与えるものではなかったが、ヨーロッパに帰化するや大発生を起こし、一時はフランスのワイン産業が危うくなるという事態となった。ライレーはアメリカのブドウにこの寄生虫への耐性があると判断し、アメリカブドウの根にフランスブドウを接ぎ木して育てることを提案した。これが大成功を収め、彼はレジオンドヌール勲章を授けられた。
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