ひかえ

デジタル大辞泉

ひかえ〔ひかへ〕【控え／^×扣え】

読み方：ひかえ

１ 時間や順番などが来るのを待つこと。待機すること。「—の間」

２ 忘れないように書きとめておくこと。また、その書いたもの。メモ。「手帳に電話番号の—がある」

３ 必要時のために別に用意しておくこと。また、そのもの。「—の投手」

４ 正式の書類とは別に、写しとしてとっておくもの。「受領証の—」

５ 建造物の支えとして補う柱・壁・杭(くい)など。「塀に—をつける」

６ 生け花で、主な枝のほかに添えに出す枝。

７ 石垣の、積み石の奥行き。

８ 櫓(ろ)を操って船首を左の方に向けること。⇔押さえ。

９ 引きとめること。制止すること。

「何とぞおもしろき中程にて、神仏の御—あって」〈浮・織留・三〉

10 そばにいて加護すること。

「仏神の—にして、二度(たび)よみがへりのあるまじき事にもあらず」〈浮・新可笑記・二〉

日本語活用形辞書

控え、扣え

読み方：ひかえ

ア行下一段活用の動詞「控える」「扣える」の連用形である「控え」「扣え」、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

控える  » 「控える」の意味を調べる
扣える  » 「扣える」の意味を調べる

控え

読み方：ひかえ

【文語】ヤ行下二段活用の動詞「控ゆ」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

控ゆ  » 「控ゆ」の意味を調べる

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隠語大辞典

ヒカヘ

読み方：ひかえ

1. 帳面ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・島根県〕

分類 島根県

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

ひかえ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 05:30 UTC 版)

語源

動詞「ひかえる」の連用形。

名詞

ひかえ【控え、扣え】

1. 控えること。
2. 必要に応じられるように別に用意しておくこと。また、その人・物。
   • 控え選手
3. 忘れないように、または証拠として書き留めたもの。また複写したもの。
4. 建造物の支えとして入れる柱や壁。

発音^(?)

ひ↗かえ↘

ひ↗か↘え

動詞

ひかえ

1. 「ひかえる」の未然・連用形。

Weblio日本語例文用例辞書

「ひかえ」の例文・使い方・用例・文例

• 彼女は20回目の誕生日を１週間後にひかえている
• 彼はひかえめに言っても、倹約家だ。
• 誰から電話がかかってきても、電話番号をひかえておいて。
• 君の彼に対する評価は、ひかえ目に言っても、少し高いよ。
• 禁煙サインがついているときは、おタバコはひかえて下さい。
• ごくひかえ目に言っても彼は私よりはるかにスポーツがよくできる。
• あの小売店のバックにはもっと大きな会社がひかえています。
• あなたは喫煙をひかえるべきです。
• 彼女の電話番号をひかえておきなさい.
• ひかえめの批判.
• ひかえ目で気品のある彼女のゆかしい人柄にひかれた.
• (戦争で)後方にひかえた陣地
• (物事の程度を)ひかえめにする
• 困難が前途にひかえている
• 決定などを一時ひかえてさきに延ばすこと
• ブッシュ夫人は，ひかえめだが夫を操縦できる賢い妻として人気を得た。