平成ゴールド【ヘイセイゴールド】(果樹)
登録番号 | 第5619号 | |
登録年月日 | 1997年 7月 15日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | 平成ゴールド よみ:ヘイセイゴールド | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 須田幸雄 | |
品種登録者の住所 | 群馬県高崎市下大島町101番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 須田幸雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(群馬県高崎市)で発見された「山根白桃」の枝変わりで,果実の外観が扁円,果肉が淡黄色,果重が350g程度の育成地において8月中旬に成熟する中生種である。 樹姿は中間,樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中,葉身の形は極長,葉縁の波打ちは少,葉の大きさは大,色は緑,蜜腺の形は球腎である。花の大きさは中,花弁の形は楕円,波打ちは有,色は淡桃,花粉の多少(有無)は有,がく筒の形は鐘,がくの色は淡紅である。果実の外観は扁円,果頂部の形は凹,凹は深,梗あの深さは深,広さは広,赤道部の縫合線は中,果頂部の縫合線はやや深である。果実の大きさはかなり大(350g程度),果皮の地色は黄,着色は多である。切った直後の果肉の色は淡黄,果肉内の着色は多,核周囲の着色は少,果肉の粗密は密,果肉繊維の多少は少,果皮の剥皮性は易,肉質は溶質である。果汁の多少は多,甘味は中,酸味は少,渋味及び苦味は無である。核と果肉の粘離は粘核,核の形は円,大きさは大,色は褐,核面の粗滑は中である。開花期は中で育成地においては4月10日頃,成熟期(満開~成熟までの日数)は111~120日,育成地においては8月中旬である。生理落果の多少,核割れの多少及び裂果は少,果実の日持ちは良である。 「山根白桃」と比較して,葉身の形が長いこと,果皮の地色が黄であること,果皮の着色が多いこと等で,「山手清水」と比較して,花粉の多少(有無)が有であること,果皮の着色が多いこと,果肉内の着色が多いこと等で,「滝の沢ゴールド」と比較して,果頂部の形が凹であること,果肉内の着色が多いこと,核の形が円であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者が昭和60年に自園の「山根白桃」をハナモモの台木に接いで苗木約50本を育成したもののうち,63年に黄肉の変異樹を発見し,以後,増殖を行うとともに,群馬県園芸試験場の協力を得て特性の調査,確認を行って育成を完了したものである。 |
- 平成ゴールドのページへのリンク