チャールズ・バベッジ
チャールズ・バベッジとは、英国の数学者・計算機科学者である。1791年12月26日生まれ。「バベッジの階差機関」と呼ばれる、歯車式の多項式計算機を開発・研究したことで知られている。1871年10月18日没。
バベッジは、ケンブリッジ大学トリニティカレッジ在学中に解析数学学会を設立し、ライプニッツ流の微積分学をイギリスに定着させる活動を行っている。後に本格的なプログラミングを可能とする解析機関を設計したが、製作コストなどの問題によって開発は実現しなかった。
1991年、ロンドン科学博物館は、残されていたバベッジの設計図をもとに、バベッジのコンピュータが復元された。いくつかの設計図上の間違いは見つかったものの、バベッジのコンピュータは正しく計算を行うことが実証された。現在ではコンピュータを発想して設計を行った最初の人物であるという評価がなされている。そしてチャールズ・バベッジはコンピュータの父と呼ばれるようになった。
ちなみに、バベッジは社交界で詩人バイロンの娘エイダと知り合いになった。彼女は科学好きで数学の素養もあり、バベッジの解析機関を理解することができたといわれる。米国国防総省のプログラミング言語「Ada」は彼女の名前に由来するものである。
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チャールズ・バベッジ
チャールズ・バベッジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/18 15:10 UTC 版)
「蒼天のセレナリア」の記事における「チャールズ・バベッジ」の解説
蒸気機関文明の爆発的発展をもたらした偉大なる碩学。大英帝国からカダスの帝国へと渡り、そこで帝国からの歓待を受け、才能を如何なく発揮する。人生の中で300もの機械を設計・開発し、そして人類初の情報処理機能を備えた《大階差機関(ディファレンス・エンジン)》を生み出す。これらの功績によって最高の碩学へと送られる十碩学《蒸気王》の称号を贈られる。しかし、同じ十碩学のローラ・ネーデルマンが死亡したことで、彼女の後を追うように失踪してしまう。
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18世紀の数学者 | アンリ・ナビエ トーマス・シンプソン チャールズ・バベッジ 寺島宗伴 ボーヤイ・ファルカシュ |
コンピュータに関する人物 | エリック・レイモンド デヴィッド・カトラー チャールズ・バベッジ グイド・ヴァンロッサム ジェームズ・ゴスリング |
イングランドの数学者 | ウィリアム・ティモシー・ガワーズ アイザック・ニュートン チャールズ・バベッジ ジョン・クーチ・アダムズ ゴッドフレイ・ハロルド・ハーディ |
暗号研究者 | レオン・バッティスタ・アルベルティ マイケル・ラビン チャールズ・バベッジ ブルース・シュナイアー ロナルド・リベスト |
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