ドラマーとしてとは? わかりやすく解説

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ドラマーとして

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 22:50 UTC 版)

キース・ムーン」の記事における「ドラマーとして」の解説

ムーンの非常に個性的なプレイスタイルは、同時代及び後進数多ドラマー多大な影響与えたそれまでドラマー主な役割がリズム・キープに終止していたのに対しムーンプレイは、ある意味リード・ボーカルよりも先行したリード楽器」として、タウンゼントパワーコード重なり合い見事に引き立ちあっていた。タウンゼントもまた「ベースドラムリード楽器となりギターリズム楽器と、本来の役割逆転していたのが、ザ・フーユニークさだった」と認めている。そのラウドドラムマイクなしでも十分なほどであり、エントウィッスルは「キースの音がやたらでかいから、俺もピートマーシャル積み上げなきゃならなかった」と語っている。ステージで並々ならぬ技量と共にショーマンシップ発揮スティック廻した空中放り投げてキャッチ、という「芸」も披露ギター破壊するタウンゼント影響される形で、ムーンもまたステージでドラム破壊した。まさに「ドラム革命」とも呼べる、ドラマー新たな役割示したまた、ムーンのドラムプレイは半ばアドリブといえるようなものであり、同じ曲でも演奏のたびに細部異なっていた。 ムーンプレイ大きな特徴として、ハイハットをほとんど使用しないことが挙げられるが、エントウィッスル曰くキースハイハット使えなかった」のだという。リズムキープには大体クラッシュシンバルもしくはライドシンバルを使いハイハットはただ置いてあるだけということ多かったまた、ムーンドラムススネアタムバスドラムそれぞれの音量がほとんど同じという特徴がある。エントウィッスルは「全て同じようチューニングしてあるから、キースドラムはどれも同じ音に聞こえるんだ」と語っている。 ムーンの「リードドラム」と共に「リードベース」を担当してきたエントウィッスルは、ムーンドラムについて「キースはタイムキープが出来なかった。調子が悪いと遅くなり、調子がいい速くなるタイムキーパー俺の役目だった。キースどんなに馬鹿をやっても俺がついて来ることがわかってたから好き放題やってた」と語っている。またムーンを一番よく表している曲として、「ジ・オックス」(1stアルバムマイ・ジェネレーション収録)を挙げている。

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ドラマーとして

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 14:45 UTC 版)

yukihiro」の記事における「ドラマーとして」の解説

タイト正確な、細かい手数用いたフレーズフィルイン特徴。特にL'Arc〜en〜Ciel加入以前は今よりも多くの手数を用いており、叩く姿も大振りなため派手でアグレッシブなプレイだった。尊敬するドラマーとして上領亘(ex.GRASS VALLEY)を挙げており、yukihiro自身が「ハイハット複数セットするのは、明らかに上領さんの影響」「上領さんのことが好きな方だったら、僕がハイハット左右にセットしているのは、そのままやってるなってわかると思います」と述べているようにプレイスタイルに類似点見られるドラムセット右側のリモートハットと左側のクローズドハットで16ビートを刻む独特なプレイがある。4拍子のバスドラの裏右手のリモートハット、同時に裏の16分音符左手のクローズドハットで刻んでおり、「Caress of venus」、「花葬」、「NEO UNIVERSE」、「Lover boy」などで見られる各種ライヴDVD参照)。また、snow drop」や、DIE IN CRIES楽曲NERVOUS」、SUILEN楽曲左手」では、yukihiroドラムセット特徴ともいえるロートタム活用したフレーズ随所みられる。さらに、引き算リズム作るアプローチ多く、「NEO UNIVERSE」ではアウトロ一発除きスネアを叩かず、終始ハイハットキックの4分打ちだけの構成となっていたり、「forbidden lover」ではマーチング・ビートのようなスネアアクセント楽曲を彩っている。yukihiroは「曲の仕上がりドラマティックになってるけど、ドラム最後まで展開しない。それだけカッコいいんだから、余計なことはいらない」と述べている。 音作りに関しては、「楽曲の中でドラムの音は小さくてタイトにスネアハイハット同時に叩いたときの音が、人が聴いているという意味でのスネアの音である」と考えているという。DIE IN CRIESの頃はキック中に毛布詰めていたことがあるほどで、L'Arc〜en〜Ciel共同プロデューサー務め岡野ハジメは「ほとんどのドラマーってキックスネアデカくすれば大喜びするんですけど、彼はその逆で"キックの低域がありすぎです"、"アンビエントがありすぎます"というオーダーをしてくる」「ドラムシャープスピード感がありながらキットとしてまとまりのある音にしたかったんだろうと解釈して1960年代音場あり方の"今バージョン"をやればいいんじゃないか思ってドラムタイトに1つの塊にして、その下でベースがちゃん歌っている形にしようと思いましたね」と述べている。ただ、2007年L'Arc〜en〜Cielとして発表したアルバムKISS』のインタビューにて、yukihiroは「(これまでは)アンビほんとにだったんで、ドラムは必ずデッドで、っていうことがまず先にあったから。やっぱそこっていうのは、ある程度に対して制限にもなってくるものだからっていうのもあるし。そういうところを1回こう、なくしてみて。みんなが曲を作ったときに思い描いて音像とかがそこに明確にあるんであればそういう音にした方がその曲が活きるんだろうなっていうふうに思って今回はそれでやってみたって感じですね」と音作り心境の変化があったことを示唆している。 また、SEVENTH HEAVEN」を始め、「winter fall」、「New World」、「spiral」、「DRINK IT DOWN」などで、打ち込みブレイクビーツ同期させたプレイやスリップビートなど変則リズム多く採り入れている。「Peeping Tom」では、1980年代ニュー・ウェイヴ意識しドラム残響音ゲートで切り余韻排除した加工施していたり、他にも「forbidden lover」では自身ドラム音をソフトに取り込みコラージュのようにドラムフレーズを切り貼りしたり、「Sell my Soul」ではドラム音をアナログ・フィルター・マシンに通し歪み加工施している。自身が好むドラム音の加工や、バンドサウンド打ち込みとの同期L'Arc〜en〜Ciel導入することにより、結果的にL'Arc〜en〜Ciel楽曲の幅を広げることに貢献したといえる

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