cksum (UNIX) cksum (UNIX)の概要

cksum (UNIX)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/25 14:06 UTC 版)

check sum検査合計)という英語に由来する名前ではあるが、実際には巡回冗長検査を算出する。

使用法

オプションは取らず[注釈 1]、対象のファイル郡を第1引数に指定する[2](SYNOPSIS)。ファイルが指定されなければ標準出力を入力と見做す[2](OPERANDS)

$ cksum [ファイル...]

出力は、巡回冗長検査及び各ファイルの容量である[2](STDOUT)。巡回冗長検査には幾つか変種があるが、cksumコマンドは国際標準化機構及び国際電気標準会議ISO/IEC 8802-3:1996「情報技術――システム間の遠距離通信及び情報交換-局所及び都市圏ネットワーク-特定の要件-3部: 衝突検出 (CSMA/CD) アクセス手法を用いた媒体検知多重アクセス及び物理層の仕様」[注釈 2]で定めるCRC誤り検出に用いられる多項式に基づいている[2](DESCRIPTION)。多項式は以下の通り:

G(x) = x32 + x26 + x23 + x22 + x16 + x12 + x11 + x10 + x8 + x7 + x5 + x4 + x2 + x + 1

実装例

参考文献

関連項目

外部リンク


注釈

  1. ^ 一部のシステムでは--helpなどプロジェクトの共通オプションを取りうる[1]
  2. ^ 2019年現在、本規格は3度の改訂を経てISO/IEC 8802-3:2017「情報技術-システム間の遠距離通信及び情報交換-局所及び都市圏ネットワーク-特定の要件-3部: イーサネット標準」となっている[3]が、cksum側の仕様書を優先した。

出典

  1. ^ GNU.
  2. ^ a b c d OG.
  3. ^ ISO - ISO/IEC/IEEE 8802-3:2017”. 国際標準化機構. 2019年9月4日閲覧。


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