サイケ宇宙人 ペロリンガ星人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 01:20 UTC 版)
「ウルトラセブンの登場怪獣」の記事における「サイケ宇宙人 ペロリンガ星人」の解説
第45話「円盤が来た」に登場。 地球侵略を狙い、大円盤群で地球を一気に制圧しようと考える。飛行能力を持つ。地球人の思考パターンを調査するため、円盤を強力な磁気と不透視バリアーで星にカモフラージュして各地の天文台や観測所に見えないようにし、難なく地球に侵入しようとするが、アマチュア観測者には円盤に見えるようになっていた。そこで、少年に化けてアマチュア観測者の1人・フクシン三郎に近づき、同志として取り込もうとするが、彼の3度目の通報時に声を出したことから、ウルトラ警備隊に怪しまれる。最後は、宇宙パトロールに出動したウルトラホーク1号によって円盤群を撃墜され、セブンと戦闘していた1体もセブンの猛攻の前に敗れ去る。 演(人間体):高野浩幸 スーツアクター:鈴木邦夫(本編)、西京利彦(特撮) 声の出演:浦野光(テープの早回しで上ずった声に加工されている) 極彩色で知られるペガッサ星雲第68番ペロリンガ星出身で、体色は母星では保護色となっている(放映当時の雑誌設定)。 この回のペロリンガ星人とウルトラセブン、ウルトラ警備隊の戦いは、サイケな映像処理を施されたイメージ映像的な演出となっている。 着ぐるみは当初「水棲人ピニヤ」として造型されたものだがシナリオが没になり、頭部を変えてサイケな色彩に塗り直されての登場となった。デザインは池谷仙克が担当。監督の実相寺昭雄は、「色彩を派手に、見ていてめまいを起こすようなサイケデリックなものに」と要請している。高野浩幸は、頬を膨らませるギミックはスタッフが後ろからストローで膨らませていたと証言している。 円盤は市販製品を2枚貼り合わせて製作されているが、資料により笊、電気ランプの笠、かき氷のグラスなど諸説ある。
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