砂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 01:51 UTC 版)
分類
地質学の分野においては、砂は粒度、構成鉱物、円摩度、成因、堆積環境等で分類される。
粒径による分類では、以下のように細かく分けられる。粗砂(2 mm - 0.2 mm)と細砂(0.2 mm - 0.02 mm)に分ける場合もある。
名称 | 英名 | 粒径 |
極粗粒砂 | very coarse sand | 2 mm - 1 mm |
粗粒砂 | coarse sand | 1 mm - 1/2 mm (1,000 µm - 500 µm) |
中粒砂 | medium sand | 1/2 mm - 1/4 mm (500 µm - 250 µm) |
細粒砂 | fine sand | 1/4 mm - 1/8 mm (250 µm - 125 µm) |
極細粒砂 | very fine sand | 1/8 mm - 1/16 mm (125 µm - 62.5 µm) |
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粗粒砂
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中粒砂
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細粒砂
構成鉱物による分類では、主に石英、長石、岩片、有色鉱物に着目して行われる(石英砂など)。構成鉱物の比率は、砂の供給源となった母岩を推定する上で重要な手がかりとなる。量的に最も多いのは石英で、次に炭酸カルシウム (サンゴ・貝の破片等)である。
山砂や川砂、火山砂など、堆積環境や成因に着目した分類も行われる。
砂による地形
- 砂漠 - 砂が広がり植物が極端に少ない地形。世界的に見れば砂より岩石や礫が多い。
- 砂浜 - 砂の堆積する海岸。サンゴ礁などに見られる砂浜などはサンゴの破砕物である。
- 砂丘 - 砂が丘状に堆積する地形。
- 砂嘴 - 砂が海に堆積してできる、くちばし型の地形。
- 砂州 - 砂が海に細長く堆積して出来る地形。
主な利用法
- コンクリートなどの原料(細骨材)として用いられる。
- 粘着式鉄道では砂撒き装置などを用いて空転や滑走を防止する。
- 道路や歩道では凍結面に散布して滑り止め(摩擦の増加)に用いられる。
- アルコール類の火災発生時に、窒息消火法による消火に使う。ただしかなりの量をかける必要がある。
- 砂場や砂浜などで砂遊びをする。
- 砂時計の中で使われる。
- 芸術作品の素材とされることがある(砂絵・サンドアート・サンドパフォーマンス・砂アニメ)。
砂と同じ種類の言葉
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