伝統的工芸品 |
飛騨春慶
| 飛騨春慶 |
| ひだしゅんけい |
| 漆器 |
| 盆、花器、重箱、菓子器、茶道具、文庫、卓上品、和家具 |
| 江戸時代の初め、高山城下で神社や寺作りをしていた大工の棟梁(とうりょう)が、たまたま打ち割ったサワラの木の美しい木目を発見し、そこから美しい枇目(へぎめ)の盆が塗り上げられました。色調が茶器の名品で加藤景正の飛春慶(ひしゅんけい)に似ているところから、春慶塗と名付けられたと伝えられています。 |
| 岐阜県 |
| 昭和50年2月17日 |
| 板を立体的に仕上げる曲げの技法は特に優れており、色々な製品に活かされています。飛騨春慶は、透明で木肌の持つ美しさをそのまま活かすところに特徴があります。 |
国指定文化財等データベース |
飛騨春慶
| 名称: | 飛騨春慶 |
| ふりがな: | ひだしゅんけい |
| 芸能工芸区分: | 工芸技術 |
| 種別: | 漆芸 |
| 選択年月日: | 1957.03.30(昭和32.03.30) |
| 選択要件: | |
| 備考: | |
| 解説文: | 春慶塗【しゅんけいぬり】とわ、わが国の漆芸技法のうち特殊なもので、透明の漆を塗って素地の木目の美しさを塗漆した後も生かす技法で、角館春慶、日光春慶、栗野春慶、八沢春慶等々各地で作られたが、現在はほとんどが衰滅し、慶長年間に起原を有すると伝えられている飛騨春慶が盛んに生産されている。 春慶に用いられる上塗漆は、国内産漆の中でも特に良質なものを半年貯蔵した透明度の高いものである。多くは淡黄色に素地を着色した黄春慶であるが、紅春慶や春慶溜なども創案されている。素地には檜や椹【さわら】材の板物(角物)・曲物、栃材の挽物があり、さらに特殊な用具で木目の夏目を彫り冬目を表わす批目【へぎめ】や、変形鉋を使用して大小霞や格子目を削り出す鉋目【かんなめ】などの素地の装飾法や、曲げた部分を桜皮で閉じる桜皮縫などの技法がある。製品には、茶道宗和流と関連して発展してきたので茶器類が多く、他に酒器類、盆類がある。技術者は、現在、塗師四四名、木地師六〇名、挽物六名、他に下塗が多数いる。 |
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