ヘルダー

デジタル大辞泉

ヘルダー【Johann Gottfried von Herder】

読み方：へるだー

［1744〜1803］ドイツの哲学者・文学者。自然、感情、民族的個性の尊重を説き、シュトゥルム‐ウント‐ドラング運動に影響を与えた。著「新ドイツ文学断想」「言語の起源についての論考」「人類歴史哲学考」など。

世界宗教用語大事典

ヘルダー 【Herder】

Johann Gottfried Herder ドイツの文学者・哲学者。スピノザ・ライプニッツの影響を受け汎神論的世界観を説き、人間を自然の頂点とし、民族の詩と言語の歴史の重要性や、その多元的な発展を説いた。著『人類史哲学の理念』『言語の起源』他。（一七四四～一八〇三）

外国人名読み方字典

ヘルダー

名前 Gelder； Herder； Hölder； Helder

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ヘルダー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2018/04/28 18:05 UTC 版)

ヘルダー（低地ドイツ語: Herder（オランダ語: herder, デンマーク語: hyrde, スウェーデン語: herde）"牧畜民"）:

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ヘルダー

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「啓蒙主義の歴史記述」の記事における「ヘルダー」の解説

ロマン主義の思想家ヘルダーは啓蒙主義の普遍的な人間観を批判し、たとえばエジプト人の歴史はエジプト人自身の特性から考察されるべきだとした。彼によれば、歴史事実は互いに異なる重心を持った球のようなもので、それぞれの地域・民族の歴史は異なった重心を持つ独立の歴史として統一的に把握されなければならないと述べた。

ヘルダー

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「時代精神」の記事における「ヘルダー」の解説

時代精神の理念の出自をたどると、ドイツ・ロマン主義者ヨハン・ゴットフリート・ヘルダーによる「民族精神」概念の形成に行き着く。ヘルダーは、民族的な精神文化（民俗的な言語や詩）に深い関心を寄せるなかで、人類史を人間精神の完成に向かう普遍的歴史としてとらえる考え方を提示し、時代の精神を示す「民族の精神」などの概念を用いた。