グローリー=ベル(GB)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 16:42 UTC 版)
「約束のネバーランド」の記事における「グローリー=ベル(GB)」の解説
高級農園・グローリー=ベルの食用児達。 ユウゴ エマ達が辿りついたシェルターで出会った大人の男性。28歳。長らく名前を明かさず、エマ達からは「オジサン」と呼ばれるが、96話にて名前が判明する。認識番号はETR3M8。脱走した食用児という意味では、エマたちの「先輩」。 当初はシェルターを訪れたエマ達に名前を教えず、過去の出来事はほぼ語らない。また子供達に対してムキになったり大人げない所もある。エマを人質にして殺すと脅し、資源に限りがあるためペンを置いてシェルターを出るように迫る。エマ達の様子を見て過去の自分と仲間達を重ね、だからこそ目障りで消えて欲しいと考えるものの、エマとレイを(道中死なせるつもりで)A08-63地点へ先導する。 13年前、仲間と共にペンを頼ってGB農園から脱獄し、シェルターに辿りつく。しかし、いつまでもミネルヴァが現れず、先導時の夢による回想によると、ユウゴが仲間全員でA08-63地点(ゴールディ・ポンド)へ向かう事を発案した。ゴールディ・ポンドに連れ去られた後も密猟者達と対抗し、彼の指揮のもと全員生き延びていたが、レウウィスに狩られ殲滅、自分だけ生き残ったことに罪悪感を持ち続けた。なお、彼が着ている小さなベストは、かつて仲間の1人が着ていたもの。「ミネルヴァは嘘吐きだがシェルターを用意してくれていることには感謝してる」と言い、仲間が死んだ13年の間に、仲間・希望・情けといった全ての「無駄」を省くこととを学んだと語る。 野良鬼の群生地では、エマ達を上から襲ってきた鬼を銃で攻撃するが、わざと殺さずに再生させ、怒った野良鬼の集団を集めさせる。どちらか死んだら助けてやると言って離れた場所から見物するが、後方から襲ってきた鬼を難なく仕留めるなど高い実力を見せる。 ゴールディ・ポンド侵入後、ノウスとの交戦で隠れているヴァイオレットと会い、猟場の状況およびかつての仲間・ルーカスの生存を知る。ノウマを取り込んでパワーアップしたノウスに対し、気配を含めあらゆるものを消し去って狙撃し倒す。その後にエマ達と合流し、レウウィスの仮面を破壊してエマ達との共闘の末に止めを刺すなど、猟場での戦闘に置いて重要な役割を果たす。 戦闘終了後、重傷のエマを抱えアジトにてルーカスと再会。シェルターに帰還後はエマを治療し、約4週間後にエマが目覚めた時に自身の名前を教える(この頃には年少の子供達にもすっかり懐かれ、過保護気味になっているようである)。 アンドリューらのシェルター襲撃の際に子供達を先に外に逃がし、ルーカスと共に決死の覚悟で応戦。猟場でルーカスを置いて1人で逃げた事を後悔し続けた過去から、生きるにも死ぬにも最期まで一緒だと言い、ルーカスを抱えて武器庫まで逃げ込む。その後、追いついたアンドリュー達を道連れに可燃ガスを爆発させた。 回想によると、ゴールディ・ポンドからただ1人シェルターまで逃げてきた後、仲間の想いに応えるため生き続けてきたが、それも限界に達し自殺を考えていたところにエマ達がやってきた。結果ルーカスにも会えて仲間の仇を討つことができ、死ぬ事に対して未練が多くなったものの、エマ達の為に死ねるのなら本望と考えていた。 子供達には銃の手ほどきや食料調達の方法など生きていく上での様々な事を教え、ユウゴとルーカスの2人がいなくなった後も子供達は教わった事を活かして旅をする。 ニコラス ユウゴの仲間だった少年。帽子を被っていた。 ジョン ユウゴの仲間だった少年。ユウゴが着ているベストは、元々は彼が着ていた物のようである。 ダイナ ユウゴの仲間だった少女。カチューシャを着けていた。 ユウゴは彼女に思いを寄せていたようで、ルーカスもその事を知っていて告白を促されたが言えずにいたようである。 シェルターに残されていたお茶会のメモは彼女が書いたもので、ゴールディ・ポンドへ出発する前に次にシェルターを使う人達に向けて残した。 ルーカス ユウゴの親友の男性。サブリーダー格だったようである。認識番号はKGX2A7。 ユウゴが右手につけている黒い手袋は、元々は彼がつけていたようである。かつてユウゴをゴールディ・ポンドから逃がした後、仲間達の中で唯1人生き残り、猟場の風車を拠点に13年身を潜めていた。杖をつき、顔に傷がある。右腕は、かつてレウウィスに襲われた際に失っている。 シェルターにいるであろうユウゴとの再会も考えたが、殺された仲間の無念や鬼の恐怖に怯える他の子供達が頭をよぎり、猟場を潰す為にオリバーら同じ想いを持つ子供達を集め、技術と情報を伝え共有していた。またミネルヴァが食用児をゴールディ・ポンドに呼んだ理由を見つけており、ユウゴを呼び戻した時の事も考え、猟場を潰す必要があると考えていた。 GP崩壊後シェルターへ帰還し、ユウゴや子供達と共に暮らし、モニターで外の監視や子供達に教育などをしている様子が窺える。 シェルターにアンドリュー達が乗り込んできた際、ユウゴと共に決死の覚悟でシェルターに戻って共に武器庫まで逃げ込み、アンドリュー達を道連れに可燃ガスを爆発させた。
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