しだし

デジタル大辞泉

し‐だし【仕出し】

読み方：しだし

１ 注文に応じて料理を作って配達すること。出前。「—をとる」

２ 演劇・映画で、端役の中でも最も軽い役。通行人や群衆など、場面の雰囲気を作るような役。

３ 工夫・趣向を凝らすこと。また、そのもの。新案。流行。

「これは変はった—と様子を問へば」〈浮・一代男・六〉

４ 装い。いでたち。おしゃれ。

「遊女に取り違へる—なり」〈浮・胸算用・二〉

５ 財産を作り上げること。また、その人。

「これらは近代の出来商人、三十年このかたの—なり」〈浮・永代蔵・六〉

６ 建物などで、縁側のように外側に突き出して構えた部分。

日本語活用形辞書

仕出し、為出し

読み方：しだし

サ行五段活用の動詞「仕出す」「為出す」の連用形である「仕出し」「為出し」、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

仕出す  » 「仕出す」の意味を調べる
為出す  » 「為出す」の意味を調べる

試打し

読み方：しだし

サ行変格活用の動詞「試打する」の連用形。

終止形

試打する  » 「試打」の意味を調べる

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隠語大辞典

仕出

読み方：しだし

1. （一）劇場の通語。幕明きに大勢居並ぶこと。（二）料理を他に持出すこと。「－屋」。
2. 狂言の本筋に関係なくして舞台に現はれる人物。〔歌舞伎〕
3. 〔演〕狂言の本筋に関係なくして舞台に現われる人物。

分類 東京／劇場、歌舞伎、演劇

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

しだし

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 10:09 UTC 版)

名詞

しだし【仕出し】

1. 注文で料理や弁当を調理し配達すること。出前。
2. 演劇において端役の中でも通行人や群衆などの軽い役。エキストラ。
3. (古用法) 工夫や趣向を凝らすこと。新案。流行。
4. (古用法) 装い。いでたち。おしゃれ。
5. (古用法) 財産を作ること。財産を作った人。
6. (建築) 建物などの縁側で外側に突き出した部分。

Weblio日本語例文用例辞書

「しだし」の例文・使い方・用例・文例

• 彼女は急に爆笑しだした。
• 彼は私に手をさしだした。
• 彼はテーブル越しに手を差しだし私と握手した。
• 彼はそれを詳しく説明しだした。
• 日本はアメリカ合衆国から米を輸入しだした。
• 日本はアメリカから米を輸入しだした。
• この企画にぴったりのライタ？、草の根分けてでも探しだしてほしい。
• お金を全部使ってしまい、私たちは仕事を探しだした。
• 彼女の心臓は怖さのためにどきどきしだした.
• 彼はひげを生やしだした.
• ミニスカートがまた流行しだした.
• 彼は仕事をそっちのけにしだした.
• 恐ろしさで彼女のひざはがくがくしだした.
• 心配しだしたらきりがない.
• 頭がずきんずきんしだした.
• 御通知次第店員を差出可申候、御一報次第店員参上可仕候｛ごつうちしだいてんいんをさしだしもうすべくそうろう、ごいっぽうしだいてんいんさんじょうつかまつるべくそうろう｝
• 彼は突然、車の競争に関して興奮しだした
• この生徒は彼女のかつての教授を見るなり、教授をちやほやしだした
• 動物に前足を上げさせて,人の差しだした手の上に乗せさせること
• 正解をだした人,優秀な作品をだした人,物を探しだした人などに与えるという条件でだす賞金や商品