エフ‐ピー‐ユー【FPU】
読み方:えふぴーゆー
《floating-point number processing unit》浮動小数点数演算装置。マイクロプロセッサーの性能強化を目的とする、実数計算に特化したコプロセッサー(補助プロセッサー)。
エフ‐ピー‐ユー【FPU】
FPU
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/05 09:41 UTC 版)
FPU(Floating Point Unit、浮動小数点(演算処理)装置)とは、浮動小数点演算を専門に行う処理装置のこと。[1]コンピュータの周辺機器のようなアーキテクチャのものもあれば、主プロセッサと一体化したコプロセッサのようなアーキテクチャのものもある。
- ^ a b “FPUとは - IT用語辞典”. IT用語辞典 e-Words. 2024年2月5日閲覧。
- ^ 浅野泰之、壁谷正洋、金磯善博、桑野雅彦「第5章 8087(数値演算プロセッサ)」『PC-9801システム解析(下)』アスキー、1983年12月1日、156頁。ISBN 4-87148-715-6。
FPU(数値演算コプロセッサ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 04:53 UTC 版)
「インテル」の記事における「FPU(数値演算コプロセッサ)」の解説
i8087 - i8086用 i80287 - i80286用 i80387/i387SX - i386用 i487SX/i487SX2 - i486SX用i487シリーズは構造的にはFPUではなく、一部のピン配置を除いてi486DX/i486DX2と同等のCPUである。すなわち、FPUソケットにi487を刺すことにより、i486SXは動作を止め、i487がCPUとしてすべての処理を担う。なお、i486SXも実はi486DXと同等のダイを用いた製品であり、浮動小数計算回路のテストを省略して無効にしただけの物である。
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FPU
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 00:31 UTC 版)
V20・V30用数値データプロセッサ (μPD72091 V30NDP) - 数値演算コプロセッサ(FPU)。Intel 80188・80186を接続した際の動作は考慮はされていないため、これらを接続した際には8087とは一部の動作が異なる。これを回避するには別途補助回路が必要である。NECにて対応するゲートアレイが販売されている。なお、V30を搭載したPC-9800シリーズでは本コプロセッサは採用されず、タイミング等を調整した上で8087を接続する手法が取られていたため、V30を理想的なタイミングで動作させておらず、パフォーマンスは理想条件より劣る。
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FPU
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/19 08:04 UTC 版)
FPUには、加算器、乗算器、除算ユニット、平方根計算ユニットの4つの演算ユニットがある。加算器と乗算器はパイプライン化されているが、除算ユニットと平方根計算ユニットはパイプライン化されていない。加算器と乗算器はレイテンシが3サイクルだが、サイクル毎に新たな命令を受け付けられる。除算ユニットは、単精度ではレイテンシが12サイクル、倍精度では19サイクルとなっている。 平方根計算ユニットは、平方根と平方根の逆数を求める命令を実行する。平方根命令のレイテンシは18サイクル(単精度)または33サイクル(倍精度)である。平方根命令は20サイクル(単精度)または35サイクル(倍精度)に1回の間隔で発行可能。平方根の逆数はさらにレイテンシが長く、単精度では30サイクル、倍精度では52サイクルとなる。 浮動小数点レジスタファイルには64ビット幅のレジスタが64本あり、うち32本がアーキテクチャ上のレジスタ、残る32本がリネーミング用レジスタである。加算器には専用の読み取りポートと書き込みポートがあるが、乗算器と除算ユニットと平方根計算ユニットはポートを共有する。 除算ユニットと平方根計算ユニットはSRT除算アルゴリズムを採用している。MIPS IV ISA には積和演算命令がある。R10000では乗算器から加算器へのバイパスがあり、レジスタファイルを経由せずに乗算結果を加算器パイプラインに送り込める。したがって積和演算専用ユニットは持たないが、レイテンシは4サイクルとなっている。
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