きらず

デジタル大辞泉

きら‐ず【切らず／雪^＝花^＝菜】

読み方：きらず

《切らずに用いることができる意》おから。うのはな。「おから」が「空(から)」に通じるのを嫌っていった語。

日本語活用形辞書

鑚らず、切らず、截らず

読み方：きらず

ラ行五段活用の動詞「鑚る」「切る」「截る」の未然形である「鑚ら」「切ら」「截ら」に、打消の助動詞「ぬ」の連用形が付いた形。

終止形

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霧らず

読み方：きらず

【文語】ラ行四段活用の動詞「霧る」の未然形である「霧ら」に、打消の助動詞「ず」が付いた形。

終止形

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新潟県田上町方言

きらず

方言	共通語	使用例または説明
きらず	おから、卯の花	豆腐を作る過程に出る大豆の搾りかす.切らずに料理できることからきているらしい。

鳥取弁辞書

きらず【切らず？】

《品詞》名詞
《標準語》おから、うのはな。（なんと「きらず」も辞書に載っているではないか！）

奥豊後の言葉

きらず

[意]おから。豆腐と違って切らずに食べることから
※情報提供：清川・康晴さん

隠語大辞典

きらず

1. 雪－雪降リ日－関東地方ニ於テ豆腐粕ヲ「きらず」ト云フ。〔第一類　天文事変〕
2. 雪降り日のことをいふ。雪はその色、雪花菜によく似て居るから。おきら又は卯の花ともいふ。〔犯罪語〕

分類 犯罪語

雪菜花

読み方：きらず

1. 女中詞にて豆腐粕の事それより転じて雪降りを云ふ。
2. 女中詞で豆腐糟のことそれより転じて雪降のこと。

分類 女中詞

電花菜

読み方：きらず

1. 豆腐のかす。卯花、雪花菜などともいふ。きらずとは切るの必要なきよりいふ。
2. 〔隠〕雪の花と書く。うのはなと同じ。
3. 豆腐粕のこと、「切らずともよし」との義。

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ウィキペディア

おから

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/08/09 05:54 UTC 版)

おからは、大豆を原料とする豆腐あるいは豆乳の製造時に発生する副産物（食品製造副産物）。日本、中国、韓国など、豆腐が存在する東アジア一帯ではなじみ深い食品である。食物繊維を多く含み、火を通して食べることが多い。

Weblio日本語例文用例辞書

「きらず」の例文・使い方・用例・文例

• 書斎の本棚に本が入りきらず, 床に積み上げておいた.
• 昨夜子どもがひっきらず泣いた
• あの家には朝から晩まで入り換わり立ち換わりひっきらず来客がある
• 彼はひっきらず勉強している
• 彼女はひっきらずしゃべっている
• 十分に目がさめきらず,わけのわからない言動をする
• 燃えきらずに残っている火
• 燃えきらずに残ること
• 燃えきらずに残ったもの
• 枯れきらず,生気を失っていない葉