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ウルトラマンネクサス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/25 13:16 UTC 版)

ウルトラマンネクサス
ジャンル 特撮ヒーローSFドラマ
テレビドラマ
監督 小中和哉、根本実樹、北浦嗣巳
阿部雄一八木毅、小原直樹
制作 円谷プロダクション
中部日本放送
放送局 中部日本放送・TBS系列
放送期間 2004年10月2日 - 2005年6月25日
話数 全38話(37話+未放映1話)
テンプレート使用方法 ノート
ウィキプロジェクト テレビドラマ
ポータル ドラマ

ウルトラマンネクサス』は、円谷プロダクションが製作し、2004年(平成16年)10月2日から2005年(平成17年)6月25日まで中部日本放送TBS系列で毎週土曜日の7:30 - 8:00(JST)に全37話が放送された、巨大変身ヒーロー特撮テレビドラマの作品名と、その劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前である。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


目次

概要

特徴

ウルトラマンの概念を一新した「ULTRA N PROJECT」の一つとして制作されたTVシリーズで、シリーズ初の設定が多く盛り込まれた。映画『ULTRAMAN』の数年後のという設定で世界観を共有し、中心となったスタッフ陣も『ULTRAMAN』のスタッフと同じである。また、雑誌記事などで展開したウルトラマンノアの敵のダークザギが第34話や最終回で、ウルトラマンノア自身も最終回で登場しており、世界観が共通であることが本作でも明示された。

本作の世界では「ウルトラマンに変身できる人間=デュナミスト(適能者)」が複数登場し、彼らの代替わりが描写された。タイトルの「ネクサス(絆)」とはウルトラマンの力が次代へと伝えられることを意味する。

ウルトラマンに変身する人物が地球を守る防衛チームに所属しておらず、主人公も特殊能力を持たない普通の人間である[1]。また、ウルトラマンに変身する人物には武器にもなる変身アイテムが与えられており、変身前での戦闘の描写も多い。また、今まで各作品の防衛チームはウルトラマンの力を借りずに怪獣を倒せないことが多かったが、本作では防衛チームのみで怪獣を撃破する描写も多く見られ、本作以降もその描写の比重は高くなっていく。

本作から、特撮パート・ドラマパートともに長年続いてきたフィルム撮影からデジタルビデオ方式の一つであるDVCPRO HD規格でのVARICAM撮影に切り替わっている。また、CGを作品の中に多く取り入れ、演出面でも新たな試みがなされた。

試写会には『ウルトラマンゼアス』に出演した角田信朗が出演している。

評価

本作のストーリーは、他のウルトラシリーズに例を見ないハードかつシリアスな重苦しいものとなった。過去の怪獣たちは一切再登場せず、時間枠移動の問題によりシリーズ中で最も低予算となったために、[要出典]同じ舞台セットを連続使用し、1体の怪獣を2 - 4話にわたって続けて登場させるなどせざるを得なかった。このことが「苦戦を続けるウルトラマン」や「怪獣を倒すカタルシスの欠如」などを招いたことなどが指摘されている。[要出典]スタッフは「深夜31時半の番組のつもりで制作した」と語っている[2]

視聴率は初回こそ5%台を記録したものの、その後2 - 3%台に急落し、1%台の回もあった。「主人公の恋人の部屋に飾られた大量の不気味な絵」「怪獣の攻撃で両親を殺されたうえに両親の身体を操られて捕らわれる少女」など、一部の場面に対して朝日新聞に批判が載るなどの事態ともなった結果、第26話からはやや明るめの内容に微修正され、[要出典]放映は1クール短縮となった[3]

チーフプロデューサーの渋谷は番組放送初期より、上層部やスポンサーから内容の路線変更を提案されていたが、それを断固拒否した。[要出典]雑誌にも「路線変更は視聴者に対する裏切り行為」と持論を語って当初掲げた方向性を曲げず、初志を貫徹した。また、打ち切り決定後も以前と同じ情熱で短縮版の製作作業に挑むスタッフ・キャストにも「とても感謝している」と思いを語っている。

放映終了後、ファンから「打ち切りになった際に未放映となってしまったエピソードが見たい」という声があがった。[要出典]その要望に応えるように、DVDにはTV放映時に当初前後編として制作されたものを1話に編集したために大幅に削られた場面を追加した第29話のディレクターズカット版や、撮影されながらTV未放映となった第31話と第32話の間の話を「Episode. EX」として収録している。溝呂木眞也を演じた俊藤光利は、自身の退場編となった第32話について「絶対に放送枠に収まらないと分かっていながら撮影した」と語り、第32話のディレクターズカット版の制作を希望していたが、これは実現していない。

ハードなストーリーとよく練られた設定や技術面での様々な新要素の導入など、以降の作品にも影響を与えている一方、玩具売上は『ウルトラマンコスモス』の60%程度と商業的には成功と言い難く[要出典]続く『ウルトラマンマックス』や『ウルトラマンメビウス』では原点回帰的路線を辿っている。[要出典]

あらすじ

「新宿大災害」と呼ばれた事件からから5年後、レスキュー隊員・孤門一輝はある日、非公然防衛組織TLT(ティルト)への配属を突如命じられる。

そこへ向かう途中では彼は、謎の怪物(ペドレオン)に襲われる。それは最近頻発していた行方不明事件の真相、人々を襲って喰らうスペースビーストと呼ばれる凶悪な宇宙生命体の攻撃だった。孤門があきらめかけたその時、「諦めるな!!」という言葉と共に、降臨した赤い光から銀色の巨人が現れて怪物を叩き潰し、孤門を救った。孤門はその巨人を「ウルトラマン」と呼んだ。

その後、TLTの実働攻撃部隊ナイトレイダーへ入隊した孤門は、非情とも思えるような組織の姿と、事件に関わった人々の記憶を消すやり方に困惑しながらも、ビーストとの戦いという非日常世界へと踏み出していく。




[ヘルプ]
  1. ^ これは、『ウルトラマンダイナ』の初期案で考えられていた防衛チーム隊員以外の人物がウルトラマンに変身して、旅のなかで遭遇した事件を解決していくというストーリーを再起用したものである。[要出典]
  2. ^ 『ウルトラマンネクサスヒーローピクトリアル (Vol.1)』 小学館
  3. ^ 当初の予定では全52話(2005年9月24日まで)を予定しており、2005年に発売された「ウルトラマンネクサスカレンダー」にも同日が最終回と記述されている。
  4. ^ 最終回で、レーテの闇のなかで凪へと伸ばした孤門の手が、レーテ内の高エネルギーにより時間軸にズレが生じていたため、少年時代の孤門にも届いたものという真相が明かされた。ただし孤門自身は気づいておらず劇中でも明言されてない。
  5. ^ 彼がメフィストと一体化する直前に「俺がビーストに操られたら迷わず撃て」と言われており、その約束を果たそうとしていた。第32話で溝呂木が改心した際には、生きて罪を償うように諭している。
  6. ^ 『テレビマガジンスペシャル ウルトラマンネクサス&ウルトラマンマックス』 講談社
  7. ^ 後期OPでは、詩織の紹介場面でもマニキュアが小道具として使われている。
  8. ^ 初期オープニングのクレジットでは「石光彦」と表記されていた。
  9. ^ a b ムック『ウルトラマンネクサス THE DUNAMIST(講談社ヒットブックス)』 講談社
  10. ^ 溝呂木役の俊藤光利によれば、第32話には削られた場面がかなり存在するという。書籍『ウルトラマンネクサス ヒーローピクトリアル Vol.2 千樹憐編』小学館
  11. ^ 当初の予定ではメタフィールドでの戦闘が現実世界では自然現象として時々垣間見えると言う案もあった。
  12. ^ ウルトラマンサーガ感謝祭における長谷川圭一の発言より。
  13. ^ 円谷ステーション (2012年5月18日). “ウルトラファン待望の『ネクサス』『マックス』『メビウス』初DVD-BOX化!ハイコンセプト・ウルトラマン、連続リリース!”. 2012年5月18日閲覧。







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