アントラキノンとは? わかりやすく解説

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アントラキノン【(ドイツ)Anthrachinon】

読み方:あんとらきのん

アントラセンから得られる黄色結晶。アリザリン・インダンスレンなどの染料合成原料分子式C14H8O2


アントラキノン

分子式C14H8O2
その他の名称モルキット、アントラキノン、Morkit、Anthraquinone、9,10-Anthraquinone、ヘライト、ホエライト、アントラジオン、Anthradione、Hoelite、9,10-Anthracenedione、Anthracene-9,10-dione、9,10-Dihydroanthracene-9,10-dione
体系名:アントラセン-9,10-ジオン、9,10-アントラセンジオン、9,10-アントラキノン、9,10-ジヒドロアントラセン-9,10-ジオン


アントラキノン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 07:37 UTC 版)

アントラキノン (anthraquinone) は芳香族に属する有機化合物で、アントラセンの誘導体である。黄色から薄い灰色、もしくは緑がかった灰色をしており、結晶性の粉末である。IUPAC系統名アントラセン-9,10-ジオン anthracene-9,10-dione だが、別名として9,10-アントラセンジオンアントラジオンアントラセン-9,10-キノンなどがある。


  1. ^ Hoelite mindat.org
  2. ^ Bally, O. (1905). “Ueber eine neue Synthese in der Anthracenreihe und über neue Küpenfarbstoffe”. Ber. 38: 194-196. doi:10.1002/cber.19050380137. 
  3. ^ Bally, O.; Scholl, R. (1911). “Einwirkung von Glycerin und Schwefelsäure auf amidierte und auf stickstofffreie Verbindungen der Anthracen-Reihe: Benzanthron und seine Reduktionsprodukte, nebst Bemerkungen über Namenbildung und Ortsbezeichnung hochgegliederter Ringsysteme der Anthracen-Reihe”. Ber. 44: 1656. doi:10.1002/cber.19110440264. 
  4. ^ Macleod, L. C.; Allen, C. F. H. (1934). "Benzathrone". Organic Syntheses (英語). 14: 4.; Collective Volume, 2, p. 62


「アントラキノン」の続きの解説一覧

アントラキノン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 04:52 UTC 版)

「赤」記事における「アントラキノン」の解説

「アントラキノン」も参照 赤色レーキ顔料主として用いられたのは、アントラキノン染料主成分とする赤色染料であった具体的には、ケルメス酸カルミン酸ラック酸、アリザリン、プルプリンである。特にアリザリンは、その特異な色相際立った透明性、高い耐久性着眼され、現代でも工業生産されており、例え美術家用として人気がある。 アカネ色素レーキ化したマダーレーキ真正ローズマダー真正ピンクマダー等)は天然レーキ中最も安定した色材のひとつである。カイガラムシエンジムシ色素レーキ化したものはコチニールレーキである。これらは最大顕色成分同一化学組成有する合成品レーキ顔料であるアリザリンレーキ類似した色相有機顔料存在する為、真正品が使用されることは稀である。 顔料色素型の赤色アントラキノン顔料としては、Pigment Red 168Pigment Red 177がある。Pigment Red 177アリザリンレーキ比較する幾分不透明である透明な顔料で、耐久性高く鮮明で、耐水性にも問題が無い。Pigment Red 168Pigment Red 177より随分黄味。

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「アントラキノン」を含む「赤」の記事については、「赤」の概要を参照ください。


アントラキノン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 06:31 UTC 版)

「緑」の記事における「アントラキノン」の解説

前述のように、クロウメモドキ科熟成した液果から抽出可能な成分エモジンは、アントラキノン染料数えられる

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「アントラキノン」を含む「緑」の記事については、「緑」の概要を参照ください。

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