サウンドの発展とは? わかりやすく解説

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サウンドの発展

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 08:11 UTC 版)

ハモンドオルガン」の記事における「サウンドの発展」の解説

ハモンドオルガン・カンパニーは専用アンプとしてPR-40などの専用トーンキャビネットを製造し推奨していた。1940年代オルガン奏者であったドン・レスリーという人物パイプオルガン響き左右に動いて聴こえるのに気づき回転する高音ホーン低音ローターをもったスピーカー開発する。「レスリー・スピーカー」の誕生である。ローレンス・ハモンド生前レスリー・スピーカー認めことはなかったが、オルガニストたちはこぞってこのスピーカー使い始める。瞬く間ハモンドオルガンレスリー・スピーカーは殆どの場合セット用いられることになり、現在ではレスリー・スピーカーハモンドオルガン個性半分以上を担うと看做されるようになったギターアンプなどに内蔵されたスプリング・リバーブユニットに衝撃与えると爆発音のような音が出ることが発見されてから、一部のロックオルガニストたちはより「ロックな」パフォーマンスを行うため、本来リバーブ内蔵しないB-3やC-3にユニット組み込みオルガン揺らし叩き付けドラムスティックなどで直接ユニットバネ擦って攻撃的なノイズ発生させるようになったまた、一部オルガニストギターアンプ用いてオルガンサウンドを増幅することでギターへの憧憬表したり、より攻撃的なトーン作り出したりした。この代表選手ディープ・パープルジョン・ロードであろうザ・ナイスELPキース・エマーソンジミ・ヘンドリックスなどの影響からフィードバックハウリング)やスプリング・リバーブの衝撃音、ナイフ鍵盤の間に突き刺し、音を出たままの状態にする)まで利用しオルガン馬乗りになった下敷きになったりして演奏するという強烈なパフォーマンス行い観客の目も耳も釘付けにした。ジョン・ロードはスプリングリバーブの衝撃音やリングモジュレーター使って印象的なノイズ多用したことで有名である。また1969年から1972年までディープ・パープルいわゆる第2期」にはレスリー・スピーカー用いずギターアンプマーシャル社のベースアンプ)を使用した1970年代後半には、元々レスリースピーカー真似て作られエフェクターであるフェイズシフターを、大きくかさばるレスリースピーカー代用として使う奏者現れた。フェイズシフターの音はレスリーはまった異なるものであったが、これも個性的なオルガンサウンドを生み出したオルガン機構利用した特殊奏法も、様々なものが編み出されている。これについては「メカニズム」の項で例を挙げることとするポピュラー音楽での使用頻度増加に伴い1960年代初めごろにはトランジスタ回路ハモンドオルガンの音を模倣した「コンボオルガン」が多くメーカーから発売されるようになった代表的なものヴォックスVOX)社製とファルフィッサ(英語版)社製である。機構比較単純なためハモンドオルガンよりコンパクト軽く安価でもあったためアマチュアバンド広く利用された後、ドアーズビートルズアニマルズピンク・フロイドなど、プロバンドにもよく使われるようになり、1960年代後半サイケデリック・ロック特徴一つともなった音色自体ハモンドオルガンには全く似ていないチープなものであるが、これが独自の個性確立し、現在まで評価されている。

※この「サウンドの発展」の解説は、「ハモンドオルガン」の解説の一部です。
「サウンドの発展」を含む「ハモンドオルガン」の記事については、「ハモンドオルガン」の概要を参照ください。

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