アルミ‐サッシ
《aluminium sashから》アルミニウムやその合金で作られた窓枠。
アルミサッシ
アルミサッシ〈aluminium sash〉
サッシ
(アルミサッシ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/16 08:03 UTC 版)
サッシ(英語: sash)とは、サッシュともいい、窓枠として用いる建材のことをいう。あるいは、窓枠を用いた建具であるサッシ窓そのものをサッシと呼ぶことも多い。英語でSash window(サッシ窓)というときには、上げ下げ窓(ギロチン窓)のことを指すことが多い。
注釈
- ^ 日本のアルミニウム製錬を参照。アルミナ電解工場には住友化学富山工場や日本曹達高岡工場[7]やがあり、また近隣の県でも生産工場があった。
出典
- ^ a b c d e 11.建具造作工事 一般財団法人住宅金融普及協会 2023年7月22日閲覧。
- ^ a b “意外と知られてない…日本の家が「暑すぎる」とんでもない理由”. (2020年8月22日) 2020年9月8日閲覧。
- ^ “【住宅設備】(窓-1)なぜ日本は樹脂サッシの普及が遅れた? | 一条工務店i-smartルポ”. www.smart-house-report.com. 一条工務店. 2023年1月24日閲覧。
- ^ a b “低い断熱性なぜ放置、世界に遅れる「窓」後進国ニッポン”. 日経新聞 (2014年11月7日). 2014年11月16日閲覧。
- ^ 時代の一歩先を読んだ、"エコ"で"省エネ"なアルミ樹脂複合サッシ - リクシル・アルプラ70(更新日不明 / 2015年10月2日閲覧)
- ^ 住宅用防火サッシ、一斉に販売終了 - 日系BPケンプラッツ 2011年8月18日
- ^ 下谷政弘「日本曹達の工場展開 - 日曹コンツェルン形成史(2)」『經濟論叢』第1-2号、1982年 。2020年4月21日閲覧。
- ^ “【歴史館】エクセルシャノン:北海道の窓の在り方を変えた 日本初の樹脂窓”. 月刊 Smart House (2023年10月12日). 2023年10月12日閲覧。
- ^ “日本での樹脂サッシ普及率、未だ20%。(YKK AP調べ)” 2021年6月6日閲覧。
アルミサッシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 21:58 UTC 版)
アルミサッシはアルミニウム合金製のサッシで、加工がしやすいことから広く用いられており、2014年現在日本でシェアの9割を、中国では7割を占めている。一方で、熱伝導率が非常に高いため断熱性能が非常に低く、暖房や冷房を使ってもアルミサッシを伝わって熱が交換されてしまい、住宅全体のエネルギー効率の悪化になるためアメリカでは全50州のうち24州で使用が禁止されるなど、他の素材への移行が進んでいる。 日本では高度成長期を境に安価かつ、腐食に強く加工が楽なアルミサッシがほとんどとなった。しかし、冷暖房効率の低下や結露が発生するため、近年では日本でも結露の防止や保温性を重視した樹脂製や屋外側にアルミ、室内側に樹脂を使った複合素材のサッシが使われるようになっている。アルミサッシを外枠と内枠に分け、間に樹脂部品を挟んで断熱性を高めた「熱遮断サッシ」も開発されたが、主流とはならなかった。 アルミニウムの融点は鋼などよりも低く、合金でも700 ℃程度であるため、アルミサッシは火災時に溶けてガラスが抜け落ちる可能性があり、2011年(平成23年)頃には日本国内で流通していた防火アルミサッシの多くが建築基準法で定められた防火性能を満たしていない事が発覚し、サッシメーカー各社は防火アルミサッシの販売を一斉に中止した。複層ガラスの普及に伴い、ガラス自体の結露が減ったため、耐火性能や断熱性能の高さに加え、リサイクル性にも優れている木製サッシの利用も見直されている。 サッシの断熱性能については、省エネ建材等級制度が2008(平成20)年度からスタートし、熱貫流率値2.33 W/m2Kを最高値とした星付けが行われ、熱貫流率の性能値も表示される。 なお、アルミサッシの製造拠点は、YKK AP・三協立山アルミ・旧新日軽(現: LIXIL)が中心的な拠点を置く富山県に集中している傾向がある。これは、戦前から高度成長期においてアルミ電解に必要とする膨大かつ安価な電力が、水力発電により潤沢であった名残である。
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