諸兵科連合 諸兵科連合の概要

諸兵科連合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/05 07:50 UTC 版)

航空機の支援の下、前進する歩兵と戦車

諸兵科連合教義は、それぞれ一種類の兵士または一種類の武器体系のみからなる兵科部隊と対照をなす。

現代の軍隊で例えれば、機甲師団歩兵部隊・戦車部隊・砲兵部隊・工兵部隊・偵察部隊さらにヘリコプター部隊の混成からなり、単一の命令系統に組み込まれる。諸兵科連合部隊を構成する各種部隊はいずれも単一の兵科部隊であるが、編組する場合は最大の単位を基幹にして部隊を集中させる。また、状況が必要とした場合は更に他軍種から戦闘機爆撃機などの航空機艦艇による各種支援も実施される。諸兵科連合は均質性を維持する階梯以下にまで適用される場合もある。例えば、一時的に戦車中隊を歩兵大隊に配属させるなどがある。

規模別の事例

旅団・連隊規模
大隊規模
  • 大隊機動部隊/大隊タスクフォース(Battalion task force)
  • 大隊戦術群(ロシア語: Батальонная тактическая группа、英語: Battalion Tactical Group)
中隊規模
NATO兵科記号における友軍チームの記載例



機械化歩兵チーム[2] 機甲チーム[3] 歩兵・機甲連合チーム[4]

関連項目

参考文献

  • デービット・C・イスビー、林憲三:訳『ソ連地上軍 兵器と戦術の全て』原書房、1987年。
  • 高井三郎『現代軍事用語 解説と使い方』アリアドネ企画、2006年。
  • 『歴史群像アーカイブ vol.2 戦術入門』学習研究社、2008年。
  • 『歴史群像アーカイブ vol.3 現代戦術への道』学習研究社、2008年。

  1. ^ 陸上自衛隊第2師団長田中敏明陸将. “「統合戦闘力演習」を終えて”. 2010年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月10日閲覧。
  2. ^ B-GL-321-006/FP-001 Combat Team Operations (Interim). Ottawa: Canadian Armed Forces. (28 Oct 2003). https://www.scribd.com/document/24067652/B-GL-321-006-Combat-Team-Operations-Interim-2003 
  3. ^ B-GL-321-006/FP-001 Combat Team Operations (Interim). Ottawa: Canadian Armed Forces. (28 Oct 2003). https://www.scribd.com/document/24067652/B-GL-321-006-Combat-Team-Operations-Interim-2003 
  4. ^ APP-6C Joint Military Symbology. NATO. (May 2011). pp. 3-10, 3-50 - 3-51. オリジナルの2015-09-21時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150921231042/http://armawiki.zumorc.de/files/NATO/APP-6(C).pdf 


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