香雪園 香雪園の概要

香雪園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/13 19:59 UTC 版)

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香雪園(旧岩船氏庭園)
Kosetsuen (Old Iwafune Family's Garden)
園亭(数寄屋風書院造)と前庭(日本庭園)
所在地
座標 北緯41度47分37秒 東経140度48分10秒 / 北緯41.79361度 東経140.80278度 / 41.79361; 140.80278座標: 北緯41度47分37秒 東経140度48分10秒 / 北緯41.79361度 東経140.80278度 / 41.79361; 140.80278
面積 13.3ヘクタール[1]
運営者 函館市住宅土地施設公社(指定管理者
設備・遊具 園亭、、滝組、温室など
駐車場 あり
アクセス 函館空港から車で約10分[2]
函館駅から車で約30分[2]
函館港フェリーターミナルから車で約40分[2]
事務所 見晴公園緑のセンター
事務所所在地 北海道函館市見晴町56番地
公式サイト 見晴公園
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概要

行商から身を興して北海道内で有数の呉服商となった岩船峯次郎により、1898年明治31年)頃(一説には明治28年もある)温泉保養地として豪商の別荘が建ち並ぶようになった湯川地区に造成された[3]。香雪園という名は、大正時代に来函した浄土宗知恩院の貫主に「雪の中に梅香る園」という意味で名付けられたとされている[4]。岩船家は、商売繁盛の恩返しのため公衆トイレや芝生広場をつくって1927年昭和2年)から市民に無料開放した[4]1955年(昭和30年)になると市と岩船家の間で無償賃借契約を結び、隣接するゴルフ場を含めて都市計画決定した[4]1959年(昭和34年)には市が岩船家所有の土地を買収した[5]

13ヘクタールを超える園内には、書院造風の園亭や池などからなる純和風の園亭庭園区、渓流の滝組などが見事な景観を呈している渓流庭園区、さらに煉瓦造の温室と沈床式花壇などからなる西洋風の温室庭園区により構成されており[3]、各庭園区が空間を共有しあって景観を構成していることが特徴となっている[3]

2001年平成13年)に香雪園は国の「名勝」に指定され[6]、北海道内で唯一の国指定文化財庭園となった。

2009年(平成21年)から『はこだてMOMI-Gフェスタ』を開催しており、紅葉を楽しむことができる[7]

脚注

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参考資料


  1. ^ 国指定文化財”. 函館市の文化財一覧. 函館市. 2015年7月14日閲覧。
  2. ^ a b c 香雪園 (PDF)”. はこだてコンベンションガイド アフターコンベンション. 函館市. 2015年7月14日閲覧。
  3. ^ a b c 旧岩船氏庭園(香雪園).
  4. ^ a b c 見晴公園の歴史”. 函館市住宅都市施設公社. 2015年7月14日閲覧。
  5. ^ 香雪園 (PDF)”. はこだてコンベンションガイド アフターコンベンション. 函館市. 2015年7月14日閲覧。
  6. ^ 旧岩船氏庭園(香雪園) - 文化遺産オンライン文化庁
  7. ^ 月別観光ガイド「10月のイベント」 はこだてMOMI-Gフェスタ”. 函館市公式観光情報サイトはこぶら. 2015年7月14日閲覧。


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