異節上目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/29 06:21 UTC 版)
分布
異節類は、いずれも中南米に分布している。オーストラリアと同じく長らく孤立した島大陸であった南米(新熱帯区)では、独特の動物群が発展した。その代表的なものが異節類である。ココノオビアルマジロは、すでにリオ・グランデ川を越えてアメリカ合衆国まで進出しており、現在も分布域を北方に広げつつある。
脚注
関連項目
- ツチブタ - 旧「貧歯目」。
- センザンコウ - 旧「貧歯目」。
- 後獣下綱、有袋類 - 南アメリカで繁栄した生物。現在オポッサムなど僅かなグループが南北アメリカに生息。また、オーストラリア大陸に生息するグループには、アリクイと収斂したフクロアリクイが存在する。
- 午蹄中目 - 南アメリカに生息していた有蹄類。絶滅群。
参考文献
- 遠藤秀紀、2002、『哺乳類の進化』、東京大学出版会 ISBN 978-4-13-060182-5 pp. 71 - 73, 121 - 125頁
- 遠藤秀紀、2006、『解剖男』、講談社現代新書 ISBN 4-06-149828-2 pp. 96 - 100頁
- エドウィン・ハリス・コルバート、田隅本生、2004、『脊椎動物の進化』原著第5版、築地書房 ISBN 4-8067-1295-7 pp. 325 - 329頁
- 富田幸光、伊藤丙雄・岡本泰子(イラスト)、2011、『絶滅哺乳類図鑑』新版、丸善 ISBN 978-4-621-08290-4 pp. 237 - 245頁
- 長谷川政美、2011、『新図説 動物の起源と進化:書き換えられた系統樹』、八坂書房 ISBN 978-4-89694-971-1 pp. 30 - 35頁
- 今泉忠明、日本ネコ科動物研究所編(編)、1995、『絶滅巨大獣の百科』、データハウス〈動物百科〉 ISBN 4-88718-315-1 pp. 133 - 135頁
- ^ a b c d e f 『絶滅哺乳類図鑑』237頁
- ^ 『哺乳類の進化』71頁
- ^ a b c d 『哺乳類の進化』72頁
- ^ a b c 『絶滅哺乳類図鑑』241頁
- ^ a b 『絶滅巨大獣の百科』135頁
- ^ a b 『動物の起源と進化』32、35頁
- ^ a b 『解剖男』99頁
- ^ 『哺乳類の進化』72 - 73頁
- ^ 『脊椎動物の進化』325頁
- ^ 『脊椎動物の進化』327頁
- ^ 文部省・日本動物学会編「動物分類名」『学術用語集 動物学編(増訂版)』丸善、1988年、1060-1100頁。
- ^ 『脊椎動物の進化』329頁
- ^ 『哺乳類の進化』122 - 123頁
- ^ 祖先に異なるSINE配列を持った複数のグループが存在した事。通常はこの状態は長続きせず、いずれ一つの配列パターンに落ち着く。
- ^ 『ありえない!? 生物進化論』82 - 86頁
- ^ 『動物の起源と進化』49 - 51頁
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