映画情報 |
ウルトラセブン
| 原題: | |
| 製作国: | 日本 |
| 製作年: | 1968 |
| 配給: | 東映 |
| スタッフ | |
| 監督: | 円谷一 ツブラヤハジメ |
| 脚本: | 金城哲夫 キンジョウテツオ |
| 企画: | 三輪俊道 |
| 末安昌美 | |
| 撮影: | 永井仙吉 ナガイセンキチ |
| 音楽: | 冬木透 フユキトオル |
| キャスト(役名) |
| 中山昭二 ナカヤマショウジ (キリヤマ隊長) |
| 森次浩司 モリツグコウジ (ダン隊員) |
| 菱見百合子 (アンヌ隊員) |
| 古谷敏 (アマギ隊員) |
| 阿知波信介 アチワシンスケ (ソガ隊員) |
| 石井伊吉 イシイイキチ (フルハシ隊員) |
| F・グルーベル (ボガード参謀) |
| 上西弘次 (ウルトラセブン) |
| 浦野光 ウラノヒカル (ナレーター) |
| 解説 |
| TBS系列二十二局ネットで放映されている同名ドラマの劇場用映画化。監督はテレビと同じ円谷一。 |
| ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
| 一九八七年のこと、遊星間では侵略戦争が激化しており、地球においては防衛軍を組織して外敵に対抗していた。そんなある日、ソガとアマギのウルトラ警備隊員が行方不明になった。必死の捜査にもかかわらず、二人の消息は、ようとして知れず基地には憂愁の空気がみなぎった。だが二人の隊員はベル星人が地球攻略のために造ったギジ空間に迷い込んでいたのである。鈴の音が響きわたりヒルが身体に吸いつき、怪物クモンガや人喰い植物が二人を目がけて襲いかかってくる。救いを求めるソガとアマギの絶叫がビデオシーバーを通じて地上に伝えられその緊急音をたよりにウルトラホークが発進し、ギジ空間に向った。二人の隊員は救いだされたが、今度はダン隊員がベル星人の仕掛けた罠に落ちこんでしまった。最後の力をふりしぼって取りだしたウルトラアイガーを顔にはめると、ダンの姿はたちまちウルトラセブンに変身し、ベル星人に立ちむかった。やがてベル星人はウルトラセブンに倒され、ギジ空間は消滅していった。 |
ウィキペディア |
ウルトラセブン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/29 20:20 UTC 版)
| ウルトラセブン | |
|---|---|
| 放送時間 | 日曜 19:00 - 19:30(30分) |
| 放送期間 | 1967年10月1日 - 1968年9月8日(49回) |
| 放送国 | |
| 制作局 | 円谷プロダクション、TBS |
| 監督 | 円谷一 ほか |
| 脚本 | 金城哲夫 ほか |
| 出演者 | 森次浩司 菱見百合子 中山昭二 石井伊吉 阿知波信介 古谷敏 ほか |
| 音声 | モノラル放送 |
|
特記事項: 第12話は欠番。 |
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『ウルトラセブン』は、円谷プロダクションが制作した特撮テレビ番組、またはその劇中に登場するヒーローの名称である。1967年(昭和42年)10月1日から1968年(昭和43年)9月8日までにTBS系で毎週日曜日19:00 - 19:30に全49話が放映された。宇宙の侵略者から地球を守るウルトラ警備隊及び、地球人に協力するヒーロー・ウルトラセブンの活躍を描いた物語である。 『ウルトラマン』との設定上の違いは、『ウルトラセブン』では既に宇宙人が地球の社会に侵入していることである。メトロン星人のように地球人同士を戦わせて地球の侵略を図る宇宙人も登場する[1]。
「ウルトラマンセブン」と誤って呼称、表記されることがままあるが、これは後年のウルトラシリーズにおいて、主役ヒーローは"ウルトラマン"を冠した名称になっているための誤称・誤記である。なお1972年作品『ウルトラマンA』は、企画時において『ウルトラA』とする予定だったが、他社商標登録の都合で、現行タイトルへと変更された経緯がある。
目次 |
作品としてのウルトラセブン
内容
本作は円谷プロの空想特撮シリーズ第3弾であると同時に、TBSのウルトラシリーズ第4弾として企画された(第3弾は東映(東京)制作の『キャプテンウルトラ』)。『ウルトラマン』と同様に「人類の平和のために戦う特殊チームと、それに協力する巨大ヒーロー」という図式が採用されている。しかし、その内容は『ウルトラQ』や『ウルトラマン』とは趣を変えており、放送当時はこの両作品との繋がりは設定されていなかった[2]。
シリーズの立ち上げに携わったメイン監督の一人の満田かずほによれば、「SF色を強めて対象年齢層を上げたり、様々な面で『ウルトラマン』との違いを意識した」という[3]。
『ウルトラマン』放送終了後、東映制作による『キャプテンウルトラ』が半年間にわたって放送され、その間に制作体制が固められたが、「敵は宇宙からの侵略者に統一する」という方向性が示された上で、新たな路線を目指すべく試行錯誤が続いた。そのなかで「ウルトラ警備隊」という企画案は、宇宙時代に活躍する地球防衛軍隊員たちと侵略者の戦いを描いたものであったが、変身ヒーローは登場しない設定であった。
その後、手を加えられた企画は『ウルトラアイ』として発展するが、ウルトラ警備隊に主人公の「諸星弾」という少年が加わり、危機の際には彼が「レッドマン」に変身して異星人と戦うという内容に変更された[4]。さらに、商標登録が完了するとヒーローの名前が『ウルトラセブン』と正式に決定した[5]。ウルトラセブンのデザイン担当には『ウルトラマン』同様、成田亨が起用され、登場ヒーローは、ロボットのようなメカニカルなデザインから、青色基調の甲冑風の意匠を経て、現在の赤い決定稿デザインに昇華された。
遊星間侵略戦争により地球が多くの宇宙人に狙われているという新たな世界観が加味されている。そのため、地球防衛軍という世界規模の軍事機構が組織されているという設定が導入され、ドラマも敵対的な宇宙人に対する諜報戦として描かれることが多いなど、軍事色が強い作品カラーになっている。また、個々のエピソードについてもドラマ性が重視され、
- 地球と宇宙都市の衝突危機という非常事態の中で、本来悪意のなかった宇宙人との共存の道を見出すことのできなかった悲劇を描いた第6話「ダーク・ゾーン」
- 他の惑星から逃亡してきた凶悪犯を発見・撃退し、異星人の警察組織から感謝されるという、惑星間友好の可能性を描いた第7話「宇宙囚人303」
- 単なる悪役宇宙人の地球侵略のみならず、人類相互の皮相的な信頼関係を風刺を交えて描いた第8話「狙われた街」
- 地球防衛軍が行った新兵器実験の犠牲になった宇宙怪獣の悲劇を通し、軍拡競争への批判を描いた第26話「超兵器R1号」
- 地球攻撃の捨石にされ、地球で生きることを放棄した宇宙人の少女と、ウルトラセブン=モロボシ・ダンの価値観を対比した第37話「盗まれたウルトラ・アイ」
- 地球人自身が過去に地球を侵略した侵略者の末裔ではないかという疑問を投げかけ、ウルトラセブンの正義を根底から揺さぶった第42話「ノンマルトの使者」
- コンピューターとロボットによるオートメーション化の行き着く先を描いて、当時の高度経済成長や盲目的な科学万能主義を批判した第43話「第四惑星の悪夢」
- 童話「オオカミ少年」をモチーフに、都会の片隅で生きる青年の日常と孤独を渇いた視線で描いた第45話「円盤が来た」
など、娯楽作品の枠にとどまらない傑作を生み出した。宇宙人や怪獣も「地球を狙う侵略者とその生物兵器」という趣が強くなって個々のキャラクター性が薄められ、劇中では名前すら明らかにされないケースも存在した。この点は怪獣のキャラクターを重視し、オープニングで怪獣名を出している『ウルトラマン』と大きく異なる点である。また、「侵略者がモロボシ・ダンの正体を知らず、ウルトラセブンの登場に慌てたり驚いたりする」というパターンも度々見られた(第10話のイカルス星人や第14、15話のペダン星人など)。ちなみに、本作以外でOPに怪獣のテロップがなかったのは『ウルトラマン80』と『ウルトラマンティガ』のみである[6]。その他、番組のオープニングタイトルが変更された唯一の作品でもある(後述)。
その一方で、身長が自由自在に変えられるなど、ウルトラマンよりも多彩な超能力を備えたウルトラセブンのヒーロー性や、ハードなものから幻想的なものまで多彩に使い分けられた戦闘シーンの演出、ウルトラ警備隊の爽快な活躍など、児童層をとらえるエンターテイメント性も追求された。本作の特徴として着ぐるみの流用が前2作品と比べて少ないことが挙げられる。これは着ぐるみショーがビジネスとして確立したので、着ぐるみの数が一体でも多い方が商業的にメリットがあったからである[7](『Q』や『マン』のころは制作コスト低減のため、しばしば既成の着ぐるみを改造流用して作る工夫がなされた)。
本作は、企画の段階より英国SF作品『サンダーバード』の影響を強く受けており[8]、商業展開上も前2作品に較べ、メカ類の玩具が多数発売された[9]。人気絶頂にありながら、撮影スケジュールの遅延などで終了せざるを得なかった『ウルトラマン』の反省を踏まえ、本作は『キャプテンウルトラ』の放映中にバンクシーンの撮りだめが行われたが、なかでもウルトラホークなどの防衛軍超兵器の発進シークエンスは、『サンダーバード』のそれを強く意識した凝った作り込みがなされている。
本作は3クール全39話の予定で放映スタートしたが、前番組『キャプテンウルトラ』で下落した視聴率(平均25.6%)を、再び30%台に乗せたことで(前半26本の平均視聴率は30.7%)局サイドの評価を得、1967年末に10本の追加制作が決定する。しかし前半で予算的に無理をしたこともあって、3クール以降は予算が切り詰められ、ミニチュアセット製作コストを抑えられる、等身大サイズの侵略者しか登場しないエピソード(第33話「侵略する死者たち」、第37話「盗まれたウルトラ・アイ」、第43話「第四惑星の悪夢」)も作られた。こうした展開が、ヒーローと大型怪獣との格闘戦を期待する児童層の視聴離れを招き、第36話「必殺の0.1秒」で視聴率16.8%を記録して以降、17%から23%の間を行き来する状況となった。マスコミはこの時期、妖怪ブームとスポ根ブームを喧伝しており、「もう怪獣モノは時代遅れ」の風潮が生まれていたのも大きい(『ゲゲゲの鬼太郎』は1968年1月、『巨人の星』は同年3月スタート)。ただし、後番組『怪奇大作戦』の企画会議は1968年1月12日から本格的に始動しているため[10]、タケダアワーにおける「ウルトラQ空想特撮シリーズ」の終了は、必ずしも本作の後半の視聴率低下が原因ではない。ウルトラセブン=モロボシ・ダンとアンヌ隊員の別れを描いた最終回では、視聴率も放映開始時に近い28.5%を記録した。
当時の玩具展開
トイジャーナル1967年11月号の西武百貨店の海士慶二郎は、怪獣ブームは「子どもの日を境に急激に下降線をたどっています」と述べ、同記事の小出信宏社の石井販売課長は「怪獣ものから宇宙ものへ、消費者の好みは変わりましたね。最初ウルトラセブンの方が強かったんですが、ここへ来てサンダーバードの追い込みはすごいですよ」と述べている。さらに同記事の今井科学の草川克明によると「サンダーバードの発売によって当社は、プラ模型[11]市場を30%おさえた」としている。こうした風潮のなかで『ウルトラマン』に引き続き、本作の商品化権を許諾されたマルサン商店が発売したメカ類のプラモデルは好調な売れ行きを示した。マルサン社員だった鐏三郎は「マルサン、ブルマァクを通して一番売れたのが『ウルトラホーク一号』」と述べている[12](ブルマァクは鐏三郎が創業した第2期ウルトラシリーズの玩具を販売した会社)。
しかし怪獣ブームの衰退に伴い、当初は好調だった「ウルトラセブン」シリーズのプラモデルは売れなくなり、本作に大きく依存していたマルサン商店は倒産した[13]。『ウルトラマン』はターゲットを子供に絞って子供に受けたが、スポンサーの武田薬品は「子供に受けても大人にうけなければ所期の目的は達せられない」と考えており、本作の対象年齢の引き上げを要求した[14]。一方、TBSは「日曜のゴールデンアワーは子供の時間帯」と認識していたのである。この意見の食い違いから、本作の玩具展開は迷走してしまったとも言える[14]。
もう一つの問題は商品化権の契約金の高騰である。前番組『キャプテンウルトラ』が不振だったため、各社は実績のあるウルトラマンの正当な後継者たる本作に熱く注目した。このため各品目で激烈な入札競争が行われた。この結果、契約金は高騰。契約した会社は高額の契約金を回収しようと大量に商品を供給した。市場に溢れた商品は、最初は消費者を満足させたが、満足しきってしまったために消費者は本作に対する関心を失っていったのである[15]。
異星人のデザインと映像表現
作中に登場する様々な異星人は後々の商品化を考慮して、なるべく子供たちに受けそうなデザイン(不気味で怪物的なもの、または体の一部が不条理な形状をしたもの)であることが望ましい。しかしデザインを担当した成田亨は必ずしもそうしたコンセプトに沿ったものばかりを作り上げた訳ではなかった。予算的な都合もあったのだろうが、全身スーツ(当時の言葉で言う「ぬいぐるみ」)ではなく、頭にかぶるマスクと衣裳だけを設定した簡易なものもいくつか存在する(カナン星人、シャドー星人、フック星人、シャプレー星人、ゴース星人など[16])。また、極めて動物的なデザイン、或いは特殊な形状であるが故に中に人間が入って演じることが困難なものは、ピアノ線による操作で表現される場合もあった(クール星人、ヴィラ星人、チブル星人、ポール星人)。その他、地球人類と全く同じ姿をした異星人(マゼラン星人、第四惑星人、サロメ星人)や、声だけで姿を現さない異星人(ミミー星人)など、最小限の経費で最大限の効果を産んだキャラクターもあった。こうした或る意味「二次展開」を無視した様なデザインおよび映像表現は逆にウルトラセブンの作品世界を豊かに広げる結果となり、宇宙からの侵略者を単に「悪い怪物」という枠に留めず、「知性ある文明人類」という高い次元にまで引き上げることに成功している。
本放送終了後
何度も行われた再放送により本作は『ウルトラマン』とともにウルトラシリーズを代表する高水準の作品として幅広く認知され、第2期ウルトラシリーズの誕生や1970年代末期における国産特撮ヒーローの再評価に大きく貢献することになる。また、主人公での出演ではないが『帰ってきたウルトラマン』に始まる第2期ウルトラシリーズや2006年の『ウルトラマンメビウス』とほかのウルトラシリーズでの共演により、ウルトラセブンを本放送放映終了後の世代に伝えることに成功した。
過去の円谷プロ作品をデジタル修復してDVD化する「デジタルウルトラシリーズ」にて前2作品を差し置いて第1弾作品に選ばれたほか、本放送終了から40年以上の歳月が経過している現在でもCS放送や地上波再放送が頻繁に行われている。
夕日の対決シーンが印象的な『セブン』第8話「狙われた街」の後日譚として、2005年『ウルトラマンマックス』第24話「狙われない街」が制作され、かつて倒されたメトロン星人が再登場、決闘場面はないまでも、夕陽のシーンがオマージュ的に再現された(監督はともに実相寺昭雄)。
また、ウルトラマン30周年作品、35周年作品、40周年作品のように、ウルトラセブンも30周年作品、35周年作品、40周年作品を製作している。1994年から2002年にかけて、本作の世界観を継承した続編的作品となる『平成ウルトラセブン』(TV特番『ウルトラセブン 太陽エネルギー作戦』及び『ウルトラセブン 地球星人の大地』、オリジナルビデオ作品『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』、『ウルトラセブン1999最終章6部作』、『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』)、2007年には40周年記念作品『ULTRASEVEN X』が製作された。
設定
人類が宇宙への進出を始めた近未来。宇宙では遊星間侵略戦争が激化し、地球侵略を企む宇宙人が次々と地球へ飛来した。
人類はこれに対し、国際組織「地球防衛軍」を結成して宇宙からの侵略者と戦い始めた。日本にも地球防衛軍の極東基地が建設され、富士山麓の広大な地下基地で300名の隊員が日夜、宇宙からの侵略に目を光らせていた。この極東基地には、各部署から選抜された精鋭隊員による特殊部隊「ウルトラ警備隊」が置かれ、地球防衛の最前線に立っていた。
そんなある日、クール星人による人間蒸発事件と、それに続く京浜工業地帯爆撃事件において、モロボシ・ダンと名乗る風来坊の青年がウルトラ警備隊に協力し、事件解決の功績を認められて彼はウルトラ警備隊へ入隊する。
モロボシ・ダンこそ、M78星雲から地球観測に来た恒点観測員340号だった。侵略の危機にさらされる地球を守るため、彼は地球に留まったのである。
ダンはウルトラ警備隊でも対処できない危機に際しては、ウルトラアイを着眼して本来の宇宙人の姿に戻る。そして、その超能力を駆使して侵略者や、その刺客である宇宙怪獣と死闘を繰り広げる。ダンの正体を知らないウルトラ警備隊は、自分たちに協力する真紅の宇宙人のことを、ウルトラ警備隊7人目の隊員という意味を込めて「ウルトラセブン」と命名した[17]。
この物語は、地球防衛の最前線で侵略者と戦うウルトラ警備隊と、クライマックスで登場するウルトラセブンの活躍を描いている。
時代設定
本作の舞台は1987年と設定されているが劇中では明言されていない。SF作品としての設定上、宇宙開発や海洋開発などについては放映当時より進歩している演出があり、ドラマ上でも近代的なビル街や高級な邸宅など、日常的生活感を排した背景が選択されていることが多い。しかし、未来世界の演出は一貫しておらず、1967年当時の日常生活や時代風俗も同時に描かれている。この、近未来設定と当時の風俗が混在する傾向は前作「ウルトラマン」でも見られる。以下、作品世界の設定年代が明確な演出と製作当時の年代が見て取れる描写を記す。
- 演出意図の明確な年代表現
- 製作当時の年代の事物が現れるもの
音楽
劇中音楽は冬木透が担当した。ジャズ編成の劇伴が多用された『ウルトラマン』(音楽宮内國郎担当)から一変して、オーケストラ編成主体の楽曲が多くなっている。また最終回には、シューマンのピアノ協奏曲イ短調が使われていること[18]など、音楽の面ではクラシック音楽志向がうかがわれる。
主題歌・挿入歌
- 『ウルトラセブンの歌』
-
- 歌:みすず児童合唱団、ジ・エコーズ
- 印象的な重厚な和音とそれに続くコーラスで始まることで有名で[19]、ホルンによる「合いの手」が入ることも極めて特徴的である(このような特徴は当時の同種の作品には見られない)。実相寺昭雄の回想によると、これには「子どもたちにハーモニーの楽しさを伝えよう」という製作サイドの意図があったという。実際に子どもたちの間では、冒頭のコーラス部分が一人では完全に歌えないため、何人かで集まって歌うことも行われた。この曲は、クラシック音楽の世界で「英雄の調」といわれる変ホ長調で書かれている。ちなみに主題歌を歌っている男性コーラスグループ「ジ・エコーズ」は、尾崎紀世彦がメンバーを務めていた「ザ・ワンダース」の変名である(冒頭の「セブン〜」の男声コーラスの3番目が尾崎[20])。
- 初期録音のテイクは、2番と3番の歌詞が一部逆になっており、みすず児童合唱団のコーラスが中間部にも入る。初期版は一部のエピソードで挿入歌として使われた。平成ウルトラセブンでは、『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』までは完成版がオープニングに、初期版がエンディングに使われた。
- 『ウルトラ警備隊』
- 『ウルトラ警備隊の歌』と表記されることも多い。劇中では原則としてカラオケが使われているが、第5話のラストシーンのみ歌入りで使われた。
- 『ULTRA SEVEN』
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- 歌:ジ・エコーズ
- 主に満田かずほ監督のエピソードで、ウルトラ警備隊の出動シーンに使われた。
- 『ウルトラ少年の歌』
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- 歌:みすず児童合唱団
- 『THE THEME SONG OF "ULTRA-7"』
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- 訳詞:Maya Taguchi / 歌:子門真人
- ハワイでの放送に合わせて録音された、英語版主題歌。当時は現地のレーベルからのみ発売されていた。
- テレビサイズはオリジナル版のカラオケにボーカルを被せているが、フルサイズはカラオケも新たに録音されている。
- 『ULTRA-7』
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- 歌:子門真人
- 『ULTRA SEVEN』のカバー。『THE THEME SONG OF "ULTRA-7"』のB面に収録された。
もうひとつの主題歌について
本作の主題歌には、「ウルトラセブンの歌」の他に「ウルトラセブンの歌 パート2」(パートIIとも表記)が存在する。この曲名は後年LPレコードに収録された際の便宜上のもので、実際には「二曲作られたうち、採用されなかった主題歌候補の曲」である。録音時の楽曲リストには「ウルトラセブンの歌B」と表記されている。
本来は主題歌とほぼ同じ歌詞があるが、作中では「マックス号応答せよ」の戦闘場面でカラオケの形で使われている。その後「宇宙囚人303」や「必殺の0.1秒」でも使われたが、これは同曲の出来を捨てがたく思っていた満田かずほが自身の監督作で作曲者・冬木透の了解を得て使ったものである[21]。
『ウルトラマンA』以降は、2番-3番の間奏に編集を施して、ゾフィー登場のテーマ曲として多用された(当時はゾフィー自身やウルトラ兄弟のテーマ曲が存在しなかったため)。
また『帰ってきたウルトラマン』でも採用されなかった主題歌が存在し、『ウルトラマンA』でも商標登録の問題から主題歌の歌詞が一部変更になっている。
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- ^ 『東京新聞』2010年10月31日、11版 28面
- ^ ただし未発表脚本では旧作の怪獣の登場が検討された他、第1話ではウルトラ警備隊の基地内部にはゼットン星人の円盤がオブジェとして飾られているなど、初代ウルトラマンが地球を去った後のストーリーとされてはいる。
- ^ 『ダン - モロボシダンの名をかりて』でのインタビューより。
- ^ 『レッドマン』という仮題は円谷ヒーロー作品(『ウルトラマン』『ファイヤーマン』)でたびたび使われ、本作の脚本の表紙にもそう書かれていた時期があるが、満田かずほによると、正式タイトルを隠したのは、他社に先に商標登録されてしまわないようにする措置でもあったという。
- ^ ウルトラセブンの必殺技「アイスラッガー」の名称は、企画案『ウルトラアイ』の名残りである。
- ^ 『ウルトラマン80』の場合は、本編においてテロップ表記されていた。一方、『ウルトラマンティガ』の場合は第11話から本編開始時にサブタイトルとともに紹介されるようになった。
- ^ 『全ウルトラマン特撮研究』
- ^ 『昭和特撮大全』
- ^ ただし『キャプテンウルトラ』もメカ類が多い。また、前2作品では怪獣もプラモデル商品化されたが、本作の怪獣は本放映時には一体もプラモ化されず、セブンとメカのみのラインナップである。
- ^ テーマは(1)現状の膨大な制作費を抜本的に削減すること、(2)スポンサーの商品の購買層<大人の視聴者>にアピールする、よりリアルな特撮ドラマを開拓すること。
- ^ 当時、「プラモデル」という言葉はマルサン商店の商標で登録されており、他社は使うことができなかった
- ^ 『ウルトラマンプラモデル大鑑』
- ^ 『バンダイキャラクタープラモ年代記』
- ^ a b 『マーチャンダイジングライツレポート』1979年2月号
- ^ 『マーチャンダイジングライツレポート』1991年5月号
- ^ ピット星人、ノンマルト、テペト星人に至っては、首から下が「ただの黒タイツ」だった。
- ^ 命名に関するくだりは第1話で脚本上は存在したが、編集時に都合上削除されてしまったため、映像として挿入されていない。そのため、第2話でワイアール星人と戦うセブンに向かってアンヌがいきなり「ウルトラセブンがんばって!」と叫ぶのが主役名の初出となる。桑田次郎と一峰大二の漫画版では上記の命名のくだりが描かれている。
- ^ 曲が足りなくなったので使用された。
- ^ この主題歌の冒頭部分は、本放送時のスポンサーであった武田薬品工業が2001年に発売した栄養ドリンク「アリナミン7(セブン)」をはじめ、数多くのCMに使用されている。
- ^ 2006年4月26日放送の『ズバリ言うわよ!』や2007年10月7日放送の『行列のできる法律相談所』など各所で尾崎自身が証言している。
- ^ コロムビアミュージックエンタテインメント発行のDVD『大集合! ウルトラヒーロー主題歌・名場面集 - 最強バトル編』の映像特典内で満田本人が語っている。
- ^ 『DVDウルトラセブン』、『ウルトラセブン1967』
- ^ 『ウルトラマン大百科』(勁文社・1978年初版発行)など、資料によっては「怪しき隣人」と誤表記される場合もある。
- ^ この回まで、砂文字によるオープニングタイトルを使用。
- ^ この回からオープニングタイトルが変更。青い背景が回転してタイトルが現れ、最後に背景が赤くなるというもの。
- ^ それはウルトラ警備隊が判断したことであり、実際にはどうだか判らない。ただ、エンディングのナレーションで「超古代文明の遺産だったかも知れない」という意味のことが語られている。
- ^ この話のみ唯一「篇」表記。
- ^ このミサイルのミニチュアは当時今井科学から発売されていた『サンダーバード』の地底メカ「ジェットモグラ」のプラモデルを改造したものである。
- ^ 『ウルトラマン大全集II』(講談社・1987年) p.249、『ウルトラ情報局』2004年9月号より。OPではノンクレジット。
- ^ 第11・13話のみ登場せず。
- ^ 第17話の出演場面は、バンクフィルムの可能性もあり。
- ^ a b 第19話のみ登場せず。
- ^ 第20話はノンクレジット。
- ^ 第31話のみ松尾文人が演じている。
- ^ この役名は、第16話「闇に光る目」のシナリオでのみ表記されている。他の登場回ではすべて「防衛隊員」。
- ^ 一部の書籍でヒラタ参謀としているものがあるが、誤りである。
- ^ オープニングの出演者紹介字幕ではその様にクレジットされているが、他の特撮映画・ドラマにも出演していた「キャシー・ホーラン」とは全くの別人である。何かの手違いか、または同姓同名の別女優かは不明。
- ^ 実際は、2代目の大山デブ子が演じている。
- ^ a b テープ早回しで合成。
- ^ 『デジコンBEAM』1999年6月号
- ^ “セブン激白! マスク盗難「犯人出て来い!」”. サンケイスポーツ. (2011年7月29日)
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