ウルトラマンビクトリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 09:44 UTC 版)
「ウルトラマンギンガS」の記事における「ウルトラマンビクトリー」の解説
ビクトリアンのショウがビクトリーランサーでウルトライブするウルトラマン。有史以前、ビクトリウムを巡って古代人の間で争いが起きた時宇宙から飛来し、古代人の「選ばれし者」に自らへ変身する力を与え戦いに終止符を打ち、眠りについたという。 V字型の特徴的な黄色のクリスタルVクリスタルが頭部と両腕、両脚に備わっており、カラータイマーもV字型となっている。メインカラーは赤と黒と黄色。スパークドールズとなった怪獣をビクトリーランサーでリードすることで、右腕をその怪獣の戦闘力を発現させるウルトランスという能力を持つ。ただしライブしているショウが怪獣の力に迷いを抱いていると使用できない。活動時間は3分間。 ギンガと同様、ビクトリーのスパークドールズはビクトリーランサーの中から出現する。そしてそれをリードし、光となったビクトリーとショウが飛びながら一体化した後に巨大化するという、これまでにない変身シークエンスを取る。また、最終話でのみ「ビクトリー!」と叫んで変身した。 ウルトラシリーズでは初めて全面に黒を押し出したキャラクターとなっている。 ギンガが未来を象徴するキャラクターであるのに対し、ビクトリーは過去を象徴している。『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』での海底世界のように、地上のヒーローであるギンガに対して、ビクトリーは地下にあるもう一つの世界のヒーローというバランスになり、地上と地下で諍いがあるが、最終的に和解するというものとなった。 アクションはギンガとの差別化として、アグレッシブな打撃系スタイルとなっている。 ウルトランスの設定は、EXレッドキングのスーツの腕が別パーツとなっていることから発想された。 容姿は、先に決定していた名前からVの文字をモチーフにデザインされた。主役ウルトラマンではないことから、ウルトラマンエースやウルトラマンレオのように王道から外れた少し奇抜で冒険的なデザインが目指され、光るギンガとの差別化を前提としてアーマーが取り入れられている。当初は頭部のクリスタルパーツ部分はもっと大きく刺々しいデザインだったが、造形との兼ね合いから現状のようなアレンジとなった。また、デザイン時点でギンガと合体することが予定されていた。ギンガでは光らなかった腕が光るようになっている。
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