観葉植物 代表的な観葉植物

観葉植物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/15 03:49 UTC 版)

代表的な観葉植物

アイビーウコギ科
ツタ状に伸びる。緑色と斑の入った種類がある。
アジアンタム(ワラビ科)
イチョウの葉のような形の葉が多く出る。南日本の各地で野生化している。やや乾燥に弱い。
アレカヤシヤシ科
マダガスカル原産。大きな葉を出すので、ホテルのロビーなどによく置かれる。
インドゴムクワ科
インド・アッサム地方原産。厚くて丸い葉がよく知られている。やや乾燥に弱い。
オリヅルランユリ科
南アフリカ原産。ランナーを出しながら増え、子株のまわりに白い花が咲く。植物自体はかなり丈夫だが、乾燥するとすぐに葉先が枯れはじめるので、こまめな手入れが必要である。
サンセベリアリュウゼツラン科
本来はチトセラン属のラテン名Sansevieriaであるが、通常は学名Sansevieria trifasciataをいう。この植物はアフリカの乾燥地帯原産。和名はチトセラン。縞模様に斑が入った長い葉が次々にのびる品種がポピュラーで、これを「トラノオ」ということがある。乾燥にも日光不足にも強い。サンスベリアともいう。
シェフレラ(ウコギ科)
中国南部から台湾原産。「ホンコンカポック」という名前でよく知られ、店先や庭先などに多い観葉植物である。非常に丈夫で、南日本では外に植えても冬を越す。
スパティフィラムサトイモ科
中米原産。濃い緑色でつやのある葉、黄色の花、白い仏炎苞が特徴である。乾燥するとすぐに葉がしおれる。日光に当てると葉焼けしやすい。
ドラセナ(リュウゼツラン科)
アフリカ、アジア、アメリカに広く分布し、「リュウケツジュ」「アオワーネッキー」「幸福の木」など種類も多い。乾燥地帯の植物が多く、少々水やりをしなくても枯死しない。ドラセナの種類の中で、ドラセナ・サンデリアーナは「万年竹」、「ミリオンバンブー」とも呼ばれ挿し木を水にさすだけで根が出るため、非常に育てやすい。しかし寒さには弱い。
ネオレゲリア(パイナップル科
ブラジル原産。茎を中心にして長い葉が放射状に広がる。中心部にたまった水を吸収することができるため、水やりの際は土だけでなく茎の中心部にも水をやる方がよい。「フランドリア」「トリコロール(トリカラー)」などの品種がある。
パキラパンヤ科
中米原産で、「カイエンナッツ」ともいう。葉が輪になって生える。わりと丈夫だがすぐに背が高くなるので、小さな鉢植えは倒さないよう注意する必要がある。
ベンジャミンクワ科
東南アジア原産で、イチジクやインドゴムと近縁。白い樹皮に小さなつやのある葉が特徴。すっきりした外見が好まれるが、乾燥や日光不足に陥るとすぐに葉を落とす。
ポトス(サトイモ科)
ハート型の葉が美しい最もポピュラーな観葉植物のひとつ。ライム色や緑色、緑色に白い斑入りの種類がある。ツル状に成長するため支えとなるヘゴ棒などで誘引するほか、吊り鉢にすることも多い。各葉の付け根に根を持ってるため、2~3節くらいに切り分け水挿しにすると一ヶ月ほどで発根し新芽が出る。これを植えることで繁殖が可能。耐暗性、耐冷性も強く生命力はある。
モンステラ(サトイモ科)
中米原産。ツル植物で、大きな葉に穴や切れ目が入るため、怪物(モンスター)のようだとしてこの名がある。
レックスベゴニア(シュウカイドウ科)
ヒマラヤ山麓~東南アジア原産のBegonia rexを基にして他種との交配により出来上がった品種群の総称。一般に出回っているのはこの交配種である。花はあまり他のベゴニアと比べ注目されることは少ないが、比較的ベゴニアとしては珍しい黄色のものもある。
もちろん葉はそれ以上に目を引き、色は赤、黒、銀、緑などがいろんな組み合わせで一枚の葉の上に現れ、形も一般的な不対称のハート型から、巻貝のように渦を巻いたものや、葉柄の先で数枚の葉に分かれ、椰子を思わせるものがある。

  1. ^ a b c d e f g h 観葉植物シリーズ - 広島市植物公園(2021年8月12日閲覧)
  2. ^ a b c d e f 日本花普及センター編『フラワービジネスQ&A-花産業の基礎知識-』技報堂出版、1994年、52頁
  3. ^ a b 日本花普及センター編『フラワービジネスQ&A-花産業の基礎知識-』技報堂出版、1994年、43頁


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