ダークルシフェル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 01:52 UTC 版)
「ULTRA N PROJECT」の記事における「ダークルシフェル」の解説
媒体によって単にルシフェルとも表記される。『ネクサス』本編に登場が予定されていた闇の巨人だが、放映短縮のため未登場。『ウルトラマンネクサス ヒーローピクトリアルVol.2』にデザイン画が掲載されている。 本来の構想では一連の事件の黒幕・ラスボスとして石堀が変身することが検討されており、位置づけはダークザギよりもイズマエルに近いものだったとされる。 当初は人型の構想であったが怪獣型に変更された。丸山浩が手掛けるも未公開となった人型のルシフェルのデザインの角は、ウルトラマンヒカリのデザインに流用された。マスクAのモチーフは般若で、エナジーコアをマスクに付けたデザインも存在する。マスクBはファウストとメフィストの改造前提でデザインされた。エナジーコアを除いてダークメフィストの改造および流用を前提としてデザインされた。ラフスケッチの1は洗練されたザギのイメージで赤いラインが入った黒いボディの左胸にカラータイマーがあり、2は簡略化したメフィスト、3はサンダーマスクのようなもの、4はオウムガイがモチーフのマスク、5はメフィスト初稿Bに近いものになっている。 怪獣型のデザインは酉澤安施によりなされ、怪獣と悪のウルトラマンを足して割ったような外見をしている。ダークザギのように黒い体に赤い模様が浮き出た血管のように配置されており、胸部のエナジーコアに酷似した部位がえぐれている。また、背にはノアの羽根を4枚付けた翼にも見える突起物や青い目、また首に生えるダークメフィスト・ダークファウストの顔による三面など、映画『ULTRAMAN』におけるザ・ワンと類似した特徴を多く備えているなど、「ニセウルトラマン」の特徴を備えていたウルティノイドとは一線を画したデザインとなっている。スーツを製造した場合の覗き穴は、牙が生えた口が想定されていた。全体的な特徴はダンテの『神曲』におけるルチフェロ(ルシファー、サタン)をなぞらえたようになっている。[要出典] 『ウルトラマンネクサス TV COMPLETE DVD-BOX』封入ブックレット掲載の小説『再臨 -ドリームス-』では、孤門と凪の前に現れた、元MP(メモリーポリス)の黒服の男が変身する。ダークザギをも超える存在と名乗り、再び世界を闇で塗りこめるために姿を現す。孤門と凪が変身したウルトラマンノアと戦う。 後年への影響 『ウルトラマンサーガ』の企画段階では、決定稿とは異なる物語の黒幕として登場する案があった。 『ウルトラマンギンガ』に登場するダークルギエルは、キャラクターイメージにダークルシフェルの要素も取り入れられている。
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