ヨハネの手紙一とは? わかりやすく解説

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ヨハネの手紙一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/26 10:02 UTC 版)

ヨハネの手紙一』(ヨハネのてがみいち)は、新約聖書中の一書で、公同書簡とよばれる書簡群の一つである。伝承では老齢にさしかかった福音記者ヨハネ使徒ヨハネ)がエフェソスで書いたものだとされてきた。『ヨハネの第一の手紙』あるいは『第一ヨハネ書』などと呼ばれる。






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ヨハネの手紙一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 06:21 UTC 版)

ヨハネ書簡」の記事における「ヨハネの手紙一」の解説

詳細は「ヨハネの手紙一」を参照 第一書は5章から成る手紙呼ばれてはいるが、実際の手紙の様式差出人宛先記載など)を備えておらず、特定の個人教会よりも広い範囲送られたか、回章のようなのだった考えられている。 内容には、正し信仰兄弟愛、罪という3つの主題繰り返し登場する中村和夫はそれを発展のない繰り返し見なし、ジュディス・リュウは螺旋状新たな要素含んでいると見なした。相互主題関連しつつ繰り返される構成は、区切り設定難しいことをしばしば指摘されており、R・Eブラウン先行する36人以上の論者たちの主な区切り方を27種類分類した執筆の背景にあったのはヨハネ共同体分裂で、「彼らはわたしたちから出て行った」(2章19節)とされている。その出て行った者たちについては、「偽り者とは、だれであるか。イエスキリストであることを否定するではないか。父と御子とを否定する者は、反キリストである」(2章22節)、「イエス・キリスト肉体をとってこられたことを告白する霊は、すべて神から出ているものであり、イエス告白しない霊は、すべて神から出ているものではない。これは、反キリストの霊である」(4章2・3節)と批判されている。ここで批判されている思想は、仮現論などとの関連指摘されている。

※この「ヨハネの手紙一」の解説は、「ヨハネ書簡」の解説の一部です。
「ヨハネの手紙一」を含む「ヨハネ書簡」の記事については、「ヨハネ書簡」の概要を参照ください。

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