西区 (さいたま市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 09:01 UTC 版)
地理
さいたま市の北西部に位置する。区名は、地理的に市域の西にあることによる。区の3分の1にあたる北西部に大宮台地指扇支台があり、主に畑として利用されている、残りの3分の2は荒川低地に位置し、主に田として利用されている。東部や川越線西大宮駅・指扇駅周辺は宅地化が進むが、その他の地区においてはのどかな田畑風景が広がっている。荒川左岸の河川区域に大字の飛地が大小多数存在しているが、これはかつて指扇領に属していた村々が領有していた入会地[1](草場)の名残である。
河川
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行。この時点で、現在の西区域には三橋村(下内野、三橋五丁目の全域、同六丁目の大部分)・日進村(上内野、西内野、宮前町の大部分)・指扇村・馬宮村・植水村が存在した。
- 1940年(昭和15年)11月3日 - 三橋村・日進村が大宮町・宮原村・大砂土村と合併し、大宮市が発足[2]。
- 1955年(昭和30年)1月1日 - 指扇村・馬宮村・植水村が大宮市に編入合併される[2]。
- 2001年(平成13年)5月1日 - 浦和市・大宮市・与野市の合併によりさいたま市が発足[3]。
- 2003年(平成15年)4月1日 - さいたま市が政令指定都市に移行したことに伴い、西区が発足[4]。
人口
- 2005年 - 82,342人
- 2010年 - 87,146人
- 2015年 - 87,156人
行政
- 西区役所
- 大宮西警察署
- さいたま市消防局西消防署
- 西遊馬出張所
- 西部文化センター
- さいたま市立馬宮図書館
- 関東運輸局 埼玉運輸支局
- 埼玉県自動車税事務所 大宮支所
交通
鉄道
バス・乗合タクシー
- 東武バスウエスト - 元々は東武鉄道の路線で、区内北部を中心に運行。1947年までに東武鉄道の子会社・東武自動車が統合した路線。
- 西武バス - もともとは旧西武鉄道・大宮線の廃止代替路線バスが母体。1946年国土計画興業(現・プリンスホテル)・西武鉄道関連のバス事業を統合して西武自動車(現・西武バス)が成立。現在は区内南部を中心に運行している。
- さいたま市コミュニティバス
- 西区コミュニティバス - 西武バス大宮営業所に運行委託
- 桜区コミュニティバス - 国際興業バス西浦和営業所に運行委託
- 市民医療センター - 市民医療センター入口間で西区に乗り入れる。
- さいたま市乗合タクシー
- 西区指扇地区乗合タクシー「あじさい号」 - 指扇交通に運行委託
道路
- 一般国道
- 県道
- 主要地方道
- 埼玉県道2号さいたま春日部線
- 埼玉県道56号さいたまふじみ野所沢線 - びん沼川に架かる船渡橋で富士見市と隣接
- 埼玉県道57号さいたま鴻巣線
- 一般県道
- ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』316頁。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』1420頁。
- ^ “さいたま市/市の歴史”. www.city.saitama.jp. 2020年4月30日閲覧。
- ^ “さいたま市/西区の沿革(西区略年表)”. www.city.saitama.jp. 2020年4月30日閲覧。
- ^ 文化財紹介 方墳大塚古墳 - さいたま市(2018年6月18日).2018年12月12日閲覧。
- ^ 西区内指定文化財一覧 (PDF) - さいたま市(2017年12月1日).2018年12月12日閲覧。
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