検疫
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検疫(けんえき)とは、港湾や空港にて、海外から持ち込まれた、もしくは海外へ持ち出す動物・植物・食品などが、病原体や有害物質に汚染されていないかどうかを確認すること。
- ^ International Code of Signals, page 102. msi.nga.mil Archived 11 July 2020 at the Wayback Machine.
- ^ Quarantine Flag
- ^ 『防疫』 - コトバンク
- ^ 『朝日新聞』朝刊2014年8月7日「天声人語」
- ^ a b 「2020 国際植物防疫年」『日本農業新聞』2020年1月4日6-7面
- ^ 家畜伝染病予防法 第40-45条
- ^ 惑星等保護プログラム標準 JAXA pdfファイル
- ^ 地球生物による宇宙汚染、対策は? 出版者:ナショナルジオグラフィック 更新日:2014.05.19
- ^ “アジアからの$紙幣を検疫”. 東京新聞夕刊. (2020年3月7日). オリジナルの2020年3月8日時点におけるアーカイブ。 2020年3月12日閲覧。
- ^ “イモゾウムシ及びアリモドキゾウムシの緊急防除に関する省令” (PDF). 農林水産省. 2018年9月2日閲覧。
- ^ イモゾウムシとは 沖縄県病害虫防除技術センター
植物防疫
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「植物防疫法」を参照 野菜や果物など農作物は、外来の害虫や病原体により大きな被害を受けることがある。例えば、アイルランドのジャガイモ飢饉(1845年~)をもたらしたジャガイモの病気は、最初にベルギーで発生した。このため、これらを持ち込む可能性のある植物や土などについては、国・地域と品目を特定して持ち込みを許さない場合がある。また、国内の一部に存在する病害虫の場合であっても、国内の他地域への移動を禁じていたり、検査しないと移動できなかったりする。たとえば日本ではサツマイモの大害虫として知られているアリモドキゾウムシは南西諸島の一部に生息する。このため、この地域から日本国内の他の地域への未消毒のサツマイモ類の持ち込みは禁止されている。同時に、野生植物のグンバイヒルガオもアリモドキゾウムシの寄主になるため同様である。また、柑橘類などは検査を受けなければ持ち込みが出来ない。 1862年にはアメリカ合衆国産ブドウ苗からフランスにブドウネアブラムシ(フィロキセラ)が広がって、周辺国を含めて枯死被害をもたらした。その蔓延を防ぐための「フィロキセラ条約」が1879年に成立し、1952年に発効した国際植物防疫条約(英語版)(IPPC)の原型となった。1992年には国際連合食糧農業機関(FAO)内にIPPC事務局が置かれ、2019年5月時点で183カ国・地域が加盟するまで拡大した。海外旅行者の増加、インターネット販売など経済のグローバル化により検疫の重要性が高まっているため、国連は2020年を「国際植物防疫年」とした。
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