はれ‐やか【晴れやか】
はれやか【ハレヤカ】(果樹)
登録番号 | 第5134号 | |
登録年月日 | 1996年 8月 22日 | |
農林水産植物の種類 | かんきつ | |
登録品種の名称及びその読み | はれやか よみ:ハレヤカ | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 七條寅之助 奥代直巳 石内傳治 生山巖 高原利雄 松本亮司 村田広野 浅田謙介 山本雅史 池宮秀和 山田彬雄 家城洋之 内原茂 吉永勝一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は「アンコール」に「中野3号」ポンカンを交配して得られたと推定される交雑実生から選抜,育成されたものであり,果実の大きさが200g程度,果実の外観が扁平,果皮が濃橙色,育成地(長崎県南高来郡口之津町)で2月に成熟するかんきつである。 樹姿は上向性,樹の大きさは大,樹勢は強,枝梢の太さは中,節間長は長である。葉形指数は中,葉身の面積は小,長さは短,幅は中,葉柄の長さは短,葉柄比率は小,太さは中である。果実の外観は扁平,果形指数は 142以上,果頂部水平域の果実横径に対する比は大,果頂部凹部の深さは浅,花柱痕の大きさは大,果梗部水平域の果実横径に対する比は大,果梗部放射条溝果の多少は多,中心柱の大きさは小,果実の大きさは大(200g程度)である。果皮の色は濃橙,油胞の大きさは小,果面の平滑度は中,油胞の密度は密,凹凸は凹,凹点の多少は無~少,果皮の厚さは薄,剥皮の難易は易である。じょうのう膜の硬さは中,砂じょうの形は紡錘,色は濃橙,果汁の多少は中,甘味は多(糖度12~13度),酸味は中,香気は多である。種子のでき易さはでき易い,胚の色は黄緑,胚の数は多胚である。成熟期は極晩,育成地においては2月である。隔年結果性は中,浮皮果の発生はでにくい,裂果の多少はでにくいである。 「アンコール」と比較して,樹姿が上向性であること,葉柄の太さが太いこと,胚の数が多胚であること等で,「中野3号」ポンカンと比較して,果実の外観が扁平であること,果皮の色が濃橙であること,油胞の凹凸が凹であること等で,「青島温州」と比較して,葉身先端の角度が鈍であること,収穫期が遅いこと等で,「マーコット」と比較して,樹姿が上向性であること,果実の外観が扁平であること,果面の平滑度が粗いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和47年に果樹試験場口之津支場(長崎県南高来郡口之津町)において,「アンコール」に「中野3号」ポンカンを交配したと推定され,翌年は種,50年に結実促進のために高接ぎし,54年初結実,62年から「カンキツ口之津14号」の系統名を付けて,系統適応性検定試験を行って育成を完了したもので,平成6年度農林水産省育成農作物新品種になった。 |
はれやか
「はれやか」の例文・使い方・用例・文例
- はれやかすぎて,面はゆいさま
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