幸の月【サチノツキ】(草花類)
登録番号 | 第4146号 | |
登録年月日 | 1994年 11月 22日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 幸の月 よみ:サチノツキ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1997年 11月 23日 | |
品種登録者の名称 | 惣城勧 | |
品種登録者の住所 | 広島県呉市郷原町6585 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 惣城勧 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「小鈴」の枝変りであり,花は浅緑黄で小輪で小ギクの切花向き品種 ある。 草型は直立性,開花時の草丈は高である。茎の太さは4.0 ~5.9 mm,強さは中,色 は赤紫,節間長は10~19mmである。葉身長は50~74mm,幅は25~49mm,基部の形は凹 型,先端部の形は鈍円,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度は中,葉の欠刻底部 の形は中間,葉裂片縁部の重なりは重なる,色は濃緑,光沢度,厚さ及び硬さは中で ある。たく葉は主に両側に全体的にある,大きさは小である。つぼみの形は平,花房 の形は円筒形,花の大きさは30mm未満,舌状花の重ねは2~4列,外花弁の表面の色 は開花初期が鮮緑黄(JHS カラーチャート2706),最盛期が浅緑黄(同2904),舌状 花数は20~59,管状花数は50~99,花弁の形は平弁,長さは10~19mm,幅は5.0~9.9 mm ,先端の形は歯状,外花弁の反り方は平,花盤の色は黄色,花たくの大きさは5.0 ~ 7.4mm,総ほう部から花頂部までの高さは10~19mm,花首の長さは20~29mm,太さ は2.0 ~2.9mm である。育成地(広島県呉市)における自然開花は9月上旬の秋咲で ある。 「小鈴」と比較して,葉の二次欠刻の程度が高いこと,外花弁の表面の色が鮮緑黄 であること等で,「山手小判」と比較して,葉の先端部分の形が鈍円であること,葉 裂片縁部の重なりが重なること等で区別性が認められる. | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和62年に出願者のほ場(広島県呉市)において,「小鈴」の中に 花色の異なる枝変りを発見し,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成元 年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したもである。 |
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