笠森寺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/26 14:25 UTC 版)
文化財
重要文化財
- 観音堂(階段及び踊場を含む) - 安土桃山時代の建立。四方懸造、桁行五間、梁間四間、一重、寄棟造、銅板葺。1908年(明治41年)8月1日旧国宝指定。1950年(昭和25年)国指定重要文化財指定。1958年(昭和33年)10月から1960年(昭和35年)12月にかけて全解体復原大修理を実施。土台となる大岩の表面をコンクリートで固め、防災設備を施したほかは建設当初の姿に戻された。
- 鋳銅唐草文釣燈籠 2基 - 室町時代の作品。1959年(昭和34年)6月27日指定。
天然記念物(国指定)
- 笠森寺自然林 - 延暦年間、笠森寺草創当時より禁伐林として保護されてきたと伝えられる暖帯林の残存林である。高木層はスダジイを主体とし、イチイガシ・アカガシよりなる。サカキ・アラカシが混入している。低木層には、これらの幼樹のほかネズミモチ・ヒサカキ・イズセンリョウなどが加わって繁茂し、このため林床はシダ植物に富みコバノカナワラビ・ホソバカナワラビ・ヘラシダ等の群落が多い。以上のように自然がよく保たれているため、イタチ・アナグマ・リスなどの獣類、フクロウ・コノハヅク・アカゲラ・ハイタカなどの鳥類やヒメハルゼミなどの昆虫もみられ、関東地方の残存林として特徴的である。1970年(昭和45年)1月23日指定。
交通アクセス
- 鉄道
- 自動車
- 首都圏中央連絡自動車道 茂原長南ICより約7分(約5km)
拝観料・拝観時間
- 拝観料: 大人300円 小人100円
- 拝観時間: 4月〜9月 8:00〜16:30、10月〜3月 8:00〜16:00(雨天は閉堂)
前後の札所
- 笠森寺のページへのリンク