2023年のフィラデルフィア・フィリーズ 2023年のフィラデルフィア・フィリーズの概要

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2023年のフィラデルフィア・フィリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 16:50 UTC 版)

2023年のフィラデルフィア・フィリーズ
成績
ナショナルリーグ東地区2位
リーグチャンピオンシップシリーズ敗退
本拠地
都市 ペンシルベニア州フィラデルフィア
シチズンズ・バンク・パーク
球団組織
オーナー フィリーズ・リミテッド・パートナーシップ
(デビッド・モンゴメリージョン・ミドルトン他)
監督 ロブ・トムソン
« 2022

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オフシーズン

2022年は87勝75敗で地区3位だったが、ポストシーズンではリーグチャンピオンシップシリーズまで進出し、4勝1敗でサンディエゴ・パドレスを下し、13年ぶり8回目のリーグ優勝を達成した。ワールドシリーズではヒューストン・アストロズに2勝4敗で敗れた。10月10日にはシーズン途中から監督代行となっていたロブ・トムソンが監督に昇格した[1]

2023年からは投球間に時間制限を設ける「ピッチクロック」、守備シフトにおいては塁間に3人を置くのは禁止[2]、野手登板は「延長戦」「8点以上リードされた場合」「10点以上リードされた9回」[3]などといった新しいルールが追加された。

開幕後

10月1日に全日程が終了。90勝72敗で地区2位だったが、ワイルドカード順位で1位となったためポストシーズン出場が決まった。

ワイルドカードシリーズではマイアミ・マーリンズを2連勝で下し、ディビジョンシリーズではアトランタ・ブレーブスを3勝1敗で下した。リーグチャンピオンシップシリーズではアリゾナ・ダイヤモンドバックスと対戦したが、第7戦で2-4で敗れ、ワールドシリーズ出場はならなかった[4]

11月3日にクレイグ・キンブレルマイケル・ローレンゼンアーロン・ノラリース・ホスキンスがFAとなった[5]

チーム成績

シーズン成績

チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
東地区
1 ボルチモア・オリオールズ 101 61 .623
2 タンパベイ・レイズ 99 63 .611 2.0
3 トロント・ブルージェイズ 89 73 .549 10.0
4 ニューヨーク・ヤンキース 82 80 .506 7.0
5 ボストン・レッドソックス 78 84 .481 4.0
中地区
1 ミネソタ・ツインズ 87 75 .537
2 デトロイト・タイガース 78 84 .481 9.0
3 クリーブランド・ガーディアンズ 76 86 .469 2.0
4 シカゴ・ホワイトソックス 61 101 .377 15.0
5 カンザスシティ・ロイヤルズ 56 106 .346 5.0
西地区
1 ヒューストン・アストロズ 90 72 .556
2 テキサス・レンジャーズ 90 72 .556 -
3 シアトル・マリナーズ 88 74 .543 2.0
4 ロサンゼルス・エンゼルス 73 89 .451 15.0
5 オークランド・アスレチックス 50 112 .309 23.0
チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
東地区
1 アトランタ・ブレーブス 104 58 .642
2 フィラデルフィア・フィリーズ 90 72 .556 14.0
3 マイアミ・マーリンズ 84 77 .522 5.5
4 ニューヨーク・メッツ 74 87 .460 10.0
5 ワシントン・ナショナルズ 71 91 .438 3.5
中地区
1 ミルウォーキー・ブルワーズ 92 70 .568
2 シカゴ・カブス 83 79 .512 9.0
3 シンシナティ・レッズ 82 80 .506 1.0
4 ピッツバーグ・パイレーツ 76 86 .469 6.0
5 セントルイス・カージナルス 71 91 .438 5.0
西地区
1 ロサンゼルス・ドジャース 100 62 .617
2 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 84 78 .515 16.0
3 サンディエゴ・パドレス 82 80 .506 2.0
4 サンフランシスコ・ジャイアンツ 79 83 .488 3.0
5 コロラド・ロッキーズ 59 103 .364 20.0

ワイルドカードチーム

ワイルドカードチーム
(上位3チームがポストシーズン進出)
勝率 ゲーム差
フィラデルフィア・フィリーズ 90 72 .556 +6
マイアミ・マーリンズ 84 77 .522
アリゾナ・ダイヤモンドバックス 84 78 .515 -
シカゴ・カブス 83 79 .512 1
シンシナティ・レッズ 82 80 .506 2
サンディエゴ・パドレス 82 80 .506 2
サンフランシスコ・ジャイアンツ 79 83 .488 5
ピッツバーグ・パイレーツ 76 86 .469 8
ニューヨーク・メッツ 74 87 .460 9
セントルイス・カージナルス 71 91 .438 13
ワシントン・ナショナルズ 71 91 .438 13
コロラド・ロッキーズ 59 103 .364 25

ポストシーズン

ワイルドカードシリーズ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月3日 第1試合 マイアミ・マーリンズ 1-4 フィラデルフィア・フィリーズ ターゲット・フィールド
10月4日 第2試合 マイアミ・マーリンズ 1-7 フィラデルフィア・フィリーズ
ディビジョンシリーズ進出
ディビジョンシリーズ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月8日 第1試合 フィラデルフィア・フィリーズ 3-0 アトランタ・ブレーブス トゥルーイスト・パーク
10月9日 第2試合 フィラデルフィア・フィリーズ 4-5 アトランタ・ブレーブス
10月11日 第3試合 アトランタ・ブレーブス 2-10 フィラデルフィア・フィリーズ シチズンズ・バンク・パーク
10月12日 第4試合 アトランタ・ブレーブス 1-3 フィラデルフィア・フィリーズ
リーグチャンピオンシップシリーズ進出
リーグチャンピオンシップシリーズ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月16日 第1試合 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 3-5 フィラデルフィア・フィリーズ シチズンズ・バンク・パーク
10月17日 第2試合 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 0-10 フィラデルフィア・フィリーズ
10月19日 第3試合 フィラデルフィア・フィリーズ 1-2x アリゾナ・ダイヤモンドバックス チェイス・フィールド
10月20日 第4試合 フィラデルフィア・フィリーズ 5-6 アリゾナ・ダイヤモンドバックス
10月21日 第5試合 フィラデルフィア・フィリーズ 6-1 アリゾナ・ダイヤモンドバックス
10月23日 第6試合 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 5-1 フィラデルフィア・フィリーズ シチズンズ・バンク・パーク
10月24日 第7試合 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 4-2 フィラデルフィア・フィリーズ
リーグチャンピオンシップシリーズ敗退

先発変遷

打順 開幕戦 5月1日 6月1日 7月1日 8月1日 9月1日
1 ターナー SS ストット 2B ストット 2B シュワーバー LF シュワーバー DH シュワーバー DH
2 シュワーバー DH ターナー DH ターナー SS ターナー SS ボーム 3B ターナー SS
3 リアルミュート C シュワーバー LF ハーパー DH カステヤノス RF ハーパー 1B ハーパー 1B
4 ホール 1B カステヤノス RF カステヤノス RF ハーパー DH カステヤノス RF カステヤノス RF
5 カステヤノス RF マーシュ CF シュワーバー LF リアルミュート C ストット 2B ストット 2B
6 ストット 2B リアルミュート C マーシュ CF ハリソン 2B ターナー SS ボーム 3B
7 ボーム 3B ボーム 3B クレメンス 1B ボーム 1B マーシュ LF リアルミュート C
8 ケイブ LF クレメンス 1B ソーサ 3B ソーサ 3B スタッブス C マーシュ CF
9 マーシュ CF ソーサ SS スタッブス C パチェ CF ロハス CF ケイブ LF
ノラ P ウォーカー P ウォーカー P ウィーラー P スアレス P ウィーラー P

入団・再契約

オフシーズン・開幕前

入団
日付 背番号 選手名 ポジション 前所属 出典
2022年12月5日 7 トレイ・ターナー 内野手 ロサンゼルス・ドジャース(FA) [6]
2022年12月6日 99 タイフアン・ウォーカー 投手 ニューヨーク・メッツ(FA) [7]
2022年12月9日 25 マット・ストラム 投手 ボストン・レッドソックス(FA) [8]
2023年1月7日 コディ・クレメンス 内野手 デトロイト・タイガース(トレード) [9]
30 グレゴリー・ソト 投手
2023年1月9日 30 ユニオル・マルテ 投手 サンフランシスコ・ジャイアンツ(トレード) [10]
2023年1月31日 2 ジョシュ・ハリソン 内野手 シカゴ・ホワイトソックス(FA) [11]

  1. ^ “フィリーズがトムソン監督代行と正式に監督として24年まで契約延長 球団11年ぶりPS進出”. 日刊スポーツ. (2022年10月11日). https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202210110000102.html 2023年2月16日閲覧。 
  2. ^ “MLB 来季から新ルール導入 投球間の時間制限、ベースの拡大、シフトの制限”. スポニチアネックス. (2022年9月10日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/09/10/kiji/20220910s00001007187000c.html 2023年2月16日閲覧。 
  3. ^ “MLBが一部ルール変更 タイブレーク今季も継続、野手の登板は厳格化”. 日刊スポーツ. (2023年2月14日). https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202302140000046.html 2023年2月16日閲覧。 
  4. ^ “フィリーズ 本拠地でまさかの連敗を喫して敗退 昨年に続くWS進出ならず”. 日刊スポーツ. (2023年10月25日). https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202310250000285.html 2024年2月6日閲覧。 
  5. ^ 130 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (2023年11月3日). 2024年2月6日閲覧。
  6. ^ トレイ・ターナー フィリーズと11年総額3億ドルで合意”. スポニチアネックス (2022年12月6日). 2023年2月16日閲覧。
  7. ^ フィリーズがメッツFAのウォーカー獲得 4年101億円で合意とMLB公式 今季12勝5敗”. 日刊スポーツ (2022年12月7日). 2023年2月16日閲覧。
  8. ^ フィリーズが救援左腕ストーラムを獲得、今季レッドソックスで4勝 今オフ3人目のFA契約”. 日刊スポーツ (2022年12月10日). 2023年2月16日閲覧。
  9. ^ “フィリーズ、タイガースから救援左腕グレゴリー・ソトとロジャー・クレメンス氏の息子コディ獲得”. 日刊スポーツ. (2023年1月8日). https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202301080000014.html 2023年2月16日閲覧。 
  10. ^ “フィリーズが投手陣補強、ジャイアンツのマルテ獲得 米メディア報道”. 日刊スポーツ. (2023年1月10日). https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202301100000211.html 2023年2月16日閲覧。 
  11. ^ “フィリーズ、オールスター2回選出のFAハリソンと1年契約で合意 エージェント会社が発表”. 日刊スポーツ. (2023年1月30日). https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202301300000104.html 2023年2月16日閲覧。 
  12. ^ 4月7日に延期
  13. ^ 4月18日に延期
  14. ^ 6月8日に延期
  15. ^ 9月11日に延期
  16. ^ 8月8日に延期
  17. ^ 9月30日に延期


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