メインプロセッサとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > メインプロセッサの意味・解説 

CPU

(メインプロセッサ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/02 15:38 UTC 版)

CPU(シーピーユー、: Central Processing Unit)、中央処理装置(ちゅうおうしょりそうち)または中央演算処理装置(ちゅうおうえんざんしょりそうち)は、コンピュータの主要な構成要素のひとつで、コンピュータ内の他の装置・回路の制御やデータの演算などを行う装置[1]演算装置と制御装置を統合したもの[1]コンピュータにおける中心的な処理装置(プロセッサ)[2]


注釈

  1. ^ インテルの日本法人は「プロセッサー」と表記している[3]
  2. ^ アイディアの元はENIACのプロジェクト中に検討されたもので、ノイマンは助言役として加わり、報告書の執筆者はノイマンである。報告書の著者がノイマンだけとされたことやアイディアを誰の功績とみるかについては諸説ある。
  3. ^ モークリーとエッカートの離脱(理由については諸説)などがありごたついた。運用に入ったのは1951年。
  4. ^ 1936年に特許申請しているが、アメリカに出願した際にチャールズ・バベッジ解析機関との類似を指摘され、特許は成立していない。ツーゼはこのときまでバベッジの業績を知らなかったと思われる。[独自研究?]なおZ3は1998年にチューリング完全であったことが示されている。
  5. ^ ここの「信頼性」の考え方には問題がある。対象の問題を解決するには一定量の計算量が必要なのであって、一定量の計算時間が必要なわけではない。従って、平均故障時間をそのまま比較するのではなく、性能比を考慮して比較しなければ意味がない。
  6. ^ 初期のデジタルコンピュータには、それ以前の機械式計算機に類似させたため(ENIACの場合)や、事務的な計算のため(IBM 1401の場合)に、十進法を採用したものもあった(EDSACのように二進のものもあった)。他には3進数を採用したものもあった。それ以降は二進法を採用するのが一般化した。二進法では各桁はふたつの値(1 と 0)しかとらないので、高い電圧と低い電圧でそれを表すことができる。
  7. ^ 人が気にならない程度に(すなわち、普通のCPUとは比較にならないほど)遅くても良いが、極めて省電力であることなどが要求される。
  8. ^ 近年[いつ?]で、日本でよく知られている例外は、CASLのCOMETぐらいであろう[独自研究?]
  9. ^ なお、複数バイトから成るワード単位のアクセスは、必ずしもこの単位でアクセスできるとは限らない(アラインメント違反としてバスエラーになるものも多い)。
  10. ^ アドレスビット幅は8ビットCPUにおいては16ビット幅以上ある事が通常で、32ビットCPUでは24ビットなど、N-ビットCPUと称する場合のビット数と一致しない事が多数ある。外部データバス幅は16ビットCPUで外部データバス8ビット、32ビットCPUで外部バス16ビットなど、これもN-ビットCPUと称する場合のビット数と一致しない事が多数ある。内部データバス幅は32ビットCPUで内部データバス64ビットの例がある。レジスタのビット幅では16ビットCPUで32ビットレジスタを持つCPUがある。命令長はCISCでは複数のビット幅が混在しており、RISCでも32ビット演算で16ビットバスなどがある。
  11. ^ Microsoft Windows Server 2003をベースにしたMicrosoft Windows XP Professional x64 Editionが2005年にリリースされたが、最初の一般消費者向け64ビットOSとしては、翌2006年にリリースされたx64版Microsoft Windows Vistaが主にその役目を果たした。
  12. ^ 64ビット版Microsoft WindowsにはWOW64サブシステムが搭載されている。64ビット版macOSもまた32ビットアプリケーションの動作をサポートするが、High Sierra以降では非推奨となり、起動時に警告が表示されるようになっている。macOS Catalinaでは32ビットアプリケーションのサポートが打ち切られた。
  13. ^ x86版Microsoft Windowsは32ビットのx86 CPUを搭載するシステムのほか、64ビットのx64 CPUを搭載するシステムにインストールして実行することもできる。

出典




メインプロセッサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 09:45 UTC 版)

MC68000」の記事における「メインプロセッサ」の解説

MC68000 - サン・マイクロシステムズ初代UNIXワークステーションであるSun-1や、初期Macintoshなどに採用された。日本ではシャープ X68000シリーズSEGA メガドライブSNK ネオジオなどに採用された。MC68EC000 - 8ビットデータバスとして使用できるローコスト版。各種機器制御用の組み込みMPUとして使用されたほか、セガサターンではサウンド制御MPUとして搭載された。 MC68008 - データバス8ビットアドレスバス20ビット縮小安価な48ピンパッケージに収めた縮小版の68000MPUである。 MC68010 - MC68000仮想記憶および仮想機械実現するための機構追加した。3ワード分のキャッシュ持ちMC68000較べDBcc命令等を高速実行可能だったサン・マイクロシステムズUNIXワークステーションであるSun-2日立 2050初代)搭載された。 MC68012 - 外部アドレスバス31ビットMC68020 - 外部アドレスバス32ビットデータバス32ビットと、名実ともに32ビット化。命令キャッシュ256バイト追加コプロセッサ接続可能になった。 Sun-3Macintosh IIAmiga 1200日立 2050/32などに搭載MC68030 - MC68851相当のMMU内蔵命令キャッシュのほかにデータキャッシュ256バイト追加。Sun3/80、ソニー NEWSNext Cube初代)Macintosh IIx以降Amiga 3000日立 2050/32Eなどに搭載MC68EC030 - MMU 無しシャープ X68030搭載MC68040 - MMUMC68882当のFPU内蔵一部命令はソフトウェアエミュレート)、各キャッシュ4Kバイト増加命令高速化マルチプロセッササポートNeXTcubeMacintosh Quadra・Centris、Amiga 4000などに搭載。なお、68040XC68040(ソフトで言うベータ版チップそのまま量産されており、いわゆるエラッタ解消したMC68040はほとんど流通していない。MC68LC040 - FPU無しMacintosh LC475575等、Apple廉価モデルなどに搭載。 MC68EC040 - FPU無しMMU無し。 MC68040V - 低電圧動作 (3.3V) 版。 MC68060 - 68040ピン互換内部2逓倍、ワイヤードロジックに伴い一部命令削除された。しかしサン・マイクロシステムズSPARCMacintoshPowerPC、他はMIPSなどに移行したためワークステーションPCではほとんど採用されず。AmigaX680x0ではアクセラレータとして使われた。MC68EC060 MC68LC060 SCC68070(英語版) - シグネティックス(英語版)が、CD-iのために製造した組み込み用の互換MPU。 MC68MH360FE - MC68360(CPU32+ベース)+SCC (Serial Communications controllers)

※この「メインプロセッサ」の解説は、「MC68000」の解説の一部です。
「メインプロセッサ」を含む「MC68000」の記事については、「MC68000」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「メインプロセッサ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「メインプロセッサ」の関連用語

メインプロセッサのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



メインプロセッサのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのCPU (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのMC68000 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS