ハイドン:ソナタ 第38番(ウィーン原典版番号) ヘ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ハイドン:ソナタ 第38番(ウィーン原典版番号) ヘ長調 | Sonate für Klavier Nr.38 F-Dur Hob.XVI:23 op.13-3 | 作曲年: 1773年 出版年: 1774年 初版出版地/出版社: Kurzböck |
作品解説
ハイドンは50曲以上のピアノソナタを作曲しており、第23番のピアノソナタは中期の作品にあたる。
当時の演奏技法からすると、技巧的な要素が多く、難曲だったようだが、今日では第52番のピアノソナタと並んで、多くのピアニストが取り上げる人気のある作品である。
第1楽章 アレグロ・モデラート
ソナタ形式。リズミカルな第1主題、軽やかに歌う推移部、流れるような第2主題など、提示部だけでも魅力的なテーマが次から次へと現れる。さらに、中間部では減七の和音が連続するドラマティックな場面もあり、落ち着くことのない活発な印象を与える。
第2楽章 アダージョ
2部形式。シチリアーノ風で、とてもロマンティックな楽章。いくつかのテーマの間にカデンツを思わせる旋律も現れ、即興的でロマン派に近い印象も与える。
第3楽章 プレスト
ソナタ形式。曲全体を通して、調性やアーティキュレーションを変化させるなどの工夫によりつつ、最初のテーマが一貫して用いられている。この楽章も第1楽章同様、中間部では減七の和音の連続が現れるなど、第1楽章との共通点が多いが、第3楽章の方がより展開が少なく、簡潔に書かれている。
ソナタ第38番
「ソナタ 第38番」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女はソナタ形式の曲をひいた
- ニ長調ソナタ
- ホ短調のソナタ
- このソナタの通奏低音部はオルガンによって演奏される。
- 「冬のソナタ」を例に挙げるまでもなく、いまや時ならぬ韓流ブームである。
- 彼女はソナタを演奏した。
- ソナタを一曲弾いてあげよう。
- 彼は自作のピアノソナタを演奏した.
- ソナタ形式の音楽作品.
- 興味深いことには, 彼がそのソナタを作曲した時わずか 7 歳でした.
- (ピアノで)ソナタを弾く.
- 彼女はそのピアノソナタを見事に演奏した.
- バッハの無伴奏チェロソナタ.
- むずかしいリストのソナタを弾きこなすなんてその少年は只者ではないといえよう.
- 『クロイツェル・ソナタ』 をただひとつの例外として, トルストイの作品は皆非常な歓迎を受けた.
- 少年はバイオリンソナタを見事に演奏した
- 技術的に完全であるが、乾燥したソナタの演奏
- その作品の最後のソナタ
- ソナタの人並みの演奏
- ピアニストはソナタで最も美しい一節を、スラーを付けて演奏した
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