紀元前10世紀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/09 15:38 UTC 版)
伝説のできごと
- 紀元前10世紀 - 周の穆王が征西の際に神々が住むとされた崑崙山に立ち寄って西王母に会い、後に王に従って西王母が入朝した(『穆天子伝』)。
- 紀元前10世紀 - 周の穆王に仕えた侍童(菊慈童)が罪あって南陽郡の酈県に流され、その地で菊の露を飲み不老不死の仙童となったという[† 1]。
- 紀元前10世紀 - エチオピアの女王マケダ(シバの女王)はソロモンの知恵の噂を聞き、その支配下のエルサレムを訪問。その滞在中に二人は結ばれ、帰国した女王は一人息子バイナ・レフケム(通称はメネリク1世)を生んだ。このソロモン王の血を引いた人物から始まるエチオピアの王朝がソロモン朝である(『ケブラ・ナガスト』)。
- 紀元前10世紀 - ソロモンがエルサレム神殿(ソロモン神殿)を築いた時、旧約聖書の記述では近隣のティルス(ツロ)王であるヒラムが木材や建築技術者を派遣し支援したという。しかしヒラム自らが建築家の棟梁であったという説があり、配下にあった建築家集団を「親方」「職人」「徒弟」からなる集団に分け、それぞれに秘密の合言葉や符牒を定めて仕事に当たらせたという。このことが起源となって成立したのが秘密結社で名高いフリーメイソンである(フリーメイソンのヒラム起原伝説)。
人物
ギリシア
オリエント
- ダヴィデ - 古代イスラエル王(在位前1000年頃 - 前962年頃)
- ソロモン - 古代イスラエル王(在位前971年頃 - 前931年頃)
- ビルキス(バルキス) - シバの女王(イエメン説)(ソロモン王と同世代)
- マケダ(マーキダ) - シバの女王(エチオピア説)(ソロモン王と同世代)
- ヒラム - ティルスの王(在位前980年頃 - 前947年頃)・ソロモンの協力者
- レハブアム - ユダ王国の初代の王(在位前922年 - 前915年)・ソロモンの子
- ヤロブアム1世 - イスラエル王国の初代の王(在位前922年 - 前901年)
- プスセンネス1世 - エジプト第21王朝の王(在位前1039年頃 - 前991年頃)
- プスセンネス2世 - エジプト第21王朝の王(在位前959年頃 - 前945年頃)
- シェションク1世 - エジプト第22王朝の王(在位前945年頃 - 前922年頃)
- ゾロアスター - イランの宗教家(前10世紀説から前6世紀説まである)
大陸(現在の中国)
- 康王(? - 前993年?) - 周王朝第3代王(在位前1002年? - 前993年?)
- 昭王(? - 前985年?) - 周王朝第4代王(在位前993年? - 前985年?)
- 穆王(? - 前940年?) - 周王朝第5代王(在位前985年? - 前940年?)
- 共王(? - 前903年?) - 周王朝第6代王(在位前940年? - 前903年?)
技術・社会
- 1 紀元前10世紀とは
- 2 紀元前10世紀の概要
- 3 出来事
- 4 伝説のできごと
- 5 脚注
- 紀元前10世紀のページへのリンク