鳳谷五郎 (横綱)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/12/31 07:21 UTC 版)
エピソード
- 現役中から大酒飲みで知られ、ある時の巡業中に酒を飲んでいたら横綱土俵入りの時間となった。どうにか四股は踏んだものの、せり上がる直前で尻餅を付いてしまい、露払いが慌てて助け起こして続行できたという。
- 1956年に没した後、名跡「宮城野」は遺言通り第43代横綱の吉葉山潤之輔に譲られた。
- 福ノ里牛之助は娘婿、元プロ野球選手の田中彰は曾孫に当たり、滝田栄は姪孫（兄の孫）にあたる。
- 同じ千葉県出身の歌人古泉千樫は、歌集『青牛集』に「鳳のあざやけき勝をよろこびて角力がたりにふけりけらしも」という歌を残している。
主な成績
- 幕内成績：108勝49敗7分8預68休 勝率.688
- 横綱成績：35勝24敗1分1預49休 勝率.593
- 大関成績：36勝4敗2分1預7休 勝率.900
- 現役在位：35場所
- 幕内在位：24場所
- 横綱在位：11場所
- 大関在位：5場所
- 三役在位：4場所（関脇2場所、小結2場所）
- 幕内最高優勝：2回（1913年1月場所、1915年1月場所（全勝））
場所別成績
| 春場所 | 夏場所 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1903年 （明治36年） |
x | 西序ノ口45枚目 – |
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| 1904年 （明治37年） |
東序ノ口2枚目 – |
西序二段50枚目 – |
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| 1905年 （明治38年） |
西序二段24枚目 – |
西序二段8枚目 – |
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| 1906年 （明治39年） |
東三段目23枚目 – |
東幕下42枚目 – |
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| 1907年 （明治40年） |
西幕下26枚目 – |
西幕下33枚目 – |
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| 1908年 （明治41年） |
西幕下11枚目 – |
東十両5枚目 6–0 (1引分)(1預) |
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| 1909年 （明治42年） |
西前頭10枚目 4–3–1 (2預) |
西前頭2枚目 7–2 (1引分) |
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| 1910年 （明治43年） |
西関脇 2–6 (2預) |
西前頭3枚目 5–3–1 (1預) |
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| 1911年 （明治44年） |
西小結 0–3–6 (1預) |
西前頭6枚目 5–1–3 (1預) |
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| 1912年 （明治45年） |
東小結 6–2–1 (1預) |
西関脇 7–1 (2引分) |
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| 1913年 （大正2年） |
西大関 7–0–1 (1引分)(1預) |
東大関 8–1 (1引分) |
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| 1914年 （大正3年） |
東大関 8–2 |
西大関 3–1–6 |
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| 1915年 （大正4年） |
西大関 10–0 |
西張出横綱 2–2–6 |
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| 1916年 （大正5年） |
西張出横綱 6–3 (1引分) |
西張出横綱 0–0–10 |
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| 1917年 （大正6年） |
東張出横綱 8–2 |
東張出横綱 3–2–5[4] |
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| 1918年 （大正7年） |
西張出横綱 7–3 |
西横綱 0–1–9 |
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| 1919年 （大正8年） |
西横綱 3–1–5 (1預)[5] |
西横綱 3–6–1 |
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| 1920年 （大正9年） |
西横綱 3–4–3[6] |
東横綱 引退 0–0–10 |
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| 各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞：敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他：★=金星 番付階級：幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列：横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭（「#数字」は各位内の序列） |
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改名歴
- 大鳥 谷五郎（おおとり たにごろう）1903年5月場所 - 1907年5月場所
- 鳳 谷五郎（おおとり たにごろう）1908年1月場所 - 1920年5月場所
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