22/7 (アイドルグループ) 来歴

22/7 (アイドルグループ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 09:36 UTC 版)

来歴

2016年

2016年10月17日、秋元康が新たに”デジタルアイドルグループ”をプロデュースすることが発表された[34]。8人のキャラクターのビジュアルが公開されるとともに、その声優を選出する「デジタルアイドル声優オーディション」が開催。12月24日、応募総数10,325名の中からオーディションを勝ち抜いた声優候補11名[注 6]によって22/7が結成された[35]

2017年

2017年2月10日発売の『月刊ニュータイプ』(カドカワ株式会社(現KADOKAWA))3月号から22/7連載企画がスタート。初回にはメインビジュアルとともに堀口悠紀子のインタビューとキャラクター8人についてのコメントが掲載された。

キャラクターには名前が用意されていたが、声優となるリアルメンバーは「名付け親募集」企画において芸名をファンから募り決定された。2月27日(“227の日“)に行われた初の11名でのSHOWROOM配信で企画を発表、2月28日から3月3日にかけての個別配信でのPRを経て、3月4日に11名で名前発表配信を行った[35]。なおこの時点で声優は脚以外の容姿を公開していない。

キャラクター紹介となる連載『あの日の彼女たち』がスタート[35]。3月14日、「22/7 朗読劇」の開催を発表[36]、抽選で100名が招待され4月21日から3度開催された。5月9日から5月19日にかけてのSHOWROOM配信にて8人のキャラクターの配役を電話で通達[37]。第2回朗読劇公演では担当が決定した8名の声優の初披露が行われた[38]。この間に初の担当ラジオ番組となる『割り切れないラジオ』(超!A&G+)がスタート。

7月22日、「”22/7”の日 初ライブイベント」開催。「アニメ化」と11人楽曲を含む「CDデビュー」がサプライズ発表。先行していた8名に続いて涼花、高辻、武田の初披露が行われた[39]。8月20日、東京都内の会場でデビュー曲「僕は存在していなかった」のミュージックビデオ完成披露試写会。9月20日のリリースに合わせて7時から22時までの15時間連続SHOWROOM配信が行われた[35]。9月21日に発売記念イベントを池袋サンシャインシティの噴水広場にて開催、11人揃ってのライブパフォーマンスを初披露[40]

11月19日、「A&Gオールスター2017」のロビーステージに出演。12月24日に「22/7 Christmas Special Event」を開催[41]

2018年

1月22日、SHOWROOM番組にて2ndシングル「シャンプーの匂いがした」の発売が決定。同時に発表されたイベント「22/7 割り切れないライブ~シャンプーの匂いがした~」は2月27日にディファ有明で開催され、キャラクターによるバーチャルライブも行われた[42]。3月10日から4月8日まで毎週末レコード店で「22/7 割り切れない集い-演劇編-」を開催[43]。4月11日の2ndシングルリリースに合わせて、4月13日に発売記念イベントを再び噴水広場にて開催[44]

3月24日からキャラクターPV「あの日の彼女たち」をシリーズとして順次制作・公開している。前年からのバーチャルYouTuberブームもあって、6月14日に藤間がYouTuberとして活動を開始。7月7日、テレビ番組『22/7 計算中』(TOKYO MX/BS11/日テレプラス/AbemaTV/ニコニコ生放送)がスタート。

7月22日、「"22/7”の日『理解者』初披露!フリーライブ」をダイバーシティ東京・フェスティバル広場にて開催。帆風が正式にリーダーに就任することが発表された[45]。ライブで披露された「理解者」は8月22日に3rdシングルとしてリリースされ、合わせてYouTube中継配信で「理解者発売記念 VR生配信ライブイベント」が開催された[46]。「京都国際マンガ・アニメフェア 2018」に応援サポーターとして参加[47]

デビュー1周年となる9月20日に「22/7 計算中 Special Event」をマイナビBLITZ赤坂にて開催。追加キャラクターとなる神木みかみ、東条悠希、柊つぼみを発表[48]。前年5月から未定のまま保留されていた声優3名にキャラクターが付き全員出揃う。

10月7日、徳島・「マチ★アソビVol.21」にライブ出演[49]。12月24日に『超A&G+「ARTIST ZONE THE CATCH」公開生放送&収録』を開催。12月27日にはSHOWROOM番組で公式略称が「ナナニジ」に決定。

2019年

1月22日 、リアルライブ「22/7 定期公演“ナナニジライブ”」の第1回を開催。以後12月まで個人コーナーを交え毎月開催、ライブの様子は毎月のSHOWROOM番組「ナナニジROOM」にて紹介された。

2月27日、SHOWROOM番組にてPS VRアプリ『メゾン22/7』の制作が発表され[50]、ナナニジライブ会場で試みられた世界初の「キャラクターバーチャルチェキ会」とともに、「AnimeJapan 2019」の22/7ブースで体験会が開かれた。アプリは4月26日から無料配信され[51]、12月には3台の4K VRカメラを用いたVRライブ生配信も行われた[52]

6月14日、ナナニジROOMにて4thシングル「何もしてあげられない」の8月21日発売が発表。同曲は7月22日の「ナナニジフェス2019」で披露・解禁され、2年前に告知された「アニメ化」についても2020年にテレビ放送されることが発表された。「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」、「@JAM EXPO 2019」、「京都国際マンガ・アニメフェア 2019」にライブ参加。9月20日には前年のイベントと同じ会場の赤坂BLITZで「Anniversary Live 2019」を開催し持ち歌全曲を通しで披露。11月、北京のアニメイベント「BICAF2019」に参加[53]

12月24日、「Birthday Event 2019」を開催し2年前の朗読劇を再演。公式ファンクラブの開設、ツアーの開催、リズムゲームアプリの配信予定を発表。花川芽衣が卒業し[54]、新メンバーとして河瀬詩が加入・担当の斎藤ニコルを引き継ぐ[55]

2020年

1月11日からTVアニメ『22/7』を放送。主題歌を収録した5thシングル「ムズイ」を2月26日にリリースし[56]、2月27日に発売記念スペシャルライブを配信にて実施[57]。ライブは本来ツアーの東京公演であったが、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う決定[58] が前日に出されたため無観客配信となった。後の外出自粛下ではZoomを用いた配信を行い、接触系イベントの代替となったオンライントーク会ではキャラクターによるトーク会も企画された。

5月27日、リズムゲームアプリ『22/7 音楽の時間』と主題歌「風は吹いてるか?」をリリース[59]。初のユニット結成を発表した7月22日の「オンラインフェス2020」、約一年ぶりの全キャスト出演ステージとなった9月20日の昼夜公演「Anniversary Live 2020」を挟み[60]、9月30日に同主題歌が表題曲の6thシングルを発売。5thシングルの8人曲を11人でのパフォーマンスに改め、11月13日に無観客配信ライブ「11(イレブン)」で発表[61]

2021年

前年末から翌年にかけてニコニコチャンネルにリアルメンバーの個人番組開設が続く[62]。1月9日からテレビ番組『22/7 検算中』(TOKYO MX/BS11)を放送。2月24日に7thシングル「僕が持ってるものなら」をリリース。それに伴い2月28日に発売記念ライブを開催。同ライブをもってリーダーの帆風千春が卒業[63]

7月14日に1stアルバム『11という名の永遠の素数』を発売[3]。プロモーションとして音楽番組に初出演[64]、一昨年の定期公演と同会場から配信ライブを開催[65]。東名阪5公演のリリースツアーを開催した。

9月20日に「ANNIVERSARY ONLINE 2021」を配信、新メンバーオーディションの実施を発表[66]

9月30日、海乃るり、倉岡水巴の11月末、武田愛奈の12月末卒業を発表[67]。11月1日、高辻麗が度々の無断欠席により活動停止の上、契約解除[68]

11月14日に「ANNIVERSARY LIVE 2021」を開催し全曲を披露[69]。11月24日に8thシングル「覚醒」を発売。

キャラクターは「TOKYO IDOL FESTIVAL 2021」への出演[70]に続いて、初の単独バーチャルライブ「5th BIRTHDAY LIVE 2021~Colors of Flowers~」を12月26日に開催[71]。同ライブをもって佐藤麗華、東条悠希、河野都、戸田ジュン、柊つぼみが卒業[72]

2022年

2月27日に新メンバー8名が加入。14人体制で3月10日から東名阪ツアー「14(フォーティーン)」を開催し[73]、4月20日の追加公演で新メンバーのキャラクターを発表[74]。7月27日に9thシングル「曇り空の向こうは晴れている」を発売。

7月15日のファンクラブ会員限定公演を皮切りに全5都市8公演の「ナナニジ夏祭り」ツアーを開催。

10月22日、23日に「22/7 5thANNIVERSARY LIVE」を東京国際フォーラムホールAにて3公演開催[75]。12月24日にはバーチャルキャラクターライブ「22/7 CHARACTER LIVE -6th BIRTHDAY PARTY 2022」を開催をした[76]

2023年

前年からの延期を経て[77][78]1月11日に10thシングル「神様だって決められない」を発売[75]。グループ初のオリコンデイリー1位を獲得[79]ビルボードチャートでも1月9-11日間の速報値で1位を獲得[80]。2023年1月9日~15日週のシングル売上チャートで1位を獲得した[81]

1月16日から2022年加入メンバー8人のみによる「定期公演・ナナニジライブ2023」をSHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて8公演開催[82]、従来の公演企画に加えて6年前の朗読劇をコーナー化して新たに演じている。音楽業界の感染症対策ガイドライン改定を受けて、4月以降のライブでは観客の声出しを解禁。

2月20日、雨夜音が家庭事情と学業専念のため休業[83]、8月末日をもって活動終了[84]

3月10日から4月9日にかけて「ナナニジスプリングパレード」ツアーを東名阪福4都市5公園開催[85]

5月24日[86]に11thシングル「僕は今夜、出て行く」発売[87]。同シングルの活動をもって宮瀬玲奈が卒業[88]

6月4日、白沢かなえの7月末日卒業を発表。7月5日から神奈川・東名阪福の5都市6公演で開催された「ナナニジ夏祭り2023」の7/22(土)Zepp Hneda(TOKYO)夜公演は「白沢かなえ卒業スペシャル」と変更される[89]

6月22日、河瀬詩がストーカー被害のため一時活動休止[90]

10月13日、清井美那が体調不良のため休養[91]、11月27日、活動終了[92]

11月7日、「22/7 LIVE at EX THEATER ROPPONGI ~ANNIVERSARY LIVE 2023~」を六本木EXシアターにて開催[93]、今までにないミュージカルテイストの公演を行う[94]

11月22日、2ndアルバム「旅人算」を発売[95]。オリコンデイリー最高位1位、ウイークリーは3位[96]

12月23日、「22/7 Character’s Theater 2023」を配信。さらに東京・池袋と大阪・なんばの二か所では、メンバートークショー付き劇場ライブビューイングを開催[97]。同日をもって、月城咲舞が学業専念のため一時活動休止[98]

2024年

2月11日、3月3日の12枚目シングル発売記念オンライン特典会から、河瀬、月城2名の活動再開を発表[99]

3月30日、途中の「検算中」および「アニメ22/7」放送による休止期間を含み5年間続いたTOKYO MXTV、BS11で放送の「計算中」が終了。

4月6日から2週の間、「春爛漫22/7スペシャル12thシングルヒット祈願」を挟み、4月20日からリアルメンバーによる新番組「計算外」がスタート。

5月1日、12枚目シングル「後でわかること」発売予定[100]


注釈

  1. ^ これらの発言は「0.1」を「1」に拡大していくことがプロデュースであり、AKBグループや坂道グループのアイドルは「実物大」であるという秋元の表現が前提にある。
  2. ^ 例として藤間の「アメリカ出身」は配役決定後に明示された設定で、2019年には天城と同じ「ロサンゼルス出身」と紹介されるようになった。斎藤の「ウサギ好き」は担当していた花川の趣味、滝川の「ツナが好物」なども担当西條の食生活に一致しているものだが、キャラクター固有の趣味としてメンバー間でも言及されている。
  3. ^ 天城自身はサンシャインイエローと公言している[18]
  4. ^ スペインの諺。「腹が減っては戦ができぬ」に相当[19]。藤間自身は小さな幸せで困難を乗り越えていけるとの旨の解説をしている。
  5. ^ 「いつか出会う人のことを想い巻いている」のではないかとのことだが詳細は不明。テレビアニメでのみ右手。
  6. ^ 最終合格者は12名だが1名は活動を辞退。
  7. ^ 会場は当選者にのみ知らされた形で公表されていない。
  8. ^ 7月22日は昼夜開催。
  9. ^ 3月27日は昼夜開催。
  10. ^ 7月24日、8月11日は昼夜開催。
  11. ^ 10月23日は昼夜開催。
  12. ^ 4月9日は昼夜開催。
  13. ^ 7月22日は昼夜開催。
  14. ^ 番組内のテロップでは「藤真桜」と誤表記された。
  15. ^ a b monogatary.com主催「モノコン2019」で設けられた"声優アイドルグループ“22/7”賞"の受賞作品。特典としてメンバーによる朗読音声が収録された。
  16. ^ a b c 3DCGアニメーションのモーションキャプチャをリアルメンバー自身が担当。
  17. ^ ダンスはCGアニメーターによる手付けモーション[116]
  18. ^ 本人の口から明かされることはなかったが、悠が借りていた会員証より。
  19. ^ 第3話から第9話までと第11話とOVAは各キャラクターのキャラソンがED曲となる。

出典

  1. ^ 最初期のコンセプトは「オタク・無」、併記されていたキャッチコピーは「炭酸水には、いくつの泡があるんだろう。数えたことがあるんだ。言いたいことが言えない時って、そういう気持ちじゃない?」。運動神経がないという設定であるが、バラエティではダンス技術について評価されている。ゲームでは生きている動物に対して強い苦手意識は描かれていない。
  2. ^ 計算中初出演時は17歳とテロップで紹介。最初期のコンセプトは「良家の令嬢」、併記されていたキャッチコピーは「アイドルっていうのは、レジスタンスなの。体制に対する革命を起こそうとしているんだ。だから、自分が信じる道を行くしかない」。
  3. ^ 初期は17歳と紹介。最初期のコンセプトは「アイドル」、キャッチコピーは「可愛いは正義。だから、私はどんな時でも可愛くありたい。本当の私なんか、どうだっていい。みんなが望む私でありたいの」。公私でメンバーの名の呼び方を変えている。
  4. ^ 計算中初出演時は15歳と紹介。「(涼花)萌ちゃんみたいな子」と担当の涼花が初期に受け取った設定には書かれていた[22]
  5. ^ 初期は15歳と紹介されグループ最年少。最初期のコンセプトは「利己主義・関西弁」、併記されていたキャッチコピーは「そら、あかんわ。ほんまの自分なんか、誰にもわかってもらえんし、そこで拗ねてたってしゃあないやろ?」。ピアノが弾けるとテレビアニメで自称している。
  6. ^ 2016年末からを舞台とするテレビアニメでのみ生年が「平成11年」と表記されている(第6話)。最初期のコンセプトは「生徒会長・優等生」、併記されていたキャッチコピーは「私にいけないところがあれば言って欲しいの。友達は、合わせ鏡。今の自分が見えるから」
  7. ^ 初期は16歳、計算中初出演時はO型と紹介。最初期のコンセプトは「お嬢様・ツンデレ」、併記されていたキャッチコピーは「もし、世界から秘密がなくなってしまったら、みんな、もっと悲しみに暮れると思う。だから、私はあなたに秘密を打ち明けない」。苦手な勉強をカバーするために環境問題を学んでいる[25]。最も背が低い戸田を担当していた海乃はメンバーで最も長身であり、モーションキャプチャー時には背の低さを意識した動きをしていた[26][14]
  8. ^ 計算中初出演時は16歳と紹介。アイドル以外に興味のある仕事にYouTuberを挙げている。
  9. ^ 怒ると津軽弁が出る設定がある。国産車に詳しく、眺めているうちに特徴を見分けられるようになったと計算中で語っている。
  10. ^ 初期は16歳と紹介。最初期のコンセプトは「攻撃的・武闘派」、併記されていたキャッチコピーは「馬鹿だって思うでしょ?でも、私は愚かなほど、自分に素直でありたい。傷つくことには慣れているから」。公私でメンバーの名の呼び方を変えている。
  11. ^ 初期は17歳と紹介。最初期のコンセプトは「クール」、併記されていたキャッチコピーは「すべてのことは数値化できるわ。だから、君に係数を掛けてみたい」。自己紹介のキャッチフレーズにも同じコピーを使っている。苦手なものに歌を挙げる一方で佐藤の歌声は好きとしている。





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