葉山町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/11 06:39 UTC 版)
地理
三浦半島の中部西側に位置し、海岸付近を除いては丘陵地が多い。西は相模湾に面し、北は逗子市、東と南は横須賀市に接する。地理的に横須賀三浦地域に分類されることが多いが、地元では「葉山」としての独立したイメージを持つ人が多い。
地元では鐙摺海岸を日本のヨットレース発祥の地と主張しており、付近には葉山マリーナなどのマリンスポーツ施設がある。森戸、一色、長者ヶ崎の海岸は首都圏有数の海水浴場としてにぎわい、江ノ島はもちろん晴れた日には天城山脈など伊豆半島の山々から遠く富士山まで望める。別荘地としても知られ海岸沿いには有名人、著名人の自宅や別荘などが多くある。
歴史
中世には長柄に鎌倉党長江氏が本拠を置いた。1887年頃から保養地として知られるようになり、1894年に皇室の別荘として町内の一色海岸に葉山御用邸がつくられると一躍その名を高めた。この御用邸で大正天皇が崩御し、昭和天皇が践祚した。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、三浦郡一色村・内村・上山口村・木古庭村・下山口村・長柄村の区域をもって葉山村が成立。
- 1925年(大正14年)1月1日 - 町制施行、葉山町となる。
- 1987年(昭和63年)4月6日 - 防災行政無線運用開始(当時の夕方のチャイムは「浜辺の歌」)。
人口
![]() | |||
葉山町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 葉山町の年齢・男女別人口分布(2005年) | ||
■紫色 ― 葉山町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | ||
葉山町(に相当する地域)の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
行政
歴代町長
特記なき場合「町の誕生・歴史」による[1]。
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|
初 | 伊東春義 | 明治22年5月7日 | 大正14年5月17日 | 葉山村長 |
2 | 鈴木幸次郎 | 大正14年11月5日 | 昭和4年12月16日 | 町制施行 |
3 | 小林章司 | 昭和5年12月2日 | 昭和18年12月7日 | |
4 | 川頼源蔵 | 昭和18年12月17日 | 昭和21年11月 7日 | |
5 | 亀井辰雄 | 昭和22年4月7日 | 昭和31年3月3日 | 以降公選 |
6 | 守屋光春 | 昭和31年3月26日 | 昭和40年1月31日 | 第8代葉山町長・守屋大光の父 |
7 | 田中富 | 昭和40年2月14日 | 平成5年2月13日 | |
8 | 守屋大光 | 平成5年2月14日 | 平成19年12月23日 | |
9 | 森英二 | 平成20年1月20日 | 平成24年1月19日 | |
10 | 山梨崇仁 | 平成24年1月20日 | 現職 |
- ^ “町の誕生・歴史”. 葉山町 (2018年3月15日). 2021年8月24日閲覧。
- ^ https://www.keikyu.co.jp/visit/otoku/otoku_hayamagirl/ 京浜急行電鉄葉山女子旅きっぷ
- ^ https://www.shonan-village.co.jp/ 湘南国際村センター
- ^ “【ぐるっと首都圏】神奈川・葉山牛/甘さ、深み、とろける食感 ご飯が生む幻の「肉」”. 『毎日新聞』朝刊. (2017年7月24日)
- ^ a b c d e f 『葉山町の歴史とくらし』葉山町、2015年、250頁。
- ^ a b c d e 『葉山町の歴史とくらし』葉山町、2015年、251頁。
固有名詞の分類
- 葉山町のページへのリンク